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油断大敵!

暁 舞です!

何事もなければいいのですが。

朝が早い。こんなにも朝が来るのが嫌な日はない、妹が隣で寝ている、こんな事は滅多にないため1秒でも長く一緒に寝ていたいのだ。

しかし、アラームは鳴り響く、

俺の今残っている家族は、妹しか居ないため起こしてくれる人がいないのだ。

両親共々、事故で亡くなり今は2人なのだ。

俺が姫雛を守ってあげないと、姫雛はもう守ってくれる家族が、俺しかいない。

そんなことを思っていると姫雛が起きた。

「お兄ちゃん、おはよう」

とても眠そうな顔でこちらを見てくる。

とても可愛らしい、こんなにも素晴らしい妹を持ててお兄ちゃんはとても興奮している。

「おはよう姫雛」


一日でも多く姫雛と喋るのが、俺が生きる理由だといつも自分に言い聞かせている。

「早く顔を洗って来てくださいお嬢様」


「お兄ちゃん連れて行って」


ズキュン、妹の言葉が心臓に刺さった (いい意味で)

「これは、いきなりのハッピーイベントだな」

「じゃあ一緒に行くか」


「うん」


妹と一緒に顔を洗いに行った。妹の肌は柔らかくぷにぷにしている。

「ブヒャー!」


「ブヒャー?どうしたの、お兄ちゃん?」


「いや、何でもないよ」

ついつい妹の柔肌を触って声が出てしまった。「幸せってこれなんだな。」


顔も洗い、着替えもして、パンも食べて、

準備は万端だ、

「妹よ、今日も一緒に途中まで行かないか?」


「良いよ!でも友達も居るから三人で行こうね」


「OK!」

友達って女の子の友達だろう。妹より可愛いはずが無いから大丈夫だとして、どれ位可愛いか見てあげるとしますか。


ピンポーン。


「お兄ちゃんが出るよ」


「はーい。どちら様ですか?」

ドアを開けると見覚えのある背が小さい子がいた。

「おはようございます、お兄さん」

げげっ

「松岡くんじゃないかー、姫雛と一緒に行く友達って君かい?」


「はい!そうですけど」


てっきり来るのが女の子かと思ったよ。

(お前が来るなんて予想つくかーーーーー!)


「なんか、すいません」


「いやいや、謝ることないよ。勝手に誤解したのはこっちだし」


「姫雛ー、松岡くん来たぞー。」


「松岡くん、おはよう、」ニコッ


「姫雛ちゃん、おはよう」ニコッ


(なんだこの二人揃ってのニコッはーーーーー!)


「姫雛、松岡くんと2人で学校行ってきな。 お兄ちゃんは、家で少し用事があったこと忘れてたからそれを、片付けたら行くよ」


「うん、分かった。お兄ちゃん行ってくるねー」


(あっさりーーーー!?)


「では、お兄さん行ってきます。」


「う、うん。行ってらっしゃい」

そうして扉は閉じた。

「はぁ、送り出して良かったのだろうか、」


「まぁ、1日ぐらい様子を見るか。」


時が過ぎ。夕方、姫雛が帰ってきた。

何やら、顔が赤い。まさか、流石に俺が見ていない半日の間に告白とかあるはずが無い。


姫雛に、「何でそんなに顔が赤いんだ?」


「松岡くんに告白されちゃった。」ドキッ


「えっ?はあぁぁぁぁぁぁぁ!?」


「なんて返事したの?」


「OKしたよ!」

そんな馬鹿なありえない、普通の松岡くんが告白をするなんて、そんな現実認めない。

過去に戻ってやり直さなきゃ。


『阻止!!』


「どうされました?」

いきなり出てきた、ある意味心臓に悪い。阻止って言った瞬間話しかけられるから。

「昨日の夜中に戻してくれ。姫雛と一緒に寝てた時間に、」


「かしこまりました」


「そうそう、言い忘れていたことが一つあるのですが。」


「何?」


「妹さんが朝と同じ様な事を言わない可能性があるのでご注意ください。昨日に戻るからと言って全てが同じと言うことは無いのです。」


「分かったよ」


「それでは、行きます」


そして俺の目の前はまた真っ暗になった。


目が覚めると夜中の11時59分

「昨日って言っても1分過ぎれば昨日も今日も変わらないな。」


妹の顔をみる。いつもと同じで可愛らしい。

寝顔は特にたまらん、

朝になったら、松岡くんと姫雛と3人で行こう。今回は躊躇しないぞ。

ずっと監視するからな。

松岡見てろよー!告白なんてさせない。

俺の妹を誰にも奪われてたまるか!



4話は前後半あります。

お楽しみにー

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