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ゼントアク  作者: クル
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第1章:生き返りをかけたゲーム    序章:この世界で最も人を殺した少女    2話:死をもたらす神

明菜麻耶 ―メイナマヤ―

元ヤンキー

交通事故で下半身不随になる

両親が“白い死神”を神として崇める新興宗教“法の破壊者”の信者

自分の事故の真実を両親から聞いており自分から足を奪った相手を探していた

死因:事故死


 「夜の学校。不気味な気配を感じるここが試練№001“777(ななひゃくななじゅうなな)不思議”の舞台になる。」

サタンが私たちのナビゲーターとしてつけてくれた使い魔“ちびサタン”は自慢げに私たちに話しかける。

「夜の学校か。雰囲気あるな…」

そういう麻耶は暗がりでもわかるほど真っ青になっていた。

それを見てちびサタンはにやにやして話しかける

「あれあれ~。麻耶ちゃん怖いのかな~。」

「な…」と言いながら恥ずかしくなったのか顔を真っ赤にして直後に腰に手を当てた。

「私がこの程度で怖がる分けねーじゃねーか!大体幽霊でも居るわけじゃねえし」

麻耶の返答にちびサタンは不気味なニヤ付きをした。

「この試練は777(ななひゃくななじゅうなな)不思議ですよ~。幽霊程度じゃないですよ~」

あからさまに固まる麻耶。

瞬間殺意を感じ、私は神刀「天水分神 ―アメノミクマリノカミ―」を抜いた。殺意を感じたということは

敵である。

「今のはプレイヤーの専用武器、スナイパーライフル「ホークアイ」による銃撃ですね。射程距離は5キロともいわれる代物をよくとらえましたね。」

ちびサタンは私に関心を寄せているがおそらくこいつは初めから気が付いていたのだろう。おおよそ目的は私たちの実力を測るため。

「麻耶、敵襲!身構えろ!」

麻耶はあまりの出来事に動揺して“打ち払い十手「土蜘蛛」”を抜くのが遅れた。

麻耶の背後から鞭が飛んでくるのが見えた私は天水分神でそれをはじくが同時に右わき腹に衝撃が走りその場に倒れた。





見事な戦略。としか言いようがなかった。

「女だけのペアなんてあるんだな~」

背後から襲ってきた男は精液臭い男だった。少し遅れて闇の中から現れた白服の男は童貞臭かった。

「こ、これでよかったんですか?女の子二人をこんな風にして。」

「これだから童貞はよう。こんな何やってもありの世界だぜ、女子見かけたらレイプしなきゃ失礼だろうがよ!」

そう言って私を仰向けにして上着を乱暴に脱がし始めた

「い、いくら死なないからってそれはあんまりじゃ。」

すると私を脱がせている手を休めて鞭で彼を打ち始めた。

「てめえは黙ってそっちの茶髪でセックスしてりゃいいんだよ!俺はこっちの白髪女から先にやるからよ!」

スナイパーの彼は涙目になりながら両手両足を打たれて身動きの取れない麻耶の服を脱がし始める。

私はニヤリと笑い、レイプ男の顔を見る

「おい、上玉の癖しやがって何笑ってやがる。」

そう言い、なめ始めるそいつは気持ち悪かった。



「君は本当にツマラナイ人間だ」




私が目覚めると目の前で男が長い銃を私の向こう側に向かって撃っていた。

「ば、バケモノ…バケモノ!」

すると彼の撃っていた銃は突如五等分に切断され後ろ手をついて失禁する。

私は恐る恐る彼の撃っていた方を見ると何個かの肉片とその中心に立つ長ドスを持ち白い綺麗な長い髪をした女性が立っていた。


長ドスの刀身が液化して瞬時に私の背後に飛び、聞き覚えのある声の断末魔と共に包丁で肉を切った時の独特の音が響き、死の恐怖が体を支配した。


神刀「天水分神 ―アメノミクマリノカミ―」

羽黒鷹の専用武器。

刀身を水に変えて自在に操ることができる

あらゆる水分を吸収することができ吸収した分だけ水の絶対量が増える


打ち払い十手「土蜘蛛」

明菜麻耶専用武器。

土蜘蛛本体の重さを自由に変えることが可能

麻耶の膂力の強化


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