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詩集「七夜詩篇」

凍気

作者: 詩月 七夜

斬るような冬の冷気の中に

その身を置いたことはあるか


風が刃の如く凍み入り肌が裂けるような夜に

その身を晒したことはあるか


激情が無言に変わり

安堵が静寂へと凍りつく


そんな生命の持つ温もり全てを否定する

厳格な凍気の中で

わたしはヒトとして在らねばならぬ

魂という炎を絶やさずに

それを掲げて歩き行かねばならぬ

己が心音に希望を見出し

目映い朝日を見つめるまでは

ただひたすらに進まねばならぬ


そう わたしはヒトである限り

あらゆる凍気に負けてはならぬ


ならぬのだ

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― 新着の感想 ―
[良い点] 何かを決心し、前を向こうとしている詩だと思いました。 もしかしたら、弱い心に着ける鎧、みたいな言葉かもしれません。 凍気に会って燃えるものを感じました。 [一言] 読ませていただきありがと…
[良い点] うおー! 詩を知らない私でもこの詩の良さが分かります! 感嘆符なんてないのに、なんて激しく叫んでいるようなんでしょう! かっちょいいです! まさに押し寄せる激情! [気になる点] この作品…
[良い点] とても力強い詩ですね。 言い聞かせながら進んでいる感じ。 同時に、みんなもそうあろうぜ、と呼びかけられてるような気分になります。
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