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6)新入生歓迎会2

前書き


どうも皆さんコームというものです。


リレー小説、というか企画自体初めて参加したのですが楽しんでいただけたら嬉しいです。


「お、来たねたっちー。調子はどうだい?」




 新入生歓迎会当日の昼休み、特別教室に呼び出された俺をそんな星宮先輩の声が出迎える。


 ちなみに教室には星宮先輩以外にも会長や副会長、それに烏姉妹の二人もいる。




「そうですね……とりあえずめちゃくちゃ眠いです……」




 俺は星宮先輩の質問に眠気の原因となった二人の方を軽く睨みながら答える……が、とうの二人は、




「あらあら、たっちーは寝不足らしいよ、お姉ちゃん」


「らしいね、ちゃんと睡眠とらないとダメだよね、妹ちゃん」


「そうだよね~、睡眠不足はお肌にも悪いもんね~」




 と、俺の非難のまなざしなど意にも介さずに二人で楽しげに笑っている。


 ……というかこの二人も俺と同じくらいの時間しか寝てないはずなのにずいぶん元気だな……


 そんな俺達を見ていた星宮先輩は面白そうに笑いながら




「そうだぞたっちー。きちんと睡眠をとらないから入学式と時のようになるんだぞ?」


「その話はもういいです!」


 くそう……何であの時の俺は立ちながら寝るなんてことをしてしまったんだ……。過去に戻れるものなら今から戻ってはったおしてやりたい……


 そんな風に頭を抱える俺のことを見てもう一度面白そうに笑った星宮先輩は改めて本題に入る。




「さて、今日みんなに集まってもらったのは言うまでもなくわかっているだろうが新入生歓迎会について事前確認をするためだ。といっても、確認することはそんなに多くはないけどね、しいて言えばたっちーのスピーチについてなんだが……まあ、問題ないか」


「え、そんな適当でいいんですか……?」


「もちろんさ、私はたっちーを信頼しているからね」


「信頼されるような要素なかった気がするんですけど?」


「というか烏姉妹に確認をとったからね」


「ちゃんと昨日缶詰にして書いてもらいましたよ~」


「……まあ、そんなことだろうとは思いましたけどね」


「そんなすねないでくれ、信頼しているといったのも嘘じゃないさ」




 その後星宮先輩は会長、副会長といくつか確認作業を済ませる。


そして、勢いよく椅子から立ち上がると


「それじゃあ行こうか!新入生に満足してもらえるような面白おかしい歓迎会にしようじゃないか!」




 そう胸を張り大きな声で言い放ち歓迎会の会場である体育館へと歩き出す。


 俺はその後ろをこれから始まる歓迎会を緊張しながらついて歩くのだった。



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