表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/14

5)トイレ襲撃

はーい、いつもニコニコ暴走気味で頭がイカれ始めた東西路ちゃんです!



とりあえず、裏生徒会の人を増やしてみた。

見てね!


 さて、俺は現在、トイレに引きこもっていた。

 昼休みを全て使い切る。


「(とは、言ったものの……)」


 正直、スゴく緊張していた。

 あのボランティアの代表としての仕事を受けてしまった自分が悲しい。

 そして、今ここに……正確には目の前の扉越しから感じる何かに怯えていた。


「あっれー? たっちーさん、此処に居たはずなんだけどな~♪」

「……」

(からす)先輩……。此処、男子トイレですよ?」


 修也! そこに来るなよ!

 てか、烏先輩って誰だよ、男子トイレに来てるってどういうことなんだよ!?


「景里会長から、……逃げないように見張れって言われたんですよぉ♪ 夜蛇(やだ)お姉ちゃんはちなみに窓にいまーす」

「夜蛇先輩……何者なんだよ」

「烏姉妹を知らないから言ってあげる! 私達、烏姉妹は裏生徒会の実力行使部隊なの! と言っても、依頼して許諾得たのに仕事を全うしない奴に対して実力行使するだけで、他は優しいから!」


 と、そこに窓にいる夜蛇先輩が俺のいるであろう個室に向かって石(ちょっと小さい)を投げてきた。


「うぉあっ!? ちょ、石……」

「お姉ちゃんスゴーい♪ でも、これ……中庭のレンガを砕いたよね?」

「ごめんなさい」


 扉を思わず開けていたことに気付いた俺は即座に閉めようとしたが、踏ん張っている様子の無い蒼子先輩が人指し指で止めて原稿用紙を突き付けた。


「本番明日ですので、たっちーさん、今日中にふぁいてぃんですねwwww」

「妹ちゃん、大丈夫?wwww」


 こうして、裏生徒会の実力行使部隊(自称)の烏姉妹にネタ構築を許されずに夜中に書いていた。

 完成した奴はすぐに何処からともなく登場した蒼子先輩がかっさらい、全てが終わった時には3時を過ぎていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ