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僕と神子の異世界物語  作者: ラル
現代から異世界、最初の街と人との出会い
6/15

カレラさんの正体

「ちょ…、ちょっとまってくださいよ。カレラさん、何者ですか?」

こんな王城に用があるとかどんなお偉いさんなんだ…?


「私か?私は王宮直属の武器職人だぞ。逆に、私がおまえに聞きたいよ。」

王宮直属…。充分すげぇじゃねぇか…。

「あ、そうだ。お前よ、なんでMPがあんなにあったのにMP不足になってたんだ?」

え…。なんでっていわれてもなぁ?

『それは、私が制限したからよ。』

え、なんで制限したんだよ!

『だって君、街にたどり着けそうになかったじゃない。誰かに拾われるほうが早いわよ。』

あ…。そうでした。すいません。

「えっと…、ちょっと事情があってフルで使えなかったんですよ。」

「そうか、なるほどな。」


そんなやり取りをしているうちに、豪華な部屋に辿り着いた。

「カレラさん、今日はなにしにきたんですか?」

「今日は、王子の武器作成依頼を受けにきたんだ。だから、すぐ帰れるさ。」


王子の武器作成とか…。マジで凄い人だ。

「あの…。王城に図書室みたいなものあります?」

「図書室?ああ、確かあったぞ。場所は案内さんに聞くしかないが…。」

「図書室にいってますね!終わったら図書室まで迎えにきてください!」


よし、やっとこの世界のことが学べる!まずは、それぞれの街のこと調べて、そのあとは魔法だな!

次は…。んーと…。  いてっ。 

誰かとぶつかった。

「貴様、王城内を走るな。名はなんという。」

「逸見智哉です。」

「そうか。トモヤか。貴様、マナーはなっていないがなかなか凄い冒険者のようだ。私には分かる。

私は、この国の王子。ルイン=ベルモストだ。それでは。」


なっ…、王子様…。絶対王子様に顔と名前覚えられちゃったよなぁ…。

じゃなくて、図書室、図書室!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ついた。図書室だ。

「すげー。本めっちゃあるな。」

まずは、世界のことだな!

とりあえず、分かりやすそうな本を手に取ってみる。

「なるほど…。この世界は2つしか大陸がないのか…。」

この世界は僕が今いる“トパルビア大陸”と“キャリング大陸”があるらしい。

しかしキャリング大陸と、トパルビア大陸の北部は魔物たちに支配されているようだ。

そしてこの街の名前はプルニアという名前だった。

プルニアに王城を構えている国がさっきの王子様のとこの、ルーキュアという国みたいだ。

とりあえず、このくらいでいいだろう。

次は魔法だ。

初級魔法の本がある。これくらいなら、余裕だな。初級魔法は、ボールとか回復魔法Lv.1などが書いてあった。

中級魔法も大したことはない。

しかし、上級以上が見当たらないのだ。なぜだ?と考えていると、カレラさんが迎えにきた。

「おーい、トモヤ。いるか?」

「はい、いまいきます!」

と、戻ろうとしたとき

ワタシヲモチカエレという声が聞こえた。周りをみてもだれもいない。

本棚をみると一冊の本が光っていた。普通の魔道書のようだけど…?


恐らく、声の主はこの本だろう。ありえないが、ここは異世界だ。わからない。

僕はこの本を服の中に隠すと、カレラさんのもとに戻った。


「さあ、用事も済んだし帰るぞ。」

「はい。そうしましょう。」


この本は、なにが書いてあるのだろうか…。帰ったらよんでみよう。

次回も明日の20時ごろ投稿予定です。

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