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僕と神子の異世界物語  作者: ラル
現代から異世界、最初の街と人との出会い
5/15

僕のステータス

少し遅れてしまいました。申し訳ありません。

この世界の街は僕がいた日本のようなビル群ではなく、ヨーロッパのようなレンガで出来た建物がたくさん並んでいる。

カレラさんとロキさんは街で武器屋を営業しているらしい。

少し進むと小さな人だかりがある。


「カレラさん、あの人だかりはなんですか?」

「ん?あれか?あれは昼から酒を呑んでるバカどもが喧嘩してるんだろう。」


うわぁ…。現代日本でこんなことやってたら警察呼ばれるわ…。

この世界の人たちは誰か呼ぶどころか楽しんでるし…。

「まあ、関わるだけ無駄だな。」


そんなのを眺めつつ歩いていくと、周りとは格段と大きい建物が見えてきた。あれが冒険者ギルドぽいな。

「さあ、冒険者ギルドについたぞ。

登録をするにはあそこのカウンターに行くんだ。私も用まで時間があるし、ついていってやるよ。」

生まれつき登録するからか、登録するカウンターはガラガラだ。


「すいませーん。登録したいんですが。」

「それでは、こちらの魔法版に必要事項を書いてください。」

項目は、名前、居住地、年齢、性別だけのようだ。

居住地の項目はどうすればよいのだろうか。


「あの、僕住んでいる所がないのですが。」

「あ、自由民の方ですか。こちらで処理するので空欄でかまいませんよ。それでは奥の部屋へどうぞ。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

案内された部屋は、応接室のような部屋で、なにかの板のようなものがある。

「これから、こちらの板のようなものを体に埋め込みます。痛くないのでご安心ください。」

おいおい…。痛くないっていってもな…。まあ、我慢するしかないのだろうが…。


「すぐ入れていただけるんですか?」

「お客様がよろしければいつでも。」

「じゃあ、おねがいします。」

「かしこまりました。」


ギルド員さんが手をかざすと身体が光り出す。板も光り出して僕の身体にズブズブ入ってくる。

不思議と痛くない。すげー。


「おわりました。確認の為にステータスカードを確認したいのですがよろしいですか?」

「はい。いいですよ。」

「それでは、ステータスと念じていただけますか。」

念じるのか。モンスターリストを見るときと同じ要領だな。

“ステータス”

「ありがとうございます。ステータスカードでは、攻撃力や冒険者ランクなどがわかりまして、冒険者ランクというものもあります。みなさん最初はGランクからのスタートになります。」

「え?でも、僕Aランクになってますよ?」

僕のステータスカードにはAランクと表示されていることを言うと、カレラさんが食いついた。

「おい、本当か!?それって、一生魔物倒しても辿り着くのが難しいランクだぞ!?お前どんだけ戦闘したんだ!?」

「どんだけって、スライムスネークしか倒したことありませんよ?」

「嘘だろ…。お前何者なんだ?ちょっとステータスカードみしてくれるか?」


名前:逸見智哉

性別:男

居住地:自由民

ランク:A(上限Sランクまであと70000の経験値)


攻撃力:1200

防御力:1000

HP:2000/2000

MP:450/450

魔法攻撃力:27000

魔法適性属性火、水、風、土、闇、光

特殊能力

神子の加護、限界突破:魔力暴走


「おいおい…これは…。魔法攻撃力が27000とか怪物だぞ?攻撃力も1200あるし、一流の戦士レベルだ。しかも適性属性が全属性ってなかなかいないし。」

「そうですね…。これは私も初めてみました。強すぎです。」


おぉい!まじかよ。僕ってそんなチートな能力なの!?

おーい!ニゲラ!

『どうも。久しぶりね。』

久しぶりじゃねえよ!どうなってんのよ、これ!

『多分、私の能力を引き継いだんじゃないかしら。私もこんな凄くなかったけど、神様が面白がって能力を増幅させたんでしょう。』

ここの神様はロクな人間じゃないようだ。


「とっ、とりあえずステータスはちゃんと表示されているので、大丈夫です。ありがとうございました。以上でおわりです。」


ああ、ギルド員さんもなぜかテンパっちゃったよ。

「あ、質問いいですか?」

「はい?なんでしょうか。」

「能力って、秘匿できませんか?さすがに、おかしいくらいの能力は隠したいのですが…。」

これが出来なかったら辛いな…。

「あ、可能ですよ。ランクまでは隠せませんが、能力ならできます。

ステータスカードを見せる際に秘匿と念じれば隠せます。」

「よかったです。ありがとうございました。」


部屋からでると、カレラさんが用があると言うのでついて行くことにした。


だんだん、豪華な街並みになっていく。

貴族がすんでるのかな。

「さあ、ついたぞ。」

カレラさんがそう言った場所はこの街の王城だった。

「えっ…えっ!?」

一体、カレラさんは何者なんだ?

次回も明日の20時予定です。

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