表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕と神子の異世界物語  作者: ラル
現代から異世界、最初の街と人との出会い
4/15

初めての出会い

2話連続投稿です。

「うーん…。」

異世界生活をスタートしたばかりの僕は、早くも挫折してしまった。

「地図ほしい…。街どこだ、街。

げっ、また魔物かよ。」


ここの草原には強い魔物はあまりいないが、そのぶん数が多い。

かれこれ1時間くらいたったが、50分は確実に戦闘をしている。


「なぁ…、ニゲラ…。」

反応がない。さっきからこれだ。僕が使える魔法はファイヤーボールしかないから戦う方法はこれしかない。

他の魔法も教えてもらいたいんだけどニゲラは出てこないし…。

はぁ…、異世界ってこんななのかよ…。

ーーーーーーーーーーーー


そんなこんなで、2時間たった。

なんか身体がだるくなってきた。

ああ、動きたくないな。

「僕なんかが異世界に来ても救えないんだからくる必要なかったんじゃないか…?」

「ああ…。もうだめだ…。」


僕は意識を手放した。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

{あんたこのまま…だったら…すんだよ!}

なんだ?周りがうるさいなぁ…。

あれ?僕は草原にいたはずなんだけど…。なんで人の声がするんだ!?


僕は飛び起きると周りを見渡した。

声の主は下にいるのか?下にいってみようか。


「だからあんたはいつも騙されるんだよ!お人好し!」


あれ、2人いるなぁ。女の人が男の人を怒鳴ってる。

「あ…、あの…。」

「あぁん?」

女の人に凄く睨まれる。やばい、恐い…。てか、ここどこだよ。

「あ、お前起きたのか。お前、名前は?」


睨んでて分からなかったけど、この女の人結構美人だぞ。

胸もあるし、凄いスレンダーだ。

「おーい、お前聞いてるか?早く答えろ!」


でも性格は荒そうだ…。

「逸見智哉です」

「おう、名字持ちなんて珍しいな!私はカレラだ。よろしくな!」


名字持ちって珍しいのかよ…。色々面倒くさそうだし、これからは隠すことにしよう。


「あと、私の横にいるのが夫のロキ。こいつがお前を拾ってきたんだ。お前、MPを使いすぎで倒れてたんだぞ?どんだけ戦ってたんだ?」

あ、だから身体がだるかったんだな。これから気をつけよう。


「助けていただいてありがとうございます。こんどお礼させてください。」

「いいってことさ。ところで、お前は冒険者ギルドに登録してないのか?生まれたら直ぐに登録するはずなんだが…。」


冒険者ギルドなんてものがあるのか。確かに、僕は他の世界からきたから登録してないっていうのはしょうがないな。

「はい。色々あって登録してません。しかし、いま登録したいのですがどうすればいいのでしょうか?」

「ん、お前登録のしかたを知らないのか。登録は冒険者ギルドでするんだ。そうだ、私はこれからギルドのほうに用があるんだがお前もくるか?」

「はい。お願いします。」


よし。とりあえず登録できそうだ。

そういえば、ニゲラはなにしてるんだろうか。

次回は明日の20時予定です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ