ナルシストはお嬢様!?
ナルシストが苦手な方は引き返して下さい。
君たちは"ナルシスト"というのをご存知だろうか。
ナルシストとは、自己の容貌や肉体に異常なまでの愛着感じ、
自分自身を性的な対象とみなす状態のことをいう。
まぁ、これはあくまで専門的な説明であって、実際にそうとは限らない。
なぜ、こんな話をしたかというと、それは俺の生活の中にある。
そして最初に言っておく。俺は断じてナルシストではない!!
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俺の朝は早い。太陽もまだ昇らないうちに起きて、急いで学校に行く支度をする。
『6時前。よしっ、この時間なら流石にアイツも来てないはず』
静かに外にでてギョッっとする。
まさか、、、そんな!
「やあ。おはよう、ハニー。今日も輝いてるね」
、、、。一応紹介しよう。この朝っぱらから人ん家の前で待ち伏せしている変態は
二階堂 碧姫。正真正銘の女の子である。
しかし、ムカつくことのコイツは俺よりも身長が高い。俺が小さいだけかもしれないが、
それでも一応170cmはある。そしてなにより、コイツの待ち伏せは今日だけじゃない。
『おい碧姫。お前とうとうストーカーまで始めたのか?;』
ここ最近、俺はコイツから逃げるべく毎日早起きをして毎日違う時間に家を出ている。
それなのにコイツは毎日門の前にいる。
「まさか。そんな事するはずがない。以心伝心。僕たちは繋がっているのさ!
君の考えていることは手に取るように分かるよ」
『もうそれエスパーだから!!;』
「フフッ、それは褒め言葉として受け取っておくよ。さぁ、学校に行こう。遅れてしまうよ?」
さっき家を出たばかりだと思っていたらもう7時半。ちょっと急いだほうがいいか?
『ったく、誰のせいだと思って、、、。急ぐぞっ』
「あぁ、そんなに急かさなくても、もっとゆっくり行けばいいのに」
『遅刻するだろ!?生徒指導の先生に怒られるのはごめんだからな!』
「大丈夫だよ。僕だから」
ゾワゾワッ
まぁ、、、、、、。
言うまでもないけど、、、。
コイツがまさにナルシストです。
短編ですから、続きは気まぐれで出します。
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