雪女伝説
雪女――むかし、猛吹雪の夜にある親子の前に現れた美しい女性。その女性は父親をいとも簡単に殺し、残された青年へ「このことを誰かに話せば殺す」と言い残し、消えた。そして数年後、吹雪の夜に青年は妻へうっかり話してしまう。その妻がその時の「雪女」だと知らずに……。
* * * * *
大学生になり一人暮らしを始めた俺――佐伯翔太は、自由気ままな生活を送っていた。どんだけ遅く起きてようが誰も何も言わない生活は楽しくて仕方ない。俺は毎日夜明け近くまでチャットをしていた。大学の友人、コウガとスカイプで話しをしながら、パソコンの画面上では見知らぬネット住人と会話をする。夏休みが始まったその日も俺は「フリートーク1」という部屋で適当に参加者を待っていた。たいてい現れる人物は決まっているんだが、今日は見知っている奴らが来る気配がない。「あぁ、アレか」何気ない呟きはスカイプ中だった友人にも聞こえたらしく「何が?」と聞いてきた。
アレ――数日前にいつもの部屋が何者かによって荒らされた。目的も誰なのかもわからない。ハンドルネーム(HN)は今まで見たこともなく、長年ネット住人である「愁」さんも誰だかわからないという。いつものメンバーの中には本職がシステム・エンジニア(SE)でHNからどこから発信されたのかを調べたが、東北の方だということはわかったけど、検索途中に何らかのトラブルでそれ以上詳しいことはわからず遮断されてしまったらしい。何とも気味悪く、その日からその部屋には人が集まらない。
「何それ。どんな荒らし?」
「どんな…たぶん、意味なんてないと思う」
荒らしというのかどうかもわからない。何がしたいのかもわからない。
「俺らが会話中にいきなり『雪女』の昔
話が混ざるようになって。新しい人が来たのかと思って聞いたんだけど、何も言わず、ただ延々と昔話だけをするんだ。ただ……」
「ただ?」
「最後がどうなったかはわからないまま、そいつは消えた。だけど次の日またやって来て、同じ話をするんだけど、違ったのは『私はいつもお前を見ている。このことを話したらお前を殺す』って最後にそれだけ言って消えた」
「何それ。気持ち悪くない? てゆーか、お前、俺なんかに話して平気なの? 別にそのことを信じたわけじゃないけど、話しちゃったじゃん。殺されたりして(笑)」
そう言いながらコウガは笑っている。俺も信じてるわけじゃないし、ただの悪戯にしか思ってないから正直どうでもいいんだけど。それなのに何故かほんの少し不安になったりする。
結局その日はチャットメンバーが誰もいないんで俺は部屋を去った。
夏休み期間中、昼間は課題とバイトに勤しんでいる。俺のバイト先は近くのコンビニでたまに夜も入ったりしている。その日は十七時から二十二時までがバイトの時間だった。俺が到着するなり店長が手招きで呼ぶ。
「何すか?」
着替えを済ませ店長の元へ急ぐ。
「実はこの夏休み期間中なんだけど、十七時からのシフトで新しい子が入ることになったんだ。十八歳の女の子なんだけどね。それで今日から働くことになったから、悪いけど佐伯くんが仕事内容教えてあげてほしいんだ」
今は着替え中だから、先にフロアにいてということで俺は新人ちゃんの面倒を見ることになった。
こんな時間から女の子と一緒だとそれだけで下心…いや、緊張しちゃうな。
今日は店長と俺しかいないからラッキーとか思う。
フロアで日勤者の申し送りを受けながら待っていると店長と新人さんが一緒にやってきた。
店長の後ろにすっぽりと隠れていて姿とか全然わかんないけど。
「佐伯くん」
店長に呼ばれ、振り向くと小さくて色白で黒いロングヘアが印象的な美人な子が緊張しているのか無表情で店長の隣に立っている。
「天音雪さん。緊張してるみたいだから、優しく教えてあげてね。彼は佐伯翔太くん、今日は彼が君の担当だからわからないことは何でも聞いて」
店長は二人にそれぞれの紹介をするとレジの方へと行った。
とりあえずどこに何の商品が並んでいるのか説明するために店内を案内することにした。
「天音さん、店内の案内をするんで僕について来てください」
「……はい」
聞き取るのがやっとの声で、そんなんで接客業ができるのか心配になったけど、初日で緊張してるのかもしれないし、そのまま放置することにした。
俺が説明している間も聞いているのか聞いていないのかわからないような曖昧な返事で教えている身としては少々苛立つこともあるが、仕方ないからと何度も自分に言い聞かせ、最低な言葉は自分の中で留めておいた。
時々レジに入りながらも一通り説明を終え気づけば九時半を過ぎていた。
足りなさそうな商品を補充するために倉庫から商品の入っている箱を持ってくる。
彼女と一緒に棚に並べていく。
低めの位置に並べるため、しゃがみ込んだら天音さんも同じようにしゃがみ込む。一つ商品を手に取り、丁寧に並べる。
それを見守りながら作業を続けていると急に店内の温度が下がった気がした。冷房の設定を変えたのか冷たくひんやりとした感覚。不思議に思いながらも続け、やがて二十二時になりバイト終了の時間になった。
先に天音さんを控え室に向かわせ、自分は店長と一緒にレジ閉めをしていた。
「彼女はどう?」
「一日目なんでよくわからないけどずいぶんと静かな子で接客とか大丈夫なのかな、という印象です」
俺は嘘をつくのが苦手だから、店長に正直に思ったことを話す。何でわざわざコンビニを選んだのかわからないけど、彼女はこういう接客は不向きな気がする。
家に帰り、俺はパソコンをつけると早速いつものチャット部屋へと行った。スカイプをセットしコウガを呼び出す。
何かをしている最中なのかコウガから何の反応もなく、ただオンラインにはなっているからそのまま放置していた。部屋着に着替え、カップラーメンのお湯を注ぎ待っている間、久々にチャット部屋に音沙汰があった。
それはいつものメンバーの一人で「ミキさん」彼なのか彼女なのかいまいち素性はわからないけど、一人称が「僕」で社会人らしいからきっと男なのかなと俺は思っている。
「久しぶりだね、ミキさん」
『久しぶり』
「最近忙しいのか誰も来なくて」
『…そうだね。僕もなかなか来れなくて、ごめん』
ミキさんはいつも明るくて子供みたいな人なのに今日はやけに静かだな。
『僕、愁さんとは知り合いなんだけど…』
それは初耳だ、と思いながら会話の続きを聞く。チャットなんて上辺だけしか知らない。相手が男なのか女なのかそれすらわからない場合もある。ミキさんにしても愁さんにしても知り合いだということを今初めて知った。
『愁…一週間前に交通事故に遭って死んだんだ』
「え? 死んだ?」
ミキさんの落胆ぶりは相当でただの友人ではないような気がした。
『前の日に普段は滅多にしない喧嘩をして、そのまま喧嘩別れしたまま…』
顔が見えないからわからないけどミキさんが泣いてるような気がした。
ミキさんの話からすれば二人は親しい仲でつき合っていたのかもしれない。前日に喧嘩して別れたまま愁さんは交通事故で帰らぬ人となった。
『僕はダメだって言ったなのに、愁が…彼女が言うことを聞かないで「あの話」を職場の子にしたって』
「あの話?」
『……数週間前のチャットでのこと』
「あ…あの話?」
『愁も僕もそのことを信じていたわけじゃないけど、僕は一応誰にも話さず過ごしていた。けど、一週間前に愁が職場の子に話したって。僕は万が一ってこともあるから絶対誰にも言うなよって言ったのに』
そこへ、SEである「ナツさん」がやってきた。あの時のIPを途中まで調べた人だ。
『その話なんだけど、もう一度IPを調べてみた。そしたら、東北かと思ってたが、次の日には関東にいたんだ』
「関東?」
皆がどこに住んでいるか何となく知っていて、俺とミキさん、愁さんは関東でナツさんは関西、桜さんは九州在住だ。そしてあの謎の人物も関東にいる?
『やっぱり。愁の事故は…あの話をしゃべったからじゃ…』
ミキさんの悲痛な叫びが聞こえそうな気がした。
『実は他のチャット仲間から聞いた話で桜さんと知り合いの人がいるらしいんだけど』
何だかよからぬ内容な気がしたけど、ここで去るわけにはいかない。
『桜さん、その人に話したんだって』
『その翌日に出張で神奈川に行ったらしいんだけど、宿泊先のホテル近くの海を散歩してたら、何者かに襲われて海で溺れたらしい』
『幸いにも通りすがりの人が助けてくれて一命は取り留めたけど、今も病院で意識不明だって』
ナツさんの話に俺たちは絶句してしまった。
あの時の秘密を漏らしてしまった二人は何かしらの事故に遭っている。
ただの偶然とは言い難い。
『ミキさんと翔さんは? 誰かに話した?』
ナツさんの問いかけにミキさんは「話してない」と即答。俺は返事に困った。
『俺も怖くて話してないんだけど…翔さん、もしかして話した?』
「…友達に」
俺が話したのも数日前だが、今のところ何の異変もない。
二人には「くれぐれも気をつけて。無事でいることを願っているよ」と言われ、その日は終了した。
俺はようやく繋がったスカイプでその話をした。死ぬかもしれないが、あまりにも怖くて一人で抱えたくはなかったから。
コウガは黙って俺の話を聞いている。
『よくわかんねえけど、雪女ってたしか…最初は親であるじいちゃんを殺してそれを見ていた息子は殺さずに、嫁になるって話じゃなかった? だけど秘密を守らず嫁に若いときに雪女と遭遇した話をしたら、自分がその雪女で、最後は殺されるんだっけ?』
「いや、よくわかんないけど…」
『年寄りは殺したのに若い男は殺さない。いつかお前のとこにも嫁として雪女が来るんじゃね?』
冗談で言っているのか本気なのかはわからないが、冗談なら今すぐにでも殴りに行きたい気分だ。
ピーンポーン――
コウガと話中に家のチャイムが鳴った。時刻は午前二時。こんな時間に誰かが来ることなんてまずない。
明らかにおかしい。
ピーンポーン――
『こんな時間に客?』
コウガが心配そうに尋ねる。
「わかんねえけど…」
1Kの間取りになっているアパートは今いる部屋の明かりはついてるが、玄関へ続く廊下は電気が消えていて鳴り続けるインターホンがよけいに不気味さを増す。
立ち上がり、玄関へと向かおうとした瞬間、冷房が切れ、窓から冷たい風が入り込む。
何で? 何が起きた?
俺は携帯を取り出し、コウガへ直接電話をかける。
事情を話し、玄関の前に立つとさらに冷たさが増す。涼しいなんてもんじゃない。冷凍庫にでも閉じ込められた気分だ。
玄関のドアについているのぞき窓から一瞬だけ確認をする。
「あまっ……ね…」
『翔太? どうした?』
俺は玄関から離れ、小声でコウガに説明する。
バイト先に来た不気味な新人の女の子がいると。たしか側にいたときも冷たさを感じた。
「その女の子がいる……」
家なんて知らないはずなのに。ましてや今日が初対面なはずなのに。
どうして…?
なお鳴り続ける音にいい加減近所迷惑だと思いながら、コウガに「俺が死んだら後はよろしく」とだけ言って玄関のドアを開けようと鍵に手をかけた。
ドアノブはどれだけ冷えてるのかわからないが、素手で触っていたら凍りそうなほど冷たい。
今は真夏で冷気なんてあるはずないのに。
二重ロックになっているうちの鍵だけを開け、ドアをほんの少し開ける。
真っ先に黒髪で色白な肌が覗かせた。よく見るとそれは人間とは思えないほどの白さで昔話に出てくる「雪女」かもしれないと思わせる。冷気とかも人間業には思えない。寒さからなのか怖さからなのか震えが止まらない。
「天音さんが、こんな時間にどうして…?」
恐怖から震える声で尋ねる俺に一瞬だけ視線を合わせた彼女は何かに怯えているようだった。こんな美人な子が目を潤ませ、夜中に初対面の男の家に来るなんて異常としか思えないが、俺の恐怖心はいつの間にか薄れていて、彼女を部屋へと入れてしまった。それが罠かもしれないと思っていても。
彼女を中に入れると冷気は止み、元の蒸し暑さを取り戻した。俺は再び冷房をつけ、パソコンを閉じた。
天音さんは正座したまま動かない。
じっとひたすら待ち、ようやく彼女が口を開いた。
『……わたし、見ちゃったんです』
「何を?」
『……一週間前、バイト帰りに…バイクで、女の人を…』
小さな声で言いにくそうに語る彼女は先程感じた不気味さはなかった。
『…わたし、殺人…現場とか、初めてで…逃げ出したいのに…足が、動かなくて』
『そしたら…「このことを話せばお前も殺す」って…わたし、こわくて』
その時のことを思い返しているのか小刻みに震える彼女は両手でぎゅっと自分の身体を抱きしめる。
『わたしが、逃げないように…家に連れて行かれて、昼間は自分が、監視を…夜は出かけることもあるから…働けって…』
彼女が何を言いたいのか、なぜここに来たのか真意がわからない。
誰かに脅され、軟禁されているらしいことはわかった。
『だから…わたし、誰かに助けてもらいたくて…こんな、時間に、ごめんなさい』
涙を流しながら謝る彼女は疑いようがないほど誰かに怯えている。
一週間前、殺人現場を目撃し、その口封じに軟禁。さらに監視するために自分の側で働かせる? それって…まさか…?
「天音さんが言ってる人って、もしかして…店長?」
突然現れた新人のバイト。夜のみのシフト。偶然だけとは思えない。
彼女は怯えているのか何も答えない。
ヒュウ――、とどこからか冷たい風が入ってくる。何が起きているのかわからないけど、嫌な予感しかしない。
ピンポンピンポン――
突然鳴り響く音に天音さんの身体がビクっと震えた。俺は恐怖で震える天音さんの手を握った。
「佐伯くん、ちょっと話したいことがあるんだけど、開けてくれないかな?」
ドアの外からの声に俺の予想が当たったことがわかる。
こんな時間にどんな話があるのかわからないけど、常識で考えてありえない。
「天音さん。答えて」
鍵はかけてあるが、もしも彼が犯人の場合はいつ入ってくるかわからない。
俺は彼女へ急かすように返事を求めた。
「佐伯くん、いるんだろ? 開けてくれないかな?」
普段通りのしゃべり方で本当はただ話があるだけなのかと思ってしまう。
その時、さらに冷たい風が吹き凍えそうになってしまう。
ガチャガチャ――
ドアノブを上下に動かし鍵を開けようとしている音が聞こえる。
ドアが壊されるのも時間の問題のような気がしてくる。
「おい。いるんだろ? 開けろよ、天音雪もいることは知ってるんだよ」
ドアをガチャガチャさせながら、低くドスの聞いた声が聞こえる。
それは俺の知っている店長ではない。
「天音さん、間違いないよね?」
静かに問うと彼女は小さく頷く。
俺はそれを聞き、あるところへと電話をかけた。
ガチャガチャ――
「いい加減開けろよ。いることはわかってんだよ」
今にも開きそうなドアを前にし、後ろからは冷たい冷気。
何が起きてるのかさっぱりわからないが、今はちょっとでも疑ってしまった彼女が被害者だとわかり、その小さい身体を守るためぎゅっと手を握る力を込める。彼女は恐怖からか異常に冷たい。
ガチャガチャ――
ガチャガチャ、カチャ――
とうとう鍵が外れ、俺は間に合わなかったか、と目をつぶった。
だが、部屋に侵入される気配がない。
目を開けたと同時に外から別の人の声が聞こえる。
「吉本大輔(店長の名)殺人容疑及び殺人未遂容疑、少女軟禁により逮捕する」
間一髪、警察官が間に合ったらしい。
そのまま連れて行かれ、俺達は安堵の溜め息をついた。
一時は殺されるかと思ったが、何とか助かってよかった。
* * * * *
夏休みも半ばにさしかかった頃、俺は久々にコウガと会った。
あの事件のことを話すために。
「元・店長は殺人を繰り返してたらしい。主に女性が対象で。チャットで知り合った愁さん、桜さんは偶然、その店長による犯行だったって。俺がチャットの話を店長にしてから数日して、あの奇妙な荒らしが来たんだけど、それは店長の仕業で、恐怖心を煽って、その後、狙いを定めた二人の女性を殺害。一人は助かったけど意識不明だし。天音さんが会ったのは愁さんが殺された現場だったらしいよ」
「何だか…よくわかんないけど、雪女とは関係ないじゃん」
頼んだアイスコーヒーを一口飲みながらコウガが言う。
彼の言う通り、雪女はあまり関係なく。たまたま店長の生まれ育ったところが雪女の物語の舞台となった場所で夏だし、怖がらせようとしたらしい。
「雪女じゃなくて雪男だな(笑)ところで天音さんは?」
店長の事件があった日。落ち着きを取り戻した部屋で俺は天音さんに謝った。チャットで奇妙なメッセージを送ったのが雪女の仕業じゃないかと、だからそのことを話した二人は殺されたんじゃないかと……。
その後、天音さんと知り合い、人間とは思えない冷たさとか謎の風とか…もしかしたら天音さんは雪女じゃないのか? そう疑ってしまったから俺は素直に謝った。
「あの子なら……」
「私なら、ここですよ」
突然気配なく真後ろの現れた天音さんにコウガは振り向きざまに驚いた。
彼女はニコニコしながらコウガを見下ろす。
「翔太!? 何、これ…誰?」
「彼女が天音雪さん」
「初めまして。コウガくん、天音雪です」
美女にニコっと微笑まれ、コウガは一瞬だけ顔を赤くする。
「コウガ、言っておくが彼女はやめておけ」
「そうそう! だって、私…翔太くんのお嫁さんになるんだもん」
そう言いながら抱き着く腕、身体は尋常じゃないほど冷たい。
その冷たさは人間のものとは思えない。
「はっ? どーゆうこと??」
突然の嫁宣言に驚きが隠せないコウガが詰め寄る。
そんなコウガに彼女が手で押し返す。
「つめたっ」
「あー、店長は雪女の話を殺人の口実に使ったけど、天音さんは…」
「あたしね…」
コウガの耳元で囁くように言う。
あたし、本物の雪女なんだ――。
だから、秘密は守ってね?
あたしの正体バラしたら…殺しちゃうかも…よ?
「そーいうこと。俺は彼女の秘密を知ってしまい、このことを誰かに話さないか見張られるんだって。一生……殺されるよりマシだから…」
天音雪――現代に迷い込んだ雪女。最初の夫のもとを逃げ出してから数百年たち…新たな夫候補として俺が選ばれたらしい。最初から正体を知ってるということで、殺されないが一生監視されるらしい。
「マジ…か。色んな意味でこえーな…」
世の中何があるかわかったもんじゃない。
まさか、雪女と添い遂げることになるとは…。
ホント。
色んな意味で怖い世の中だ。