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87 これからのこと

どうぞよろしくお願いします。

 アンジェリカ先輩が立ち上がり、ドアから魔法使いの人や先生を呼び入れた。


「私達は学校長と話をします。

 キルシェも反省しているようです。どうぞよろしくお願いします」


 そう伝えてくれ、私はキルシェと離れて、部屋を出る。


 廊下を歩きながらアンジェリカ先輩が言った。


「学校長の所でいろいろ聞きたいことがあるわ。……聞いても大丈夫、よね?」


 私は頷いた。


「はい、これからのこともあるので、お話しします」



 アンジェリカ先輩とアンナ先輩、そして学校長と3年の担当の先生と話をする。


 キルシェと私は前世の記憶を持っていて、知り合いだったこと。

 フレイも記憶を持っていないが、その時一緒だったこと。


 15歳の時にフレイは事故に遭い、亡くなったこと。

 その理由は私に会いに来るために向かっていた時に事故に遭ってしまって命を落とした。


 キルシェも私も前世の時のくり返しにならないようにしたいと思っていたが、どうやら運命は前世の時と似ていて同じような感じになっていること。


 キルシェは私とフレイを離した方がいいと思い、そのために前世の時よりフレイと親しくなるために試験で不正をしてしまったり、親に頼んで婚約できるように画策したりしていたこと。


 私も何か思い切って大きく違うことをしないといけないと思っていること。


「違うこと?」


 学校長が聞き返す。


 私は前から考えていたことを話し始めた。




   ◇ ◇ ◇




「なるほど……。

 わかった。それはもうペスカは決めているんだね」


 学校長が真剣な表情で聞いてくれ、私は頷く。


「はい、協力して頂けますか?」


 学校長と先生は顔を見合わせ、困った表情をしていたが、頷いてくれた。


「教会の方からも依頼が来ていることは確かで、可能ではある……」


「それで、フレイとの専属ヒーラーの……」


 私が言いかけるとアンナ先輩が「それはだめ」と言った。


 なんで?


「14歳まではこのままで過ごしなさい。

 これからのことは私達以外には伝えないんでしょ?

 あ、親御さんには伝えなきゃ? でも、特に学生には伝えないんでしょ?

 なら、それまでは普通に今まで通りに過ごしなさい!」


 あ、それもそうか?


 アンジェリカ先輩も頷く。


「私もそうした方がいいと思う。

 あなたの気持ちもわかるけれど、フレイの気持ちもわかってあげてね。

 あなたが言う15歳がタイムリミットとして考えたらいい。まだ時間はある。

 それに、あなたがこれからひとりで生きていくにしろ、思い出はあった方がいいと思うから……」


「わかりました。

 フレイを傷つけることになるかもしれないけれど、14歳まではこのまま学校の友達として過ごすことにします。私も学生として生活を楽しんでいいのかな……」


「「もちろん!!」


 アンジェリカ先輩とアンナ先輩が声を揃えて力強く言うので笑ってしまった。


 私は学校長に向き直る。


「よろしくお願いします。

 義父に話す時一緒にいて下さいますか?」


「ああ、わかった。それからアンナは来年度女神寮の寮長だからフォローを頼めるかね?」


「お任せください。副寮長がマリアになる予定です。時期を見て彼女にも話しましょう。

 ペスカ、それはいい?」


「はい、よろしくお願いします。

 それから、学校長、キルシェのことですが、両親が彼女に対してその、たかるというか搾取しようとするというか……。将来考えられるので、何かしら対策をよろしくお願いします」


読んで下さり、ありがとうございます。


うーん、下書きはガンガン書けてるのに慣れてないパソコンでいつものペースで文字を打てないのが厳しいです。

とりあえずがんばります。

これからもどうぞよろしくお願いします。

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