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60 ドラゴンの生態?

どうぞよろしくお願いします。

 演習の授業としてジョイと一緒に過ごしつつ、ジェラルドさんから話をいろいろ聞いた。


 首の後ろを噛むのは本当にドラゴンのつがいの証らしい。

 ただ、竜騎士とドラゴンはお互いに共感覚なところがある。さらに相棒だとお互いの感情も入り混じったりするらしい。

 だから、若いフレイとオーバはその傾向がより強く出ていて、必要以上にふたりで私を取り合うような『お相手さん』現象が起きているのではないかということだ。


 普通は竜騎士もドラゴンももっと年齢が上がってからお相手さんに出会うことが多くて、オーバみたいに私にべったりというのはとても珍しいらしい。

 いや、ジョイもけっこうベタベタしてきている気がするが、私が甘えてくっついているのかも!?


 そしてドラゴンの共感覚を強く持ってしまっているフレイにしてみれば、ドラゴンとしての気持ちが強く出て、私を独占したいという目的で噛みついてしまったのではないだろうか……というのがジェラルドさんの見立てだった。


 フレイはドラゴンみたいなもの?

 まあ、オーバと本気で張り合っているみたいなところもあるし……。

 っていうことはさ、フレイは私をつがい……と思ってるの!?

 まさかね。

 オーバの意識に引っ張られてるだけだろう。


 さすがに噛むのは見過ごせないと言われ、オーバにはジョイが、フレイにはジェラルドさんが注意してくれるという。


 噛まれるの本当に痛かったんだから……、少しは絞られろ!



 9日目、私達は1日早く学校へ戻った。


 また領地やレミ村にも連れて来てくれるとジェラルドさんも言ってくれたし。

 交通費貯めなくても良くなったし、もう少し自分の身の周りの物、ケチらずにちゃんと揃えよう……。


 

 学校の竜舎前に到着し、ジョイを竜舎に入れ、学校に私の養女の件、村でのことをリポートを提出しがてら報告した。

 

 まあ驚かれたけれど、学校長とも話ができて認めてもらえた。

 私の書類はペスカ・ハウアーに全て書き換えられた。

 手紙はしばらく旧姓でも届くように依頼しておく。


 それ以外は学校内で名乗ることもあまりないから心配してない。


 私は女神寮に帰った。たまたま時間割の関係で残っていた他の学年の子達にぎょっとされる。

 演習に伴い、提出の書類の手続きなどあるので1日早く帰ることになったのだと言うと安心したようで「おかえりなさい」とやっと言ってくれた。


 私は荷物を部屋のクローゼットに戻し、竜舎に向かった。


 ジェラルドさんが竜騎士団に行くというので一緒に乗って行くことに。



 今の竜騎士団長に紹介してもらう。


「私の養女になったペスカだ。

 新人竜騎士のフレッサ……、フレイと相棒のオーバの『お相手さん』でもある」


 竜騎士団長はミクラさんという方で、おじさんというよりお兄さん寄りな感じ?

 学校の竜舎に来てくれた団長さんと違う。


 ジョイの所に戻りながら聞いたら、騎士団長になったばかりだそう。

 前の騎士団長もまだ現役で今は指導係として任務である領地に行かれているそう。


 竜騎士をラファイエト辺境伯領にすぐひとり送ってくれることになり、良かった。


 竜舎を覗くとフレイムドラゴンとグラスドラゴンとアイスドラゴンがいた。


 その中でもひときわ身体が大きくて立派なアイスドラゴンがいた。

 ミクラさんの相棒なんだって。


 アイスドラゴンは他の種よりも身体が大きくなるのが特徴。

 グラスドラゴンは逆に小柄な子が多いが、飛ぶスピードが速く敏捷性に優れる。

 フレイムドラゴンは炎の攻撃の多様性が魅力で、一番表情豊かで鳴き声がうるさいんだってさ。


 確かに!

 ジョイがケラケラ笑ったのはびっくりしたもんね。 


読んで下さり、ありがとうございます。

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