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38 ジェラルドさんの話(前)

どうぞよろしくお願いします。

 女神寮に戻って数日。

 朝食後、マリアに今日の動きを確認される。


「今日は午前中いっぱい演習の授業だから、ペスカは竜舎?」


「そうだね。今日は長めにオーバといてあげられるよ。

 昼前に寮に戻って、昼食を食べて……。

 午後はそのまま自由だもんね。

 フレイはオーバと過ごすだろうから……。

 ヨシュアの薬科教室に行ってみようかな?」


 ヨシュア、この数日とても忙しそうで、今朝はもういなかった。


「そうね、じゃあ、ヨシュアに言っとくわ!」


 マリアが約束してくれて、学校へ登校していくのを見送る。


 少し落ち着いてから、私はカバンに筆記用具など入れてから、ゆっくりと竜舎に向かった。



「おはようございます!」


 ジェラルドさんとオーバに挨拶する。


「おはよう、ペスカ」


「キュウウーン!」


 オーバーったら、なんて声だ! かわいすぎる。



 おじいさんと親しくなり、ちゃんと名前を聞いたんだ。


 ジェラルドさんが苦笑した。


「オーバは本当に甘えん坊だな……」


「今日は時間がたっぷりあるので、お世話お手伝いします!

 何でも言って下さい!」


「じゃあ、荷物を置いておいで」


 私は居住の建物の玄関にカバンを入れてから、竜舎に戻り、寝床の藁替えや、掃き掃除を手伝った。



 今はオーバしかいないから1カ所しか使用してないけれど、仕切りは後3つくらいある。

 ジェラルドさんによると、一度に3人の竜騎士がいたなんて年度もあったんだそう。



 ジェラルドさんも引退した竜騎士だそう。


 学校に竜騎士の学生が入学し、竜を得る準備を始めると、指導のために学校へ呼ばれるのだそう。


 ジェラルドさんの竜もフレイムドラゴンで、今は領地でのんびりしているんだって。

 


 ジェラルドさんが相棒のフレイムドラゴンと出会った話は面白かった。


 演習で探し回っていたけれど、なかなか見つからず、チームから離れてひとりで森の中で過ごしてみることにしたそう。


 ひとりになれば、何か、感じるんじゃないかと。


 竜騎士のスキルを持つということは竜の感覚を持っているということなんだってさ。


 共感覚?


 そして、自分と同じように人間の感覚を持つドラゴンがいるんだそう。

 それが運命の相棒。


 お互い求めあっているのだけど、出会わなければ、始まらない。


 夜、ひとりでじっとしていたら、感覚が研ぎ澄まされて、何かを感じることができそうな気がしたそう。


 心の中で呼びかけていたら、風が変わり、何かが近づいてくるのがわかったそう。


「心がドキドキして、そいつが目の前に降り立った時、お互いに懐かしいと感じた。

 ここで出会えたことに感謝して、私達は歩み寄り触れ合った。

 それで心が通じてお互いの考えていることがわかるようになったんだ……」


 なんか、すごい……。


 えっと……、フレイとオーバの出会いと全然違うんですけど……。


読んで下さり、ありがとうございます。

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