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178 代表として

どうぞよろしくお願いします。

 学校長と4年生の担任、ヨシュアとカフカとハーブと私で、教会を訪れている。


 朝、マリアにスノウへの手紙を頼んだ。


 他にフレイに渡さないといけない大切な物達も収納魔法に入っている。とっても便利だよね。

 でも、ドレスとかそれに付随する靴とか装飾品とかをいつも入れて持ち歩こうとは思わないな……。


 教会は王城に近い。ということは竜騎士団本部にも近い。

 寄れれば、フレイに預かっている物を渡せるかなと思う。

 

 教会では学校長と先生が話を進めてくれるから、私達はついて行くだけ。


 私とヨシュアは入ったことあるけれど、ハーブとカフカは教会の奥、しかも裏なんて入ったことないということで、面白そうにキョロキョロしていた。


 教会長の部屋に通されると、無事に寄贈が決定。ほっとした。


 学校長は教会で用事があるということで、私は3人を連れて教会の外へ。


「私、お父様とフレイに会えるかもだから、竜騎士団に寄っていく。

 みんなはどうする?」


 カフカとハーブが「竜騎士団!? 一緒に行っていい!?」と言ってきて、一緒に行くことに。もちろんヨシュアも一緒。


 この後、マリアの家に寄るつもりだけど。

 みんなも一緒に行きたいと言ったら……、連れてっていいのか?

 ちょっと迷うな……。

 ヨシュアはもうモリソン夫人も家族の方も知ってるから大丈夫だけど、でも、ふたりもマリアの友達だしな。大丈夫だろう!


 竜騎士団本部まで歩くことにする。

 制服で出歩いている私達は珍しいみたいで、すれ違う人達に振り返って見られたり、子どもにじっと見つめられたりした。


 竜騎士団の門に到着。すっかり顔見知りになった門番さん達に挨拶する。

 

 ヨシュアとカフカを同級生と紹介したんだけど、さすがに私ひとりじゃないし確認すると待たされた。

 フレイが走って出てきた。


「連絡ありがとうございます! 大丈夫です!」


「おお本当にフレイがいた。竜騎士してるんだな」


 カフカが言って笑った。


「何だと思ってたんだよ!

 団長とジェラルドは団長室にいる。

 まず竜舎へ」


「了解!

 フレイにダンジョンのアイテムの話とお金預かっているの。

 話してそれ渡しても大丈夫?」


 私の言葉に頷くフレイ。


「ああ、今はパトロールが終わって、休憩の時間だから」


 歩き出した私の後ろになり、フレイが緊張した声を出した。


「……その髪飾りは?」


 振り向くと無表情なフレイ。


「今日、教会に代表として行ったから。

 マリアがちゃんとしたらって、貸してくれた」


「あ、マリアのか……」


 露骨にほっとするフレイ。


 元はと言えば、フレイが返してくれないからだぞ。


「あの髪飾り、壊れちゃったの?

 それで返せなくて困ってる?」


「う……、その、ふたりの時に……」


 なんだ?


読んで下さり、ありがとうございます。


パソコンが調子悪いです……。

投稿遅くなりすみません……。


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