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177 マリアとの会話

どうぞよろしくお願いします。

 その足で学校長の所へ行き、ダンジョンから全員戻ったことを報告。

 クリスタルの女神像と書類を提出した。


 鑑定はしていない状態であることを伝えた。


「教会で鑑定した方がいい物ですね、これは。それにしてもすごい物が出ましたね……。

 早速、明日にでも教会に寄贈に行きましょう。

 ペスカと誰か数人、代表でついて来てください」


 なぜに私は指名?


 ヨシュアとハーブとカフカが一緒に行ってくれることになった。


 そこで解散してそれぞれの寮に戻った。


 私とヨシュアはマリアの部屋に押しかけ、話をしていたが、途中でヨシュアが用事があると抜けて……。


 それで昨日のことをマリアに報告できた。


「私のいない隙に!?

 あー、たぶん、ドレスとかも用意してんじゃないかとは思ってたわ。

 あのブレスレットでネックレスになるのを持ってたのも、ね。

 まあ、ヨシュアにはそんなことできちゃう財力もあるから、気にしなくてもいいんじゃないの?」


 とはいえ、無駄なお金を使う……、もしかして税金!?

 あ、王族の領地の収入もあるか……。


「そうかな……。あ、真珠の髪飾り、またモリソン家の預けてある装飾品と一緒に預かってもらいたいんだけど、マリア、いつ家に帰る?」


「明日、一度帰ってこようと思う。教会の帰りに直接家に来れば?」


「うん、じゃあ、そうさせてもらう!」


「えっと、領地に行くのは3日後よね。どこかで買い物行こ!」


「うん、私も妹達にお土産買いたいの。後、スノウにレミ村に寄れるから何か手紙とか物とか預かって届けられること伝えたくて」


「明日、商会からヴァローナ女史の工房に手紙を届けてあげる。

 朝、預かるからちょうだい。

 で、買い物行く時に寄ることにしとこう。

 買い物は明後日にしちゃおか!」


 ああ、マリアと話していると本当に楽。

 

 私は微笑んだ。


「ありがとう。じゃ、明日の朝、スノウへの手紙頼むわ。

 髪飾りは収納魔法に入れてあるからそのままにしとく」


 マリアが私の髪を見て言った。


「髪飾りといえば、フレイのピンクの髪飾りは?」


「あ、あれはね。ダンジョンの階段の所で知らせるために落としたのをフレイが預かってくれているんだけど、なかなか返してくれなくて。もしかして、ちょっと壊れたとかなのかな?」


「そうなの?

 じゃあ、普段の髪飾り、何もないのか!

 明日、教会に行くんでしょ。何か貸そうか?」


 マリアが髪飾りや髪留めの手持ちを出してくる。


「明日は制服でしょ?

 これなんかいいかも」


 銀色の金属製の花モチーフの髪飾りを指差すマリア。

 髪を挟んで留めるタイプ。使ったことないかも。


「これだとひとつ結びじゃなくて、結って留める?」


「あー、ハーフアップがいいかも。明日やってあげる」


「ありがとう。じゃあ、その時、これ借りていい?」


「どうぞどうぞ」


「ありがとう」


 一瞬、マリアに、前からもやもやしていたことを相談したいなと思ったけれど、ちょっと躊躇した。

 何か自分の中でストップがかかってる……。

 急ぎではないし、こういう時は見送った方がいいか。


「じゃあ、おやすみなさい!」


「おやすみ、ペスカ!」



 私は部屋に戻った。

 テレーゼ先輩は今、実家に帰省中。子爵家なら王都に家あるもんね。

 卒業後のこととか相談しているのかな?


 ちょっとテレーゼ先輩に会いたくなった。


 スノウへの手紙書いちゃわないと!

 私は机に向かった。


読んで下さり、ありがとうございます

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