16 神寮のお茶会
どうぞよろしくお願いします。
「何?」
マリアがちょっとピリピリしてる。
ヨシュアが説明してくれる。
「もしかしたら……、ロマーナ先輩のヒーラー問題かも。
ほら、魔神寮の彼女と別れたじゃん。
彼女は同学年の魔法使いでヒーラーを引き受けてくれてたわけだよ。
でも、別れて……。
彼女のこともあって同じ学年のヒーラー探すの大変で、それで学年は違うけど、希少ジョブ聖女のペスカに興味を持って近づいてきたから……」
「そういうことだったのね……」
マリアの表情から怒っている感じがなくなる。
「よかったね、ペスカ。
フレイが先手を取ってペスカを自分のヒーラーと公表したから、ロマーナ先輩、もうちょっかい出してこないと思うよ」
「……うん?
フレイは私を助けるためにそうしてくれたんだ!?
そうなんだ……、うん、わかった。今度お礼言わなきゃな」
「……まあ、いいか。そういうことにしておこう」
マリアがため息をついた。
結局、実行委員の私も神寮のお茶会を見に行った方がいいとなって、アンジェリカ先輩が神寮の寮長にお願いして特別に招待状を貰ってくれた。
アンジェリカ先輩、パトリシア先輩と一緒に神寮の寮長の案内で参加したので、そこまで変なことはなかったんだけど……。
マリアとヨシュアは違う時間帯に行って、面白かった! と言っていた。
なんかね、余興というか出し物の時間があって、上半身裸の男子達が団体で踊ったそう。
何それ!? お茶会だよね?
「そっかー、そういうのもありなんだ……」
私はニヤリと笑った。
女神寮のお茶会の招待状は神寮のお茶会の直前に送っていた。
私はフレイを、マリアはエースを招待した。
同じ午前係組なので、午後に一緒に来てくれるはず。
一言、顔合わせた時に言っておこう。
ヨシュアは脅されてロマーナ先輩に出したそう。
「ロマーナ先輩はヒーラー探しが大変なんでしょ!」とマリアが言っていた。
招待状が届いたあたりで休み時間にフレイとエースを捕まえて、午後一緒に来てね! と話をしておく。
次の授業が違う教室なのですぐ移動しようとしたら、フレイに「放課後、図書館で会おう」と言われた。
今日は特に用事ないから大丈夫。
「わかった!」と返事して移動してたらマリアが言った。
「何だろね?」
「一緒に行く?」
「何言ってるの! ひとりで行きなよ!」
「エースも来るかもよ」
「来ない、きっと来ない!」
何、その断言?
読んで下さり、ありがとうございます。
おっ、フレイ、頑張る?




