14 初めて服を買いました!
どうぞよろしくお願いします。
「ごめんね、マリア」
「何が?」
「私といて、その、恥ずかしかったんじゃないかって……」
「そんなことない。
私はペスカのこと、よく知っているもの」
「ありがとう……」
「さっ、買い物行くよ!」
「うん!」
マリアは自分が服をよく買いに行くという店に連れていってくれた。
「大通りの店じゃないけど、着やすくてセンスがいいの」
マリアまでお店の人と一緒になって服を選んでくれて。
「これが似合う!」と薦めてくれたのが淡いピンク色のワンピースだった。
裾丈も長めで折り込み部分もあるから、背がもう少し高くなっても直せそう。
袖もふわっとしててかわいい。
この色なら、母に貰ったリボンにも合うかも。
マリアはお店の人に交渉してくれて、これから夏になるのに長袖の服を買うのだからおまけして! と言って、なんと本当に少し安くしてもらえた。
「このまま着ていきましょ!」
マリアの言葉に着ていたブラウスとスカートがお店の袋に入れてもらえ、私は驚きながらお金を払って、お礼を言って、お店を出た。
「マリア、ありがとう……」
私は何と言っていいかわからず、とにかくお礼の気持ちを伝えたくて、それだけ言った。
「うん、私も楽しかった」
マリアが微笑んでくれて、私は泣きそうになる。
「次の買い物も一緒に行こ!」
そう言ってくれて……、私達は笑った。
ふたりで大通りまで出てから学校へ帰ろうと歩いていると「ぺスカ! マリア!」と声がしてフレイ達が追いかけてきた。
「ずいぶんかわいい服にしたんだな」
フレイに言われて恥ずかしくなる。
マリアが「似合ってるでしょ!」と言ってくれ、フレイとエースとヨシュアは頷いた。
「うん、とってもかわいい」
ヨシュアが言ってくれた。
「ありがとう、マリアが選んでくれたんだ」
「あなた達、待ち伏せしてたの?」
マリアの言葉に3人は苦笑いだ。
「いや、一緒に帰りたかったし」とフレイ。
「フレイが待っていようって」とエース。
「そうそう」とヨシュア。
「お前ら!?」
フレイが慌ててから私を見て言った。
「たぶん、服着替えると思ったから……。
最初に見たかったし……。
その、似合っている。かわいいよ」
「ありがとう、フレイ。
確かにこの服すごくかわいいよね。
マリアに感謝だわ!
マリア本当にありがとう!!」
マリアはびっくりした顔をして、エースとヨシュアがくすっと笑って、フレイはムッとしてた。
なんだ?
読んで下さり、どうもありがとうございます。
みんないい子だ~。書いてて楽しい~。




