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137 ドラゴンに人を乗せる許可

どうぞよろしくお願いします。

昨日は午後投稿できず、すみません。

 竜舎に向かいながら「兄さんが結婚することになったんだ。だからそのお祝いを贈りたいんだけど、何がいいかな?」とフレイに聞いてみた。


「……なんで俺に聞くんだよ」


「だって同じ教区だし。お嫁さんはノア村の人なんだって。

 エースに聞いてみようかな?」


「婚約ってことだよな?」


「うん、もう少し畑を広げたり、家を建てたりしてからって」


「家!? すごいな!!」


「……そんなにすごくないよ。

 自分達で少しずつ作るみたいな感じ。難しいところだけ大工さんを頼んだりね。

 床は土間の部分が多いし、雨風がしのげて生活できればっていう感じだよ。小さな農家の家なんてさ」


 そうか、フレイの家、昔はけっこうお金持ちだったんだっけ。

 貧しい農家の家なんて想像つかないかもね。


「兄さんが婚約して結婚したら、ペスカも、その……、そういうことを考える?」


「私はまだまだ先だな。仕事をちゃんとしないと。

 妹がふたりいるの。クインとアメリ。

 クインが来年守護神判定でさ。もし学校に来ることになれば、王都観光に連れてってあげたいし、新しい服とか買ってあげたいし……。

 ドラゴンって何人乗れるんだろう?

 お父様に頼めば領地に帰る時、私ともうひとりくらい乗せられるかな?」


「……俺が一緒に行けばいいだろ。ペスカはオーバに乗ればいい」


「そうだね。その時は頼もうかな」


「まかせろ!!」


「……オーバに人を乗せる許可は出たの?

 それなら、今度乗せてよ」


「許可もらうから!!」


「まだ許可出てないんだ?」


「うん、許してもらえるかな……」


 急に自信なさげになるフレイ。


「でも、本当にドラゴンに乗るの上手になってきたよね。

 年明けの、竜騎士団からパトロールに行くジョイとオーバを見たけど、お父様と同じように飛んでて感心した」


「乗せていいという許可が出たら、どこにでも連れてってやる」


「……ありがとう」



 竜舎に着き、お父様に挨拶してからオーバとジョイに挨拶する。

 ここのところ、なかなかゆっくり会えなかったから。


 オーバが甘えてくる。私は寄せてきたオーバの頭を抱きしめて頬をすりすりした。


「オーバ、最近落ち着いてきたね。

 前はもっとギャーギャー言ってなかった?」


「大人になってきたんだろう。毛先の青い色もなくなってきている」とお父様。


 そう言えば青い部分、ちょこっとあったのに、消えてきている。

 

「そっか、オーバも大人になるのか!!」


 そういえば、ドラゴンの結婚とかって?

 オーバもジョイも雄なんだと思うんだけど……。


 私は次にジョイの所へ行った。

 ジョイが腕を広げて迎え入れるような体勢になるのでぼすっと抱きついた。

 

 むー、全身すりすり~!!


 肩をとんとん叩かれる。

 振り返るとフレイで、オーバの方を見て笑っている。


 見たら、オーバも腕を広げる体勢をして待っている!?


「やー、オーバ、かわいいっ!」


 私はジョイを撫でて離れると、オーバの所へ行き飛び込むように抱きついた。


「はあ、幸せ……」


 私がそう呟くとお父様が笑ったけど、フレイは複雑そうな顔をしていた。


読んで下さり、ありがとうございます。


昨日、新しいエアコンの取り付け無事できましたが、その準備のために家具を動かしたら、家族で大掃除状態に突入してしまいました。

寝るために元に戻すための作業も続き……。

パソコン全然開けなかったです。

でも、部屋は強制的にきれいになりました。


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