52)エピローグ
今日で本編は最後になります。m(_ _)m
事件から2ヶ月後におこなれたギルモア王国の公演は盛況のうちに終わり、その後、私とソラは、無事に婚約。私の卒業を待って、結婚することができました。
反対するひとは居ませんでした。
トキワ公爵が退き、トキワ家のご長男が後を継いだのです。
トキワ公爵は、聖女の魅了の魔法に惑わされていたことが判りました。
聖女の魅了魔法は、アノス王立学園での噂で、さんざん、知れ渡っていたものです。防ぐ機会も方法もあったというのに、現公爵ともあろう者が、そんなものにまんまと籠絡されたのは、かなり恥ずべきことです。
王宮からも誹られ、トキワ公爵は引退を余儀なくされました。
トキワ家での発言権も失い、ソラと私の結婚を反対することは出来なくなりました。
こういう形で許されるのは、少々後味が悪いですけど、このさい、かまいません。
せっかくソラと結婚できるのですから。
「子供たちの笑い声と、歌と音楽があふれる家庭を作ろう」とソラが言ってくれます。
「子供たちに、たくさん子守歌を歌って、カリン」と。
ええ、私は、3歳のときに亡くなってしまったお母様の代わりに、毎日、子守歌を歌ってあげましょう。
◇◇◇
あれからも、色んなことがありました。
私とソラは、キースレア帝国の皇太子妃、メイベル妃にもお会いしました。
それから、シオン殿下とソラが活躍し、キースレア帝国とアノス王国は、より確固とした平和条約を結びました。
私は、そのときには、ささやかながら、聖女の聖歌を歌い、お力添えすることが出来ました。
ええ、まぁ・・ただ、歌を歌っただけですので、自慢できる話じゃないのですけどね。
子供たちのためにも、平和な世界は有り難いです。
1年後には、無事、第一子が産まれました。
ソラによく似た可愛い男の子です。
最近、孫を大事に抱き上げるお父様のお顔を見ていると、ふと、思うことがあります。
私の鑑定能力は、さらに上がってきているので、それででしょうか。
前世の記憶の中にある、おぼろげなお母様の笑顔。
幻のような、優しげな面影。
私が早死にしたために、後に残してきてしまった前世のお母様。
そのお母様の笑顔と、お父様の笑顔が、重なって見えてしまって。
もしかしたら?
お父様、私、前世のぶんも、親孝行しますからね。
最後まで、読んでいただいて、ありがとうございました。
ブクマや評価や、感想をいただき、とても励みになりました。
本日、ソラを主人公にした「恋するピアニストの物語 ~ 超絶オンチ聖女とピアニスト・ソラの闘い」を投稿いたしました。カリン目線だと書けなかった部分を書けるので、作者、楽しく仕上げております。
https://ncode.syosetu.com/n0075es/
この度の反省を踏まえ、1話の長さを長くして、二週間ほどで(なるべく1日2話ずつとして)最後まで投稿しようと意気込んでおります。
キースレア帝国のその後の部分は、ソラが暗躍しておりまして、カリン主人公では書けなかったところを色々付け足して、完結させる予定です。
またぜひ、お読みくださいませ。
m(_ _)m




