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51)惨い幕引き

本日の2話目の投稿です。

1話目は、午後6時に投稿済みです。

「今更だけど、君が囮になるなんて・・他に方法がなかったのかと思うよ」

 とソラ。

「私もアノス王国の貴族のひとりですから、王宮からの依頼は断れませんわ」

「リサイタルの準備どころじゃなかった・・。

 ギルモアから出ないよう、殿下に言われてしまうし・・」

 ソラは、幻惑の魔導具で姿を変えて、私と一緒にアノスに戻る、と言っていたのですが、シオン殿下に、ジュンヤたちに気取られると拙いからと、ギルモア王国から出国しないよう、言い渡されました。

「ソラが捕まったら困るから、これで良かったんですわ」

 幸い、ソラのリサイタルの予定は、今少し先の日程でしたので、差し障りなかったようです。

 ソラとスズナ叔母様が、私が帰国するのを反対したのは、囮になるためだったからでした。

 騎士団を付ける、とシオン殿下が確約してくれたので、お父様は了解したのですけれど。

「心配で、抜け毛が増えた」

 と情けないことを言ってました。

 ハゲて欲しくないです。

 襲撃事件が落着したあと、すぐにお父様に、無事の知らせを送ってますから、大丈夫ですよね?


 その後。


 私は、ギルモアとアノスを行ったり来たりしながら、公演の準備と学業を両立させています。・・いくぶん、学業の方がおろそかですけど。そこはまぁ、芸術学園ですから。

 卒業生の活躍は学園の宣伝にもなるそうで、学園長には激励されています。

 頑張らねば。


 レミさんは、修道院に永蟄居が決まりました。

 一生涯、出られません。

 レミさんの実母である夫人も一緒です。彼女は再婚していた男爵と離縁し、娘とともに余生を過ごすことにしたのです。

 ジュンヤさんは、ご病気になられました。・・貴族の強制的なご病気、つまり永蟄居です。聖女の魅了の力を悪用したので、罪は重いです。

 二度と表に出られることはありません。

 ジュンヤさんに関しては、成人して間もない貴族が重い犯罪を犯したことで、監督責任を持つ保護者が同程度の罪に問われました。

 現ユキノ伯爵です。

 ユキノ伯爵は、ジュンヤさんの祖父です。

 ジュンヤさんの父親は、幼いころに受けた過剰な訓練がもとで内蔵を傷め、身体が弱く、領地運営も家礼らの助けをかりて、やっとの状態だそうです。

 ジュンヤさんの教育も、現領主の祖父がおこなっていた、ということで、責任は、祖父が一身に受けることが決定しました。


 ジュンヤさんと一緒に、彼も蟄居です。


 ソラは、この知らせを受け、「蟄居で済むのか」と不本意そうでした。

 私が死んでいたら極刑もあり得たそうですけど、無事でしたので。

 私を襲撃した犯人らは、ジュンヤさんに、

「女は慰み者にしたあと、顔を焼き、手足を切り落として、森に捨てろ」と言われていたそうです。

 ソラは、その話しを聞き、顔色をなくしていました。


 私は、ジュンヤさんがやりそうなことは知っていましたので、今更でしたけど。


 レミさんも、ジュンヤさんたちも、魔法が使える貴族用の施設に入り、逃げると心臓が止まる措置がされてあるそうですので、二度とお会いすることはありません。


 惨い幕引きとなりました。

お読みいただきありがとうございました。

また明日午後6時に投稿いたします。

そろそろ本編は終わりに近づいてまいりました・・。

すぐにソラ主人公の続き&番外編「恋するピアニストの物語 ~ 超絶オンチ聖女とピアニスト・ソラの闘い」を投稿いたします。作者、急ピッチで準備しております。

本編のカリン目線で書けなかった、聖女レミの激オンチぶりを思いっきり書ける~と思いながら仕上げてます。

明日の夕方には投稿します。プロローグと、もうひとつ、2話投稿する予定です。

ぜひ読んでくださいませ。

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