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魔将貴族II  作者: ルクフ
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魔将貴族II 九章 八十話〜九十話

魔将貴族II九章


一話~再会~


私はワインを取りに第二拠点にワープする

ワインの在庫を調べる、、、、

〈私〉「補充しなければな」

〈??〉「その必要はねぇよ」

私は危険を感じ咄嗟にしゃがむ

それと同時に銃声が聞こえる

そしてナイフを手元にワープさせ

振り向きざまに投げる

金属と金属ぶつかる音が聞こえる

そこにいたのは、、、

あの時殺した、、、

、、、、king、、、、

〈私〉「何故生きてる」

〈king〉「生きてちゃわりぃか?

死んでも死に切れず復讐にきただけだ」

〈私〉「何故だ、、、、

死神の本に死ぬと書いてあって

実際にkingは私から奪った銃で自害したはず、、、

それだ、、、、

死神の鎌で殺してないから

冥界にはいかなかった

まぁ作戦通り人間界から消えた

今ここで殺す意味はない」

〈king〉「何ぶつぶつ言ってんだ?

そろそろ始めようぜ

ショータイムをなぁっ」


二話~説得~


kingは宙に浮く椅子に座り

五本のガンブレードを取り出す

椅子もガンブレードも宙に浮いてる

そして襲いかかってくる

〈私〉「お前は人間界から消えた

わざわざもう一度殺す必要は無い」

〈king〉「黙れっ」

二本のガンブレードが飛んで来る

私は跳んで避ける

そしてガンブレードを踏み台にしてさらに跳ぶ

そこから落ちると同時にkingの頭にかかと落としをする

kingとセルトは友達だ、

ここで殺してもデメリットしか残らない

〈私〉「セルトに会いたいか?」

一瞬kingの目の色が変わる

〈king〉「お前はセルトと関わるなぁぁぁぁ」

kingはガンブレードを掴み椅子からジャンプして

私に斬りかかるが私はナイフを手元にワープさせ

攻撃を防ぐ

しかしkingの攻撃はデタラメだ

〈私〉「私はお前を殺す気はない

攻撃をやめたまえ」

〈king〉「やめねぇよ」

ガンブレードで発砲するが私はワープで攻撃をかわす

最終手段だ、、、

私はセルトに電話する

〈私〉「セルト、今すぐ来い」

〈セル〉「なんで?」

〈私〉「kingに会いたいだろ」

電話は切れる

セルトがワープして来た

〈私〉「それでは私は帰る」

もちろん嘘だ、、、

ワープと見せかけ気配を消し木の後ろに隠れる


三話~残酷だ~


〈セル〉「英斗本当に英斗?」

どうやらkingの本名は英斗らしい

〈king〉「セルト、、、ここは危険だ

場所を変えるぞ、話しはそれからだ」

二人はどこかへワープした

〈ベル〉「殺人鬼が随分まるくなったな」

気がつくとベルゼブブがいた

〈私〉「その呼ばれ方はあまり好きではない」

〈ベル〉「残念な世界だ

kingがシャダラ側にいる限り俺の敵だ

勿論俺の敵はセルトの敵だ

トーキョーパークの件もあるし

見逃す事は出来ない」

〈私〉「そうか、残念だ

ならセルトをお前の仲間から外してくれないか?」

〈ベル〉「さぁ、俺がたとえセルトを仲間から外しても

シャダラは受け入れないと思うぞ」

〈私〉「そうか、仮にセルトが外れても

kingは見逃さないと?」

〈ベル〉「あぁ、最後の情けだ

、、、、、お前がkingを殺せ、、、、

セルトに殺させないさ」

〈私〉「私は、、、、

私はシャダラ側でもある

当然シャダラの仲間であるkingを守るという選択肢もある」

そこで、、、、

〈シャ〉「ならセルトを殺せ

僕がシャダラ側のリーダー、シャダラ本人だ

本当に僕側ならセルトを殺せるよね」

〈私〉「いつか殺すさ」

私が死ぬまでこの件は先延ばしにする

それがベストだと判断した

私はワープする


四話~感情の変化~


どっちも生かせないならどっちも殺す、

それが自分の中の正義、のはずだった、、、

別にどっちが死のうと構わない、、、

はずなのに、、、、、

ザディアスに聞いてみよう、、、、

〈私〉「とゆう訳だ」

〈ザデ〉「そうか、、、、

俺的にはkingを殺すべきだと思う、が、

そこは自分で決めるべきだ」

〈私〉「そうか」

電話を切る

、、、、、、、、、

、、、、、、、どうする?

、、、、、、、

今日は寝よう、、、

目が覚める、、、、

これ程気分が悪い朝は初めてだ

ほっといたら確実にどっちかが死ぬ

二人共殺すべきか?

それともほっとくべきか?

〈私〉「炎鬼丸、相談がある」

〈炎鬼〉「なんだ?」

私は炎鬼丸に全て話した、、、、

〈炎鬼〉「何方も助けようぜ、

無駄な殺戮はやめろ、約束だぞ」

〈私〉「もし、約束を破ったら?」

炎鬼丸は険しい表情をする

〈炎鬼〉「意味もなく殺戮を繰り返すのは

、、、、、許せないな、、、、、」


五話~死神として~


今日の仕事内容は違法契約者撲滅

他者を殺す内容だ、、、

仕事はバフォメットとの協働作業

直ぐに終わらせた、、、

勿論殺した、、、、

それが死神の仕事だから、、、、、

いつしか殺す事にためらいを感じる様になった

あの頃は簡単に殺してたのに、、、、

また明日も仕事がある、、、

帰宅して眠る

目が覚める、、、、

今日も殺すのか、、、

何時からためらう様になったのか、、、

そして仕事を終わらせた

帰ろうとしてワープする前に

ザディアスに呼び止められた

〈ザデ〉「この前から冴えない顔してるな

大丈夫か?」

〈私〉「すまない、大丈夫だ」


六話~シャダラの本音~


今日は休日

第二拠点に行く

そこにはシャダラがいた

〈シャ〉「どうやら命を天秤のかけたようだね」

〈私〉「さぁな」

〈シャ〉「そんなにキツイならベルゼブブ側に着けば

いいじゃん」

〈私〉「さぁな」

〈シャ〉「ほっとけば解決させるよ」

〈私〉「さぁな」

〈シャ〉「悪いけど敵は一人残らず処分する性格でね」

〈私〉「さぁな」

〈シャ〉「、、、、、」

〈私〉「、、、、、」

〈シャ〉「、、、悪魔ってさぁ

いつも悪いもの扱いだよね」

〈私〉「、、、、」

〈シャ〉「でもアラカやkingと接してると

自分が悪魔って事、忘れられるんだ」

〈私〉「、、、、」

〈シャ〉「心は悪と善だけじゃない

いい事しかしない奴は存在しない」

〈私〉「、、、、」

〈シャ〉「それと同じで

悪い事しかしない奴もいない」

〈私〉「、、、、、」

〈シャ〉「悪魔だって、いい事をする」

〈私〉「、、、、」

〈シャ〉「殺人鬼も、そうでしょ

正義は必ずある

僕はずっと大悪魔でいる事に不満を持ってた

でも君達に出会ってたまに悪魔って事を忘れられる様に

なってさ」

〈私〉「何が言いたい?」


七話~シェロの本音~


〈私〉「何が言いたい?」

〈シャ〉「君も殺人鬼って事を忘れられる時ってあるよね

そのまま汚い自分を忘れて、新しく生きたら

僕がアラカやkingを仲間にした理由はそれだよ

確かに一緒にいてる間ずっと悪魔じゃない訳ではない

でも変わりたいからkingを守る

君とkingを戦わせても

殺し合いはさせない」

〈私〉「でも善で保ってく事も出来ないんだろ

生まれつき悪魔だから」

〈シャ〉「変る事なら誰でもできる」

〈私〉「俺もか?」

〈シャ〉「出来るさ」

〈私〉「俺は、、、、、変わらない」

〈シャ〉「?」

〈私〉「服装を変えて、髪型も変えて

住む場所も変えて、一人称も変えた

でも殺人鬼の俺は変わらない」

〈シャ〉「本当は?」

〈私〉「、、、、、、」

〈俺〉「、、、、、」

〈俺〉「俺は、、、とっくに変わってる

殺人鬼の名を背負い

生きていく、、、たとえ変えられたとしても

捨てるにはもったいない人生だ

確かに何人も殺した、でもその人生に

仲間もいた、、、、

死神を辞めたとしても

殺した事実は変わんない

だから、殺人鬼って名を変えない」

〈シャ〉「君は本当にそれを望んでるの?」

〈俺〉「と言ってもただ人を殺すんじゃない

殺す奴と殺してはダメな奴ぐらい

自分の正義で見極める」


八話~結論~


〈俺〉「俺は、もうただの殺人鬼じゃない」

〈シャ〉「君なら変えられると思うよ」

〈俺〉「俺は、、、、私は、、、、

、、、死神だ、、、、、、」

〈シャ〉「これからどうするの?」

〈私〉「なぁ、本当にセルトを殺すのか?」

〈シャ〉「僕はあくまでセルトの敵」

〈私〉「ならkingを手放してもらおう」

〈シャ〉「そっちがその気なら、

燐刄とメリーを僕の仲間に」

〈私〉「分かった」

あとはセルトをベルゼブブから

〈シャ〉「よかったね、ベルゼブブもセルトを手放すみたい」

〈私〉「何故?」

〈シャ〉「この事をメールでkingに伝えたら

セルトと二人で話し合ってこうなった

それで二人がベルゼブブに言ったところ

こうなった」

〈私〉「なるほど、ありがとう」


九話~体制立て直し~


この日以来何時もの生活に戻り

多少殺す事に抵抗は残ってるが

死神として生きると決意したから

気持ちを押し殺す事で保ってる

しばらくして会社に新入社員が来た

そいつの名前と顔ははっきり覚えてる

「初めまして、

、、、、黒灰です、、、、」

やはり生きてたか

一瞬嫌な考えが頭に浮かんだ

セルトはベルゼブブ側にいて

死神のスパイ、

だがベルゼブブはセルトを切ったところで

死神のスパイはいなくなる

となると次に送り込まれた奴は、、、

いや、考えすぎか

スパイがセルト一人ってゆう可能性は少ない

それにセルトは今でも死神をしてる

それに黒灰はタール側の者、、、、

でもタールは潰れたからやはり、、、

いや、深読みし過ぎだ

〈黒灰〉「お!シェロじゃん

よろしくな」

〈私〉「まだ自己紹介の途中だぞ」

〈黒灰〉「おっと、そうだった

そしてこいつが俺と契約した悪魔」

〈悪魔〉「ペッパーだよー

よろしくねー」

今回の業務内容はパトロール

この街は安全だ


十話~次の刺客~



とりあえず自動販売機でコーヒーを買って

ベンチに座って飲む

その横に黒灰が座ってくる

いちごミルクが入ったペットボトルを持ってる

〈黒灰〉「なぁ、スパイって疲れるよなぁ」

間違えないベルゼブブの刺客と化したか

確かめよう

〈私〉「スパイとはいったい?

緑の髪の少年にでも頼まれたか?」

〈黒灰〉「情報通り知っているようだな

何であいつ餓鬼の格好してるんだ?」

〈私〉「さぁな、ショタコンなんだろ」

刺客確定だ

余計な真似しなければいいのだが

何を仕込んでるか分からない

飲み会でも開くか、、、

そうえばパトロールはリーダーに報告してから

解散だったな

〈黒灰〉「なぁ、俺はそこまで真面目じゃねぇから聞くが

最近死神はこんなんしかしてねぇのか

俺はさぁ元々朧露名の妖怪だから

この世界の死神が何してるかよくわからねえんだよな」

〈私〉「主に違法契約者撲滅運動や別世界の魂の回収や

最近は違法契約者もへりパトロールが追加されたところだ」

〈黒灰〉「なんだ、ほぼ変わらねぇじゃねえか

まぁ適当にベルゼブブに報告しとこうか」

〈私〉「違法契約者が少ないからパトロールが追加された

もし違法契約者が増えたらパトロールは消えるかもしれない

パトロールはこの世界を知る絶好のチャンスだぞ

私みたいにサボってないで初日くらい真面目に見回りしたらどうかね」

〈黒灰〉「分かったよ」


十章に続く

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