魔将貴族II 八章 七十話〜八十話
魔将貴族II八章
一話~十年前の謎~
〈私〉「確か、、、凍結した世界に行った時
私はルシフェルに殺された、そして意識が遠のき
気がつくといきなり景色が変わる
カプセルの中にいた」
〈アイ〉「まって、確かシェロが倒れて
病院に連れてって医者に死んだと言われて」
〈私〉「分らないなぁ、
おそらくそれはただの抜け殻だ
意識が遠のいてお前の叫び声が聞こえたさ」
〈バフ〉「確かその頃、
シェロは戦いに慣れてなかったから
予備の体をベルゼブブに頼んで二、三個ほど
作らせといたんだよ」
〈私〉「その時はまだベルゼブブとタールは繋がってた
私が席を外した十年の間で何かあったのだろう」
〈炎鬼〉「ルシフェルはどうなったんだ?」
〈私〉「知らないな、あの十年は自己管理で
忙しかったからな
まぁ結局黒に染まったけどな」
〈炎鬼〉「それがお前のもう一つの名
鬼斬りのチェドか、、」
〈私〉「あぁ、狂犬の如く暴れ回ってた時期だ」
〈アイ〉「帰って来た時
紫の和服だったからびっくりしたよ」
〈私〉「そうだなぁ、チェドは何時しか
思い出から人格になってたな」
〈茨木〉「ネットで話題じゃったな
会った時は貴族服だったから気づかなかったが」
〈私〉「話しは それたが蘇生のからくりはこれだ」
二話~咲奪還作戦~
さてと、バフォメットが居る状態で
どうやって咲を取り戻そう
そうだ!シャダラだ!
研究所の近くでシャダラを暴れさせよう
スマホで炎鬼丸にメールを送る
これならバフォメットにバレない
炎鬼丸に送るメールの内容は
咲を取り戻す
研究所に行って囮をしてくれ、
囮の囮はシャダラに任す
何人呼んでもいいから研究所で暴れてくれ
炎鬼丸から
分かった、暴れさせてもらうぜ
と返事が来た
だが今のプランは炎鬼丸も囮だ
その逆の忍びに匹敵する奴を金で雇う
ここまであれば十分だが
私も囮でシャダラと戦闘の振りをしなければならない
何故ならシャダラが暴れてるのに私が野放しにするのは
おかしい事だ、バフォメットもそれを理解してるはず
それと咲に関する事だ、アイフがいないのはおかしい
しかし一斉に事が起きアイフが来ると
アイフが本当の刃だと思う、、、と
私が考えるとは奴は思わないだろう
何故ならこれだけ囮がいるそして
絶対どれかが囮だと気づく
そうなればアイフが本当の刃と言うのは明る様
絶対に奴はアイフを囮だと思う
まぁこれだけ囮がいれば奴らも混乱して
隙が生じる、
あとはお留守番だ
アイフと炎鬼丸とシャダラに明後日の正午に
腐敗都市集合とメール送信
後は忍びの彼奴に連絡
三話~賠償~
先ずは頼めるだけの金をベルゼブブから巻き上げる
どうするか、、、
よし、決めた
ベルゼブブの元にワープ
〈私〉「ベルゼブブ、交渉をしに来た」
〈ベル〉「なんだ?」
〈私〉「私と契約したバフォメットをお前にかそう
その代わりに六万円をもらう」
〈ベル〉「バフォメットを失えばお前の武器が無くなる
絶対に裏があるな」
〈私〉「六万円で新しい武器を買いたいだけだ」
〈ベル〉「いいだろう」
絶対にベルゼブブは見張りをつけるはずだ
それを暴いてつけさせ暴いてつけさせを繰り返せば
自然と見張りが強化されていく
30分後、、、、
これで百七人見つけて報告した
まだお目や手の人物は見張りに回ってない
もしくはすでに見られてるか、、、
すでに今一度に二十人に見張られてる
お目や手の人物はこの中にいない
さてと、遊びは辞めてお目や手の人物の前にワープ、
屋根の上に着く、そこには一匹の猫がいた
なるほど、
猫に札束を見せびらかす
〈猫〉「ようやくばれたか
五分前から監視してたぞ」
猫から煙が出て煙が消えたら
そこには露蛾がいた
〈私〉「流石だ、それと、依頼がある
先ずはスマホの番号を教えてくれ」
〈露蛾〉「いいけど何故?」
〈私〉「声に出せない事を説明する」
メールで状況を説明、、、、
〈露蛾〉「いいよ」
それで時は進み、、、
四話~作戦開始~
当時、、、、
炎鬼丸から連絡が来る、
〈炎鬼〉「今研究所で暴れ回ってるぜヒャッハー」
それに紛れて今回の刃である露蛾も侵入
蜘蛛に化けてる様だ
遅れてアイフも侵入しかし研究員はアイフが囮だと思い
アイフに目もくれない、作戦は順調に進んでる
〈私〉「シャダラ、そろそろ行くぞ」
〈シャ〉「分った、爆発が合図で」
30秒後3キロ離れた所で大爆発が起こる
私もわざと使い慣れてない大剣を振り回す
〈私〉「シャダラ、今回の戦いの目標は覚えてるか?」
〈シャ〉「とにかくうるさく音を立てながら
派手に戦うんでしょ」
〈私〉「ご名答」
辺りには結界と大剣がぶつかる音と
激しい爆発音が響きわたる
軍事ヘリが来てマシンガンを撃ってくる
〈シャ〉「そうえば最近腐敗都市にも
市民が居るみたいだね」
〈私〉「悪いがこっちも本気だ」
キンキンドカドカ爆音が響く
この状況が数分続く
すると炎鬼丸から連絡が来る
〈炎鬼〉「助けてくれ
武装した奴らに仲間がどんどんやられていく
応援を読んでくれ」
〈私〉「撤退しろ、全員撤退」
撤退させ油断した間に咲を狙う、てゆのは
おそらく不可能、さらに武装して体制を立て直すだろう
体制を立て直す今、
〈露蛾〉「研究所のブレイカーを落とした」
〈私〉「分った、今行く
シャダラ、予定変更攻め込むぞ」
〈シャ〉「オーケー」
咲の前にワープ
しかしブレイカーを落としたはずだが
室内は明るい
〈ター〉「研究所は電気が命だ
この様な事態みも備えてあるさ」
五話~最悪の状態~
〈私〉「二体一だ、負けを認めろ
正直、、、、、殺したくない」
〈??〉「へ〜、シェロがそんな事言うなんて
明日は槍、いや、隕石でも降るのかな〜」
〈私〉「予想はしていた
バフォメット、お前が敵になる事は」
〈バフ〉「君がベルゼブブに言ったんじゃん」
〈シャ〉「いや、バフォメットと戦うのは僕だよ
シェロとタールは一緒になって人のSNS荒らすほど
仲がいいじゃん」
〈私〉「やはりバレてたか
大悪魔は大悪魔に任せるとしよう」
〈ター〉「UNOでもするか?」
〈私〉「生憎アンインストールした
人生ゲームを楽しもうではないか」
〈バフ〉「でも殺す気無いんでしょ
サ・ツ・ジ・ン・キ」
その時時間が止まった
目の前にはチェドがいる
〈チェ〉「俺に変われよ
偽り仮面なんか捨ててさぁ」
〈シェ〉「偽りじゃ無い、
もう偽りじゃないんだよ」
〈チェ〉「本当は我慢してるんだろ」
〈シェ〉「違う」
〈チェ〉「直ぐに仮面は外れるだろ」
〈シェ〉「お前さえいなければ」
〈チェ〉「もう、おせぇよ」
再び時間は動き出す
〈俺〉「さってっと、本気出すか」
〈私〉「違う」
〈俺〉「鬱陶しいな、偽善者」
〈私〉「ちが」
〈俺〉「茶番はおしまいだ」
俺は長巻を取り出す
〈俺〉「ころーす」
七話~悪魔再び~
長巻を強く握り地面んを蹴り
猛スピードで接近するが
その接近するわずかな時間に
タールは例の紫大剣を出して攻撃を防ぐが
俺はさらに跳び真上に到達したと同時に
左手にナイフを取り出し握りタールの脳天をつくが
タールは尻尾をナイフに当てて軌道をそらす
俺は咄嗟にワープして長巻をしまい
スミス&ウェッソンを取り出し
タールの顔面めがけ発砲
タールは首を傾げ銃弾を避けた後
体を捻り大剣で斬りかかるが俺はタールの背後に
ワープして蹴飛ばすがタールは空中で尻尾を地面に叩き付け
体制を立て直すそして壁を蹴り大剣で突くが俺は
体をそらし避けてナイフで斬りかかるが
その攻撃を読まれてたのか手に尻尾が巻きついてる
タールは地面に大剣をさし尻尾で俺を投げ飛ばす
俺は壁に強く衝突する、そこにタールが大剣で斬りかかる
俺は咄嗟に避けタールの首をナイフで突くが
タールは大剣を引いてナイフを弾く
タールの大剣にヒビが入ると同時にナイフの先端が欠ける
直ぐに欠けたナイフを捨て新しいナイフを取り出す
そして両者相手の間合いから出て
攻撃体制に入り直し俺は銃を発砲するが
全て尻尾で弾かれる
銃弾が切れた
俺はナイフを投げタールは大剣で弾き両者接近して
俺は長巻を取り出すと同時にタールは大剣を縦に振るうが
俺は体を捻り避けそのまま止まらずに長巻で振り払う
タールは尻尾で俺を叩き飛ばし
俺は壁に衝突
タールはゆっくり近くが
突然の横からの爆風で飛ばされる
大悪魔のほうも盛り上がってる様だ
八話~真剣勝負~
〈俺〉「タール、場所を移すぞ」
〈ター〉「あぁ」
研究所の開けた場所にワープ
その瞬間大剣と長巻がぶつかり合う
お互い不意打ちを考えてた様だ
しかし大剣にさらにヒビが入る
〈俺〉「おいおいどーした
おたくの武器ヒビが入ってるぞ」
〈ター〉「想定内だっつーの
、、、、、パージ、、、、」
あの時みたいに大剣がバラバラになって中から
怪しく光る刀が出てきた
辺りはブレイカーが落ち暗いがタールの刀が
辺りを薄紫色に照らしてる
〈ター〉「細切れにしてやる」
〈俺〉「バーカ、その光ごと消し去ってやる」
俺は長巻に意識を集中させ悪霊を呼び寄せる
すると長巻の刃が緑色に輝く
〈タール・俺〉「殺ろす」
俺は長巻で斬りかかるがタールは大剣の部品を尻尾で掴み
飛ばしてくるのを俺が長巻で斬りそのまま止まらず
回転斬り、
タールは刀で受け流す
俺は振り向きざまに長巻で振り払うがタールは跳び
天井を蹴り俺は地を蹴り両者斬りかかる
刃と刃がぶつかるが金属がぶつかる音は聞こえず戦いは続く
ひたすら斬り合い
いよいよ決着がつく
両者居合斬りの構えに、、、
爆発音と共に斬りかかる
この一瞬が長く感じた
敵同士だが二日間の夜
ゲームで遊んだ
枕投げをした
酒を飲み合い語った
でももう語る事は無いだろう
過去は長く、、、、、、
最後は一瞬、、、、、
タールの刀が真っ二つ
タールは倒れる、、、、、
九話~花束~
そして何処かへワープする
何故か殺す気も失せた
タールは足を引きずりながら花束を持って
咲の元へ向かう
咲は露蛾の隣にいた
露蛾は悟ってた
もう少しでタールは死ぬ
タールは少しずつ灰になってく
〈ター〉「は、、なを、、」
右手が落ちて灰になる
〈ター〉「はなを、、」
引きずってる足が灰になる
タールは倒れる
〈ター〉「ごめ、、んね、、、」
タールは灰になっていく
〈咲〉「うううん、ありがと」
タールは灰になってく
最後にこう言い残した
〈タール〉「そばに居てくれて、ありがとう」
タールは咲の手に触れた瞬間
灰になって風に飛ばされた
、、、タールの愛は最後に咲いた、、、
十話~もう居ない彼奴へ~
俺は、、、、
私は館に帰った
自分の部屋にワープして
ポカーに手当をお願いする予定だったが
何故か炎鬼丸と燐刄と見知らぬ人が部屋に
いっぱいいた、飲み会を開いてた
〈私〉「そうゆうのは食堂でやってくれ」
〈人〉「なんだよせっかく楽しんでたのに
食堂いこうぜー」
私と炎鬼丸と燐刄だけが残った
〈私〉「何故行かない」
〈炎鬼〉「一番頑張ったのお前だろ」
〈燐刄〉「俺も頑張った、しかし結構な犠牲者が
でたな」
〈私〉「私も、亡くしたくない奴を亡くした
この手で、しっかり殺めた」
〈燐刄〉「UNOでもするか」
〈炎鬼〉「いや空気読めよ」
〈燐刄〉「亡くなった奴は、
残った奴が悲しむ方を望んじゃいないぞ」
〈炎鬼〉「ビール、
ビールキンキンに冷えてるぜ」
〈私〉「バフォメットも居ないな」
〈バフ〉「UNOに二万ドル賭ける」
〈私〉「なんだ生きてたか」
〈バフ〉「酷くない?」
〈私〉「て事はシャダラは」
〈シャ〉「ちゃんと生きてるよ〜」
〈炎鬼〉「え、なに?決着付かなかったの?」
〈バフ〉「さーね」
〈燐刄〉「シャダラじゃん、そうだ此処で紹介しよう」
燐刄は誰かに電話する
〈燐刄〉「え、あ、なに、来れる、
あ、じゃあじゃあ来て」
〈炎鬼〉「軽!?」
〈バフ〉「誰かな〜」
そこに研究服を着た少女がワープしてくる
〈??〉「ど、どーも、メリー、ゴールドです」
〈燐刄〉「俺の彼女」
〈シャ〉「え、マジw」
〈私〉「そうきたかー」
〈炎鬼〉「それでも人数足りないよね」
〈私〉「セルトに電話してみる」
〈セル〉「今ゲーセン、後にして」
電話を切られる
〈私〉「よし、SNS荒らすぞ」
〈一同〉「オーケー」
九章に続く