魔将貴族II 六章 五十話〜六十話
魔将貴族II六章
一話~魔術師と忍者~
〈老人〉「何者だこやつは」
私はスミス&ウェッソンで老人の頭を撃ち抜く
〈露蛾〉「あーあ、死んじゃった、
リストラだぁ、まぁ死んだのは依頼主だけど」
〈私〉「何故死神のリーダーであったお前が
犯罪者側に立ってるんだ」
〈露蛾〉「ビジネスでーす」
〈シャ〉「死神はたいへんだね〜
さてとっ」
氷の槍を作り炎を纏わす
それで突くが露蛾は体を捻り避けて
一回転して忍者刀で斬るが
シャダラは手で忍者刀の刃を握り潰す
〈露蛾〉「あらら」
シャダラは露蛾を結界で包みその中を爆破
結界の中の全てがチリと化す
〈私〉「済んだか?」
〈露蛾〉「まだだよ」
露蛾はシャダラの背後にワープして
クナイで刺そうとするが
シャダラはしゃがんで避ける
〈シャ〉「何故ワープ魔法が使えるのかな〜?」
〈露蛾〉「俺は物理攻撃しかし効かないんだよ」
〈シャ〉「デタラメな能力だね」
シャダラはその状態から回し蹴りで
露蛾の体制を崩すが露蛾は地面に手を付いたら
手で地面を突き宙に跳ぶ、そして
空中で体制を立て直し飛びクナイで攻撃
シャダラは氷の槍で飛びクナイを弾く
そして露蛾が着地する前に辺り一面を焼き尽くす
しかし何事もない様に燃え盛る地面に着地する
〈露蛾〉「この靴、耐火性なんだ」
ちなみに檻の中はシャダラの結界で守られてる
〈露蛾〉「少し本気出しちゃおうかな〜」
二話~プロの殺し屋~
露蛾は袖からダガーを出す
〈露蛾〉「この剣には強力な毒が
塗ってあるんだ〜、ひとかすりでもしたら直ぐに
、、、、、、死んじゃうよー、、、」
〈シャ〉「武器の説明するとかなめすぎじゃん
僕の事知らないのかな?」
〈露蛾〉「さぁねっ」
地を蹴り一瞬で距離を詰めダガーを振りかざすが
シャダラは避けて氷の槍を投げる
露蛾は地面を蹴り高く跳びさらに天井を蹴り
両手でダガーを交差させ攻撃するが
結界によって攻撃は弾かれる、さらに
ダガーは二本とも砕けるが
そこから手元に新しいダガーをワープさせ
連続で攻撃する、そして結界にヒビがはいる
そして露蛾は結界を蹴り壊す
どうやら靴の中に結界破りの札が入ってる
ダガーの毒の話を聞いた時点で何となく予想はついてた
ダガーの出し方、それに敵の目を欺く動き
間違いない、露蛾は殺し屋だ
クナイと忍者刀はただのカモフラージュ
あくまで忍者とゆう印象を押し付ける為のな
本当の武器は小さくて殺傷能力のある物
、、、、ダガーがメインじゃない、、、、
さらに小さく気づかれない物
シャダラは二つのダガーを粉砕する
隙が出来た、
〈私〉「さがれっ」
シャダラは即座に後ろにさがった
シャダラがいた場所には露蛾の手が突き出てる
よく見るとその手の中指から小さい針が飛び出してる
〈露蛾〉「バレちゃった
思考を変えてまた戦うさ」
露蛾は何処かへワープした
三話~命名~
炎が消える
そしてワープ防止魔法と
死神殺しの霧も消える
〈シャ〉「でさぁ、どうしてそうなった
ハニーちゃんw」
〈私〉「燐刄の作戦だ
とりあえず着替えさせてくれ」
私は館の自分の部屋に気配を消してワープ
直ぐに着替えてシャダラの場所に戻る
檻の中の女性達は衰弱してる
〈私〉「さてと、
愛刀を受け取り檻を切り裂いて
私が戦う予定だったが
出る幕は無かったな
さて、死神の会社に戻ったらどうなる事か、、、
計画とは少しそれたが
まぁ、愛刀を返してもらおう」
〈シャ〉「正確には僕が取り戻しただけどね、はい、」
魔装を施した長巻を取り戻す
〈シャ〉「そうえばこの長巻の名前は?
愛刀なら名前を付けてるはず」
〈私〉「今思えば名前は無かったな
、、、霊晶、、、、がいいな
そういえば今回の出来事をリーダーに報告しないとな」
だがリーダーは露蛾、どうするか、、、、
まぁいい嘘でもでっち上げ無かった事にしよう
しかしあの時は忘れてたが
確かルーターがなければ普通のスマホも使えないはず
〈私〉「何故シャダラに連絡ができた?、、、」
ボソっと呟く
〈老人〉「元からルーターが設置されてたからじゃよ」
四話~安心と恐怖~
老人が起き上がる、
頭は元どおり
〈私〉「何故生きてる」
私は咄嗟に銃口を老人に向ける
〈老人〉「まぁ落ち着け、
さっき死神のリーダーに出来事を報告しなければと
言っておったな、
それに関してはお前さんが黙ってれば良い話だ
露蛾もワシも強い権力の元で存在してる
ベルゼブブ様の元でのう」
〈シャ〉「僕の敵だね」
〈私〉「なるほど、また面倒な事を、、、
ようするに、ここで露蛾と対面するのも
ベルゼブブは予想出来てたとゆう事か」
本当に面倒だ
状況整理すると
私は死神側であり、ベルゼブブ側であり、シャダラ側である
しかしその三つの勢力は対面し合ってあり
すでに死神側にベルゼブブのスパイが私含め三人
シャダラ側にスパイは私一人
だがシャダラ側にも席を置いてる私は必然的に
ベルゼブブ側のスパイでもある
私はそんな複雑な計算を出来るほど頭が良くないからな
それを知ってるのはずっと私と行動していた
バフォメットだけ、、、、
、、、、、のはずだった、、、、、
五話~またかよ~
とりあえずザディアスと露蛾には
嘘を吐き結果報告は済ませた
露蛾の野郎、状況を知ってるのにもかかわらず
ニコニコしながら嘘に嘘を重ねて来やがった
今日は疲れた、、、、、
宿に戻る、、、、、
部屋の扉を開ける、、、、
また相部屋か、、、、、
〈炎鬼〉「お疲れー」
〈燐刄〉「ビール冷えてるぜー」
〈セル〉「見たよ」
〈私〉「何をだ?」
燐刄はスマホの画面を見せる
そこには女装した私の姿が、、、
〈私〉「晒しやがったなこの野郎」
〈セル〉「二次元にしたらイケると思うんだ」
〈ター〉「今まで会ってきた女の中で
62番目に可愛い」
〈私〉「私は男だ、目を覚ませ
それと燐刄、
昼間私がワープさせられた後何をしてたんだ?」
〈燐刄〉「あー、あの後、緑の髪の少年に会って
そいつに、、、、ここはいえねぇ
まぁシェロが大丈夫だってのは聞いた」
〈私〉「なるほど、ベルゼブブが
後処理したって事か」
〈燐刄〉「おい、何故彼奴の名前を」
〈私〉「知り合いだ」
〈炎鬼〉「それよりさぁ
ゲームしようぜ」
〈燐刄〉「そうそう、さっきスマホにインストールしたやつ
UNOしようぜ」
六話~UNO~
無理アプリ
何年も前は紙で遊んでたらしい
それ用のオモチャもあったそうだ
結局全員参加
最初に炎鬼丸が出したカードは青の六
次に燐刄が黄色の六、そこで燐刄は、、、
〈燐刄〉「俺はこの勝負に六千ドル賭ける」
〈セル〉「なにその新ルール」
〈炎鬼〉「ドルなんて持ってねぇぞ」
〈ター〉「のった、九千ドル賭ける」
〈私〉「私は三ドル賭ける」
〈炎鬼〉「チキンだなぁ」
〈私〉「最初は少なく、後から上げて行く」
そんな感じでゲームは進み
最初に上がったのはセルト
おそらくだがタールがドルを持ってるのは
仲間の吸血鬼と関係してるからだろう
先ず日本軸に吸血鬼はあまり居ない
何故なら吸血鬼は必ずしもワープを使える訳ではない
その上日本軸には妖怪、鬼、霊、悪魔、死神など
火星の日本くらいにしか吸血鬼の餌の人間は住んでない
それに比べてアメリカ世界軸には人間が多い
今のうちにタールのあり金削っとかないと
他にも仲間を増やす危険性がある
こう隣に並んでスマホで対戦してるけど本来は敵だ
炎鬼丸が次に上がった
私はタールを勝たせないように
手持ちをわざと増やしてタールに送ってる
つまりこの時点で殺し合いは始まってるんだ、、、
、、、、、、酒の飲み過ぎか、、、、
七話~夜更かし~
時計の針が右に傾いた頃
結界魔法も解けてきた
私は朦朧とする意識の中
3番目に上がった
炎鬼丸はすでに寝てる
セルトは音ゲーをしてる
そしてタールが上がりそうな頃
〈バフ〉「この勝負に七千ドル賭ける」
バフォメットが乱入してきた
そうえばバフォメットはベルゼブブと
仲がいい、ドルの取引もしてた、、、のか?
ダメだ、お花畑が見える
気付けばバフォメットはすでに上がってた
まだ燐刄とタールが争ってる
そして、、、、
タールが上がる
負けたのは燐刄
〈燐刄〉「何故だぁぁぁぁぁぁぁ」
〈ター〉「シェロの嫌がらせで結構最後の方まで
残ってたけど僕あまり酒飲んでないから」
〈セル〉「バフォメット、リターンの実写化って
どう思う?」
〈バフ〉「女優次第だね」
〈燐刄〉「何故負けたぁぁぁぁぁぁ
いろんな所行ってギャンブルして来たのにぃぃぃぃ」
〈私〉「お前アレだよ酒飲み過ぎたんだよ」
〈燐刄〉「あぁぁぁぁぁぁぁぁ」
〈炎鬼〉「うるっせぇ」
炎鬼丸が燐刄の顔面に枕を投げる
燐刄が炎鬼丸に枕を投げ返そうとするが
燐刄は酔ってて投げた枕はタールの顔に当たる
私は立ち上がる瞬間
タールは燐刄に枕を投げ返す
その枕が私に当たる
そこから枕投げが始まって
そこから記憶が途切れて
目が覚めたら朝だった
八話~キツイ朝~
目が覚める、、、、
辺りは殺人現場の様に皆んな倒れてる
どうやら枕投げは全員参加した様だ
腹の調子が悪い
トイレに行って吐く
ちょっと飲み過ぎた、、、
まだ会社まで時間がある、
ポーションを買って来よう
着替えて薬局に行く
場所はスマホで調べた
金は、、、、
まぁドルを使って吊り合うか試してみよう
薬局までワープして何事も無く
ポーションを買った
泊まってた部屋の前にワープして扉を開くと
タールが居ない
バフォメットも居ない
まぁいい
私は愛刀を持ってる
ワープさえ使えれば何時でも出せる
とりあえずセルトを起こすか、、、、
セルトは無言で起きて私服に着替える
そして朝ご飯を食べ歯を磨き顔を洗い
会社にワープ
三日目は違法契約者撲滅運動
まぁ最近の違法契約者は悪魔と距離を取り
死神の本には書かれない事が多い
結果朧露名ではパトロールが主流らしい
早速パトロールをする、、、、
九話~黒いアイフ~
パトロールをしてると
咲とバフォメットとアイフと出会うが
アイフは普段の白い貴族服ではなく
黒い上着に黒いズボンそしてブーツを履いてる
イメチェンでもしたのか?
まぁバフォメットがついてるから
問題は無いだろう
この事は会社の奴らには秘密だが
他の場所に行くか、、、、
そこらへんを歩いてると
アイフがいた
いつもの白い貴族服を着てる
おかしいな、、、
アイフはタールと戦ってる
〈アイ〉「咲を返せっ」
アイフは刀でタールに斬りかかる
タールは巨大な剣で受け流す
〈ター〉「僕はまだ咲に触れてもいない」
タールは長い尻尾で横から突くが
アイフは盾をワープさせ攻撃を防ぐ
〈アイ〉「なら何故咲がいない」
〈ター〉「知らないね、でも
僕の咲がいないなんて聞き捨てならないね」
タールは長い尻尾をアイフに巻きつけ
アイフの喉仏に大剣を突き立てる
〈ター〉「説明しろ、咲は何処だ」
〈アイ〉「こっちが聞いている」
私は少々混乱したが
恐らくあの黒いアイフは偽物で
咲はあの黒いアイフが連れていった、
しかしそこにはバフォメットもいた、、、、
とりあえず声をかけよう
〈私〉「そこらへんにしとけ
咲はさっき見た
バフォメットといっしょにいた
仕事中だが身内が関係してるいじょう
ほっとく訳にわいかない」
私とタール、アイフ、セルトは
バフォメットのもとへワープする
十話~狂気~
バフォメットの元に着く
〈咲〉「あれ、アイフが二人、、、、?」
白いアイフは黒いアイフの眉間に銃を撃つ
黒いアイフは首を傾げ銃弾をかわす
〈バフ〉「アイド君、あの子が君の
、、、、、元となった人間だよ、、、、」
〈アイド〉「へー、銃を持ってるのに
殺気が無いね、多分隠してるんじゃなくて
未だに状況を把握してないのかな〜」
〈咲〉「え、?、、、偽物?」
〈アイド〉「ご名答、僕はアイフを元に作られた
アイドで〜す」
〈私〉「バフォメット、説明してもらおうか」
〈バフ〉「あの子の実験に興味はあってね〜
ちょっと力を貸したのさ」
〈私〉「あの子ってアイドの事じゃないよな
第三者がいるとゆう事で間違い無いな」
〈バフ〉「確かに合ってるけど
決め付けるには早いんじゃない?
もしかして酒の飲み過ぎ?」
確かに、深追いし過ぎた
やはりこの心を保ってるのは
難しい、、、
精神的にきたのだろう
〈私〉「バフォメット、タールを押さえてろ」
〈ター〉「僕の咲をっ」
〈アイ〉「僕がそいつを殺す」
アイドは殺気が出てない
ずっとニコニコ笑ってる
殺気、、、、、
殺す、、、、、
ここは少し席を外すべきか
アイフは剣を取り出しアイドに斬りかかる
七章に続く