魔将貴族II 五章 四十話〜五十話
魔将貴族II五章
一話~結果報告~
電波の件やそれに必要なルーター、スマホの件は
一通りザディアスに言って
泊まる宿の座標も報告した
霧が濃い事はすでに別の担当の死神が
言うだろう
後は、しばらく愛刀の長巻は使えない
シャダラが動けば、、、、、
とにかくナイフがあればいい
長巻の代わりになる物をネットで探すか、、、
大体検索するが
シックリ来るものは見つからない
とりあえず長巻を買っておこう
魔装も施して武器はなんとか、
、、、、帰るか
翌日、会社に向かう
〈私〉「ザディアス、私以外の役は順調か?」
〈ザデ〉「あぁ、金もある程度入手した
他の交渉も順調、
あと此処を離れてる間この世界の死神が
決まった、
しかしルーターの件だがどうも
世界と世界を電波で繋ぐルーターは価値が高くて
六つしか用意出来なかった
それともう一度言うが
出張含め旅行だ
宿は決まってるが出番が無い時は
ゆっくり羽を休めろ
俺からは以上だ」
〈私〉「なるほど、
私が言うことじゃないが、別世界だ
、、、、、何が起きるか分からない、、、、
以上、それでは後日」
二話~誰が残るか~
旅行前日
〈私〉「明日から私旅行で三日席を外す、」
〈炎鬼〉「奇遇だなぁ、俺らも
旅行だぜ、」
〈私〉「そうか、で、
誰がこの館に残るのだ?」
〈茨木〉「わっちはのこるわ」
〈ポカ〉「わたくしも、残ります
なので館の事は安心してくださいませ」
〈私〉「まぁ、ワープは使える
なんかあったら戻るさ
さてと、明日に備えて私は寝る」
〈バフ〉「僕も寝る、けど用事を思い出した
自分の部屋に戻るね〜」
私は自分の部屋でとある作戦の
内容整理、
その内容とは、、、、
今は語るのをやめておこう
一通り整理が出来た、
上手くいくか分からないが
後はバフォメットにその内容を伝えるだけだ
バフォメットの部屋の扉の前にワープして
扉をノックしようとするが
バフォメットは電話中の様だ
声が聞こえる、
電話が終るまで座ってよう
〈バフ〉「そうなのか、
でさぁ、アイフからデータを取ってるけど
今のところアイド君はアイフの何倍?
あ、そうなんだ、
やっぱりデジタルナノブラインが必要か、、、
でもアイド君の完成はもうすぐだね〜
っと、誰か来た、切るね〜」
ばれたか、
三話~旅行当日~
ばれたか、私はゆっくり扉をノックする
〈バフ〉「いいよ〜」
〈私〉「失礼する、明日からなるべく
私の手に憑依せず、
連絡が来ない限り
単独行動がメインになる予定だ
なるべく私とは合流しないかたちを
望んでる」
〈バフ〉「何か企んでるね」
〈私〉「お互い様だ」
、、、当日、、、
朧露名死神会社集合
〈朧死神〉「こちらへどうぞ」
和服の死神が会議室へ案内する
会議室に到着
名刺を交換して席に着いたら話が始まる
〈朧死神〉「それでは早速紹介から始めようか」
一人一人紹介し始める
〈朧死神〉「そして俺がリーダーの露蛾だ
よろしく」
こんな感じで話が続く
内容は
一日目-説明
二日目-雑用
三日目-違法契約者撲滅運動
、、、説明が終わる、、、、
宿に向かう、、、、
私とセルトが同じ部屋に泊まる
またかよ、、、
その時
〈??〉「お!、シェロじゃねえか」
四話~相部屋~
〈??〉「お!、シェロじゃねえか」
振り返るろ
〈私〉「なんだ、炎鬼丸か、、、、、
いや待て何故ここにいる!?」
炎鬼丸の後ろから燐刄が出てくる
〈燐刄〉「チーッス」
〈アイ〉「ビックリだよ」
〈咲〉「その金髪の人は誰?」
〈私〉「会社員だ」
〈炎鬼〉「お前らもこの宿に泊まるのか?」
〈私〉「あぁ、そうだ」
受付に話しかけ
宿の女将に部屋に案内してもらう
その途中で炎鬼丸たちと別れた
〈女将〉「相部屋ですがよろしいでしょうか?」
どうやら先に誰か入ってる様だ
会社の死神か?、、、、
まぁ結界魔法があるからどんな奴がいても、、、
〈私〉「かまわない」
扉をノックして開ける
そこにはタールがいた、、、
いや限度ってものがあるだろ
タール1人でそいつの仲間の吸血鬼はいないようだ
この部屋にはすでにルーターが設置されてる
布団もひかれてる
〈ター〉「何故此処に、、、」
〈私〉「仕事だ」
みんなそれぞれ自分の布団の上に結界を貼る
しかし玄関前と奥の椅子が置いてあるスペースは誰も
結界を貼らない、
おそらく直ぐに仲間を呼べる様にあらかじめ
そのスペースを確保してるのだろう
しかし面倒な事になったな、、、
五話~1日目、夜~
この部屋で頭のネジが外れた奴が二人、、
〈私〉「セルト、食事をとりに行くぞ
結界を貼ったまま」
〈セル〉「いいよ」
朧露名の金はザディアスから2000キンもらった
蕎麦屋で食事を済ませ宿に帰る
そして風呂に入り体を洗い
脱衣所で髪を乾かせて
自分の部屋に戻る
部屋の扉を開ける炎鬼丸と燐刄がいた
〈燐刄〉「おせぇぞ、じゃっ語ろうぜ」
〈炎鬼〉「ビールがキンキンに冷えてるぜー」
〈私〉「すまないが、それは別の場所でやってくれ」
〈燐刄〉「こーゆーの修学旅行の定番じゃん」
〈私〉「私とセルトは仕事で来てる
それとお前ら二人は修学旅行とかそうゆう年じゃないだろ
帰りたまえ」
〈燐刄〉「心はいつまでも子供だ」
〈ター〉「頭も子供だな」
〈セル〉「このクソパリピが」
〈炎鬼〉「別にいいだろ、直ぐに寝る訳じゃないし」
まぁいいか、、、、
ビールを手元にワープさせる
〈私〉「しょうがない、
私は話しに参加しよう」
〈セル〉「話し聞こうかな、、、、」
〈ター〉「内容による」
皆んなビールを手元にワープさせる
六話~雑談~
〈燐刄〉「話題は、、、、
デデン、俺らは何故モテないのか、
だってさー、俺、イケメンじゃん?」
〈ター〉「それ自分で言うか?」
〈炎鬼〉「てか此処にいる奴全員イケメンじゃん
タールは前髪で目が隠れてて分かんないけど」
タールは前髪を手でかき上げる
〈燐刄〉「タールイケメンじゃん
前髪切ったほうがいいぜ」
〈ター〉「僕は光に弱いんだよ」
〈セル〉「僕モテてるから」
〈炎鬼〉「え、まじ、何処の世界で?」
〈セル〉「二次元」
〈燐刄〉「悲しい奴だなぁ」
〈私〉「くだらん、
結論から言うとタールは陰の空気で引かれる
セルトはイタイ、燐刄はデリカシーが無い
炎鬼丸は脳筋、私は殺気が漏れてる、以上だ」
〈燐刄〉「じゃぁさぁ、
俺達なんで彼女出来ないんだよーおー」
〈炎鬼〉「お前話し聞いてたか?」
〈セル〉「酔ってんじゃないの?
僕は彼女いるよ、二次元に」
〈私〉「ここは実際に彼女出来てるやつの答えを聞いて
自分と見比べて、何が駄目か調べたらどうだ?」
〈燐刄〉「え、身内のいるの?」
〈私〉「アイフと咲だ」
〈ター〉「僕は認めない、咲は僕のものだ」
〈炎鬼〉「いやお前がモテない理由それだから」
私はふとシャダラを思い出した
あいつ、計画の準備が進んでるのか?
七話~大炎上~
とりあえずシャダラのブログを見る
〈シャダラのブログ〉
「また今日も告白されたW
朧露名では結構人気になったな〜
妖怪系男子として大人気でーす」
どうやら計画通り朧露名についてる様子
〈シャダラのブログ〉
「それとシェロは影が薄いから
見つけ次第直ぐに僕に報告してね〜」
は?、、、( ^ω^# )
位置情報はスマホで伝えるっつっただろ
チッ、、、晒すか、、、、
〈私〉「お前ら、今最っ高にモテてるやつの
ブログ見せてやるよ」
〈炎鬼〉「え、?なになになに?」
私はようしゃなく見せびらかした
〈ター〉「うわっこいつ嫌い」
〈燐刄〉「うっざ」
〈炎鬼〉「シャダラの野郎まだ生きてたのか」
〈セル〉「お前ら、一斉に荒らすぞ」
〈燐刄〉「おう」
〈炎鬼〉「こいつだけは許せねえ」
タールは電話する
〈ター〉「ダリア、ベロニカ、
シャダラのSNSを荒らせ」
数分後シャダラから電話がかかってくる
電話に出る
〈シャ〉「晒した?」
〈私〉「何の事だ?」
〈シャ〉「あ、そう、じゃぁ何でもない」
電話切れる
ざまぁ、、、、、
八話~二日目、朝~
目が覚める
少し頭が痛い
まぁいい、
セルトはもう起きてる
あとは全員酔い潰れてる
食堂に行く
食事を済ませて部屋に戻り貴族服に着替える
セルトも私服に着替えて
さてと、指定の場所に向かう
確か今日は雑用、
〈ザデ〉「今日は雑用、」
ザディアスが話しだす
〈ザデ〉「シェロはパトロールだ」
〈私〉「分かった」
早速見廻りに行く
〈町人A〉「あれってシェロじゃない?」
〈町人B〉「でも影薄くないから違うでしょ」
シャダラの野郎、、、
そこで電柱に貼ってあるポスターに目がいく
ポスターにはポップな絵と
「不自然なワープを見つけたら
死神や警察社に連絡を」という
文字が書かれてる
背後から声をかけられる
〈燐刄〉「女が主に不自然なワープを
してるらしいぜ」
〈私〉「なんだ、燐刄か」
〈燐刄〉「シャダラの件で町を歩くと
様々な奴らに見られるだろ
その青い貴族服、その髪型、
俺にいい考えがあるぜ」
〈私〉「いいだろう、のった」
〈燐刄〉「オーケー、先ずはこれを飲め」
ポーションの様な物を渡された
とりあえず飲んでみる
すると意識が、、、、、、
九話~女装~
気付いたら裏路地にいた
起き上がる、その時に気づく
〈私〉「なんで私が女性用の着物を着てる?」
〈燐刄〉「お、目が覚めたか
ぴったり一時間だ、
すげーなぁこの睡眠薬」
私はスミス&ウェッソンを取り出し
銃口を燐刄に向ける
〈燐刄〉「落ち着けよっ、ほれ」
燐刄は鏡を見せる
完全に女性だ
〈燐刄〉「喋らなければバレねぇよ」
〈私〉「なるほど、服装と女性、
私を囮にする、これがお前の考えか、それと
(裏声)私はこうゆう声も出せる」
〈燐刄〉「すげぇ、お前俺の彼女って設定な」
〈私〉「どんだけ彼女欲しいんだ、断る」
〈燐刄〉「その話は後にしようぜ」
誰かに見られた
スマホを帯の中に忍ばせる
〈私〉「あぁ、そうだな、
早速引っかかった様だ」
突然景色が変わる、ワープさせられた様だ
気付けば檻の中
ワープ防止魔法も張り巡らされてる
手に忍ばせたバフォメットは眠ってる
死神殺しの霧か、、、、
檻の中には沢山の若い女性が閉じ込められてる
ナイフで檻を突くと刃が欠ける
この檻は相当硬い
しかし私にはもう一つ
愛刀を持ってる
シャダラに電話する、、、
〈私〉「シャダラ、出番だ」
〈シャ〉「待ってぇ」
〈私〉「今なら滑稽な姿を見せてやれるぞ」
〈シャ〉「言ったね」
そこに檻の向こうから濃い銀色の和服を着た
老人がやってくる
銃を隠す
十話~魔術と忍び~
〈老人〉「ほうほう、これはまた可愛い
娘が来たな、
露蛾、よくやった」
そこには
昨日の会議を指揮ってた死神がいた
〈露蛾〉「さて、いくら貰いおうか
っと、その前に、その娘、、、、
、、、、今回は大金は貰わん
その娘、その死神を殺す」
〈私〉「(裏声)キャー、タスケテダーリン」
〈老人〉「何故ふざけてる
状況が理解出来ないのか?」
〈露蛾〉「おっと、旦那、
相手の方が一枚上手なんだな」
露蛾は忍刀で老人の後ろから
老人目掛けて飛んで来た氷の塊を斬る
奴が到着した様だ
〈シャ〉「マタセタナハニー、ぷぷ」
自分でふっておいてなんだがイラってきた
後は見てるだけだ
シャダラと露蛾の戦闘が始まる
六章へ続く