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俺だけ初期ジョブが魔王だったんだが。  作者: 夜明
第1章 魔王活動、始めます。
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第1章 1話 「Another Earth Story」

どうも、夜明です。ご閲覧頂き有難うございます

・作者はライトノベルを読んだことがありません。

・文章が稚拙であるため至らない点は多いと思います。

・頑張って作り上げたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。

202×年とある開発チームが開発した、外部入力されたデータを網膜に直接走査し、眼球に映像を投影する革新的技術は主に軍事関連や医療用として使用されており、世間一般的なものではなかった。


その後も視覚を除いた四感(聴覚・触覚・味覚・嗅覚)を電脳空間へ持ち込むことができる技術も発達し、世界は更に高度成長を遂げる。


それから10年の時を経て、遂に世界は空前の<フルダイブ型VRMMORPG>ブームを迎えるのである....。



仁科玲嗣(にしなれいじ)は高校一年生の過程を終了し、現在は春休みの四日目である。いつも計画的に予定を立てて行う課題は今年の長期休暇に限っては春休みの三日間で終わらせてやった。


というのも玲嗣は今日届く、世界中で同時発売され、既に売り切れが続出している革新的期待作<フルダイブ型VRMMORPG>を少しでも長くプレイすべくでの理由である。


「そろそろ届くはずなんだけどな...」


と言った後まもなく、待ちわびていた品が部屋に運び込まれた。玲嗣が普段使うことのない金をほぼ全額叩き、売り切れ続出の中をくぐり抜け手に入れた灰色のチェアー型のダイブマシン<サクセス>。


その豪勢な佇まいに少し感動しながらも早速、背もたれの裏のコンピュータにディスクを挿入し、<サクセス>に座り込み背もたれの上部分と繋がっているヘッドギアを降ろし自分の頭にセットする。


調節ネジでサイズを調節した後、ヘッドギアのせいで視界が悪いため手探りで電源ボタンを探す。背もたれの部分に付いている電源ボタンを押すと機械特有の音が鳴り始めた。

目を閉じて安静にしていると----




目を開けていた。いや、実際には閉じているだろうが、目ははっきりと目の前の立体的な文字を捉えている。ちなみに周りを見渡しても真っ白な世界で特に面白みは無かった。


『Thanks for coming !!』


そう書かれた文字が浮かび上がると隣には準備中のマークがでている。恐らくシステムを立ち上げている途中なのだろう。


言語選択が出てきたので迷いなく日本語を選択する。

暫くすると文字は切り替わり、


『あなたの脳波データを取得するため、取得中はユーザー登録を行ってください。』


との事なので適当に個人情報を入力していく。

えーっと、202×年 8月10日 ....

何項目か埋めた辺りでこの文字が出てきた。


『全ての本体設定が完了しました。ディスクを読み込みます。』


フルダイブ型のゲームは開発にかなりの時間と資金を費やすためたくさんの種類は恐らく発売されないであろう。

ディスクと言っても現在、フルダイブ型のゲームは本体と同時に発売されたこのゲームしかない。


---『<Another Earth Story>』---


『ようこそ。<Another Earth Story>へ。あなたの脳からの情報を元に作成したキャラクターを表示します。』


どうやら簡易的に俺の身体情報を読み込みそのキャラクターをゲーム内でも使用するらしい。

黒髪黒目で何の面白みも無く、高校生男子の平均身長にギリギリ届かない身長や痩せ型の体格を、思いきりファンタジー風に変えてみたかった気もするがまあ後で変更出来るようになったりするだろう。


『ニックネームを登録してください。※カタカナのみの登録となります。また、変更は月に1度のみとなります。』


んー。玲嗣...れいじ...れんじ...レンジでいいか。さほど重要でもないし。


『次に初期ジョブを選択してください。また一定レベルを超えると転職も可能です。』


おおっ!やっとゲームっぽいぞ。パパッと選んで早くゲームを始めよう。

とは言ったものの初期ジョブの癖に無駄に種類が多くて悩む。駄目だ、決められん。


結局ランダム選択に任せる事にした。

まぁどうせ初期ジョブだから転職するだろうし。

(のち)にこの時点で俺のゲームライフは間違いだったのだろうかと頭を悩ませる事になるとは知る由もなかった。


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