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ナーノリットワーム - ウィキパディア

ウィキパディア-フリー百科事典

ページ/ノート

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ナーノリットワーム

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ナーノリットワームとは現在、人類が到達に成功している3つの大陸の広範囲に生息している超大型の蠕虫に属し軟体動物にも場合によっては分類される虫である。大陸に移住した人類にとって大変な脅威となっており近年では幼生体が船に乗って安全といわれた島々へと進出する事例が増えている。


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目次


1.分布

2.形体

3.名称

4.分類

5.生態

6.不老不死の研究

7.救出の限界

8.幻覚


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分布


現在、人類は世界に六つあると言われる大陸のうち、三つの大陸への進出を果たしている。その三つの大陸の全てにおいてナーノリットワームの生息は森林や砂漠など気候を問わず様々な地域で確認されている。また、島々と大陸との間を航行する船舶で知らぬ間に幼生体や卵が運ばれた結果、増殖し安全といわれた人類の生存領域を侵し始めている。


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形体


ナーノリットワームの成長過程は卵から孵ってから約十数年間の幼生体を経てから生体へと成長する。幼生体の大きさは人類種である人、エルフ、オーク、ハーピーの赤ん坊の半分程度のサイズで生体に成長するとその大きさは30mから50m以上といった様に巨大なサイズにまで成長する。体色などは様々な種類があることが分かっているが体の特徴は基本的に同じである。触角や多数の触手器官を有している。


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名称


ナーノリットワームの名前は古代の文献に僅かではあるが記されている伝説上の生物の名前からきている。童話などに登場するなど民間的にも非常に有名な生き物であり人類が大陸に進出した際にこれらの童話や伝説に登場するナーノリットワームそっくりの生物が発見されるとこの報は全諸島の島々の人々に衝撃を与え、自然的にこの大陸で発見された生物は伝説や童話から名前を取ってナーノリットワームと呼ばれる事になった。


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分類


ナーノリットワームの分類を巡る議論は現在においても決着していない。体の構造や生態から虫であると主張する学者と、ここまで大型の虫は現在までにナーノリットワーム以外には発見できていない事から別の種であると主張する学者に分かれている。


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生態


ナーノリットワームの詳しい生態はまだ分かっていない事が多いが現在、ナーノリットワームは基本的に洞窟や地中に生息し年に数回程、巣から出て大移動を行う習性がある事や非常に凶暴な生物である事が分かっている。現状、ナーノリットワームはその巨体と凶暴性から世界最強の生物とも称されている。しかし、食性は一切不明で、一説には雑食とも言われているが根拠は示されておらず謎に包まれている。ナーノリットワームは長寿の生物としても知られており病気や寿命などでは基本的には死ぬ事はない。ナーノリットワームには基本的に天敵となる生物は存在しないが卵から孵った後の幼生体は成体からの保護を受けない為、成体に成長するまでの約十数年間の間は人間の赤ん坊の半分程度のサイズであり鳥や他の陸上生物に頻繁に捕食される傾向がある。この為、産卵期に生まれた幼生体のうち成体まで成長が出来るのは全体の3%未満とも言われている。


また、ナーノリットワームの最大の特徴として他の大型生物のメスを捕獲しそのメスに卵を産み付け産卵させるという習性も存在する。この習性がナーノリットワームが人類の脅威となっている由縁でもある。ナーノリットワームは一度メスを捕獲すると産卵期と呼ばれる期間に入り捕獲したメスと交尾を繰り返し凡そ最短で数年間から十年近くに渡ってほぼ休み無くとメスと交尾を行う。この際、メスはナーノリットワームから栄養の供給と肉体維持の効果を持った体液が供給される。メスは長い期間をかけて徐々にナーノリットワームに細胞レベルで侵食され最終的には完全にナーノリットワームと完全に同化、吸収される。そこでようやく産卵期が終了しナーノリットワームは再び活動期に入る事になる。この交尾の対象は普通の動物だけではなく人類もその対象に入っており被害者は大陸やナーノリットワームが進出した島々で年々急増している。ナーノリットワームは一回の産卵期の間に1,000から2,000近くの卵を産むことが出来る。


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不老不死の研究


ナーノリットワームが産卵期にメスに対して分泌し与えている栄養の供給と肉体維持の効果を持った体液は不老不死の効果がある可能性が指摘され長年研究が行われている。この体液は非常に高い栄養価と肉体維持の効果を持っており例として上げるならばナーノリットワームがもしも体液の供給を行いながらも同化、吸収をしない場合、8歳程度の年齢の子供が捕獲され被害を受けたとすると10年後に奇跡的に救出された場合、その子供の姿は理論上まったく成長や年齢による劣化が一切みられない事になる程の効果がある(※現在までにナーノリットワームが同化、吸収を行わなかった事例は確認されていない)。しかし、ナーノリットワームは体液をメスに分泌し与える際にメスの個体の体調や状況に応じて極めて精密な調整をしていると考えられており採取した体液を人工的に生物に摂取させても同様の効果を得るのは非常に難しいとされている。また、ナーノリットワームがメスに与える体液には幾つかの種類がある可能性も指摘されている。


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救出の限界


ナーノリットワームに捕獲され交尾をされるメスの生物を救出しようとした場合、救出が可能な期間には限界が存在する。救出の限界は最大で1年と言われており、その期間を過ぎた場合、例え救出したとしても救出された生物は1時間から2時間後には確実にショック症状を引き起こし死亡する。これは交尾が行われた生物がナーノリットワームと同化、吸収が始まっている為であり現状、如何なる処置を施したとしても助ける事はできていない。


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幻覚


ナーノリットワームに捕獲され無理やり繁殖活動を行わせられる女性の被害者は現在急増しているが、この被害を受けた女性達の内、救出された女性の大半はその交尾の期間に応じて後遺症が存在する。一般的にナーノリットワームによって交尾が行われてから1週間以内に救出された女性は後遺症は殆ど無いがその期間を過ぎた場合、救助された後、殆どの女性が錯乱状態に陥ったり精神障害を引き起こす。この症状が現れた女性は程度にもよるが自身から再びナーノリットワームに捕獲されようと行動を行う傾向がある。近年、Nan Madol生物大学の研究グループがナーノリットワームの交尾行動に1ヶ月以上の被害を受けた後に奇跡的に回復した女性被害者58人から聞き取り調査を行ったところ、全ての女性がナーノリットワームから交尾を無理やりされていた際に幻覚らしき物を見ていたことが判明した。幻覚は交尾開始から個人差はあるものの平均的に3週間から5週間後に発症しその際、全員が同じような幻覚を目撃している。以下はその幻覚の特徴である。


・幻覚の中で被害者の女性は見知らぬ街を歩いている。

・街は見たことも無いような摩天楼の建物が空を埋め尽くさんばかりに、そびえ立っている。

・街には見たこともない奇妙な服装をした人々が沢山歩いている。

・自分の側の道には鉄の箱が沢山走っている。

・誰かが自分を手招きしている。


以上が被害を受けた女性達の共通した幻覚の内容である。この事からこの調査を行ったNan Madol生物大学の研究グループはナーノリットワームが交尾中に被害者の脳に何らかの干渉をし幻覚を見せている可能性を指摘している。

 

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― 新着の感想 ―
[一言] ナーノリットワームはエッチなやつですよねどう考えてもそんな印象ですね。習性の中でも幻覚を見せるしかも同じものというのが気になる。魔法世界の住人が現代の街の幻を見せられてるその要因は何かな。
[一言] ただのエロ触手ではない・・・のか?
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