関東国際連合共和国 ‐ ウィキパディア
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関東国際連合共和国
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関東国際連合共和国とは旧日本国の関東地方にある連合国家である。
公用語:日本語、英語、ロシア語、台湾語、フランス語、ドイツ語、イタリア語
:オランダ語、スペイン語、アラビア語、ヒンディー語、その他60言語
首都 :東京
人口 :136,504,635人
民族 :日本民族の他、世界100民族以上
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目次
1.概要
2.歴史
2.1 ゲートの出現
2.2 特殊災害の世界的発生
2.3 数百年に及ぶ世界的混乱と破滅
2.4 最後の軍事超大国アメリカの陥落
2.5 エデンの園作戦
2.6 結界システムによる関東地方封鎖計画
2.7 日本国消滅と関東国際連合共和国の建国
2.8 混乱期と復興
2.9 琉球社会主義人民共和国との対立
2.10太平洋会戦
3.政治
3.1 政治体制
3.2 日本人問題
3.3 抗体保持者の人権問題
3.4 外交
3.5 異文化問題
4.領土と地方行政区分
5.経済
6.科学技術
6.1首都東京の様子
7.軍事
7.1戦略自衛隊
7.1.1地上軍
7.1.2航空軍
7.1.3海上軍
7.2警視庁
7.2.1特殊災害対策課
7.3国際連合軍
7.3.1陸軍
7.3.2空軍
7.3.3海軍
7.4各軍の防衛戦略
7.5各軍の対立
8.特殊災害
9.各国との比較
10.結界システム
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概要
関東国際連合共和国は戦争の戦火に比較的巻き込まれていなかった旧日本国の関東地方に旧国際連合が基礎とした作られた連合国家である。いずれ自国の領土を取り戻したあとは解体される予定の国家であったが、関東国際連合共和国が建国されて既に1000年近くが経つが未だに人類の活動領域はほぼ0と言っていいほど増えていない。既に連合国家としての名称は形骸化し事実上の一つの国家として機能している。
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歴史
・ゲートの出現
2015年12月24日、アラル海の上空にゲートと呼ばれる半径3キロにも及ぶ黒色球体が出現した。出現当初、各国の海軍は観測を開始したが球体はその後、何も起こらず上空に静止し続けた。この球体は当時の観測の結果、高エネルギーの凝縮体だという事が判明したがそれ以外は何も分からなかった。しかし、この球体の出現がその後1000年以上続く人類の混乱を招く引き金となった。
・特殊災害の世界的発生
2016年3月、全世界各地で超常現象的災害(通称:特殊災害)が全世界各地で発生し科学で説明は付くが今までは空想の産物だと思われていた現象や科学では説明の付かない現象が相次いで全世界で発生した。被害は当初、少ないものであったが5年後には爆発的に増加し全世界の国家は特殊災害による社会的混乱とその後1000年にも及ぶ特殊災害との戦争の始まりとなった。
・六百年に及ぶ世界的混乱と破滅
残念ながらアメリカ陥落までの世界的混乱の記録は確かなものがもはや存在していない。これは全世界で発生した戦乱や破壊行為などによって多くの資料が失われてしまった為であると考えられている。現に現在、地球上に国家として機能している国は僅か3カ国しか存在していない。この数百年間に及ぶ世界的混乱は多くの民間伝承では「神々の戦い」「最終戦争」「聖戦」などと呼ばれている。
・最後の軍事超大国アメリカの陥落
歴史上最後の軍事超大国であり科学超大国のアメリカは六百年間に渡って大きく自国の領土を大きく失いながらも大都市圏や資源地域の防衛を行ってきたがついに陥落しこれによって人類の戦況は大きく悪化する事になった。世界人口の大半を占めていたアメリカが陥落した事により世界人口は大きく激減し一時は最盛期の80分の1の人口である6000万人にまで減少した。
・エデンの園作戦
アメリカは崩壊間際、残存戦力の航空機、艦船を全て使用した太平洋横断脱出作戦を実行した。この作戦は当時、地球上で唯一安全と考えられた日本国の関東地方への避難が目的だった。日本国は当時、陰陽師による簡易的な結界システムの構築に成功しており一定規模の安全地帯の確保に成功していた。当時の日本政府はアメリカからの避難民の人口は少ない数であると考えていたが予想に反して当時の日本人口と同規模の人員が脱出してきてしまった。この数は到底、受け入れられる人数ではなかった筈だがアメリカ率いる国連軍の戦力は強大であり日本は受け入れるほか無い状況となった。
・結界システムによる関東地方封鎖計画
関東地方へ避難民が完全に収容されたあと、国連は日本の結界システムとアメリカの超科学技術を使った鉄壁の結界システムの構築に乗り出した。結界は幅五百メートル、縦千メートルの黒色のモノリス状の壁を東京都を中心に神奈川県、山梨県東部、埼玉県、茨城県南部、千葉県を綺麗な円で囲んだように城壁のように並べて配置し建設された。これによって関東地方の防衛力は大きく高められる事となった。
・日本国消滅と関東国際連合共和国の建国
国連は日本政府との協議によって日本国の解体を行い臨時的処置として関東地方に関東国際連合共和国の設立を宣言した。
・混乱期と復興
戦乱は結界システムの構築によって一時的に収まる事となった。しかし、長年による戦乱と混乱の結果、人類の文明水準は大きく下がる事になり特に科学技術はこの時、既に作られた物を使う以外では自分達では第一次世界大戦時の兵器レベルの物しか作れなくなってしまっていた。しかし関東国際連合共和国の建国からおよそ1000年の西暦4615年、人類の科学技術の水準はようやく21世紀初頭頃の水準を取り戻す事に成功する事となった。人口も回復し関東国際連合共和国では1億3600万人に達した。
・琉球社会主義人民共和国との対立
文明の復興は今まで協力していた残存国家との対立を生み出した。琉球社会主義人民共和国が石油資源やその他の多くの資源を独占している事に関東国際連合共和国は反発し一方の琉球社会主義人民共和国は電子技術や高度技術を独占している関東国際連合共和国と対立した。
・太平洋会戦
4616年5月4日、琉球は人民解放軍艦隊を関東国際連合共和国へと派遣し海側の結界システムを破壊し関東国際連合共和国を壊滅させる事を狙った侵攻作戦を開始した。この事態に戦略自衛隊、国連軍、警視庁は共同作戦を展開し1000年ぶりともなる大海戦が勃発する事となった。この戦争は琉球海軍の敗北に終わり侵攻作戦は失敗する事となった。
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政治
・政治体制
関東国際連合共和国では北南アメリカ区、ヨーロッパ区、東南アジア区、アフリカ区、中東区の6つの区の代表と旧日本国の政府の代表であり同時に日本宗教界の頂点に君臨する巫女様が評議会を開き意思決定を行うこととなっている。
・日本人問題
関東国際連合共和国の人口の半分は元々この地に住んでいた日本人であるが一部の過激派が日本国再興を主張し各区の居住区で自爆テロ、魔術テロ、呪術的テロを行い民族間の対立が問題視されている。
・抗体保持者の人権問題
関東国際連合共和国では寄生系の特殊災害の影響を受けた被害者から誕生した鳥類と人間を掛け合わせたような姿をした抗体保持者と呼ばれる人々が1000万人近く存在する。それらの住人達は各地で差別を受けており大きな問題となっている。
・外交
現在、地球上には関東国際連合共和国と琉球社会主義人民共和国、オーストラリア聖教国の3カ国が現存する。関東国際連合共和国は琉球社会主義人民共和国とは敵対関係の為、オーストラリア聖教国とのみ国交を結んでいる。オーストラリアからは輸入鉱物資源の99.8%を輸入している。逆にオーストラリアへは電子機器や生活用品、農産物を輸出している。
・異文化問題
関東国際連合共和国には多種多様な民族が居住しており宗教的、文化的な対立が日夜起きており日常生活レベルで課題が多く存在する。
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領土と地方行政区分
関東国際連合共和国の領土は結界システムの内部地域である。地方行政区分は大きく分けて6つ自治権を有した自治区に分かれており関東の半分が日本人居住区で残り半分が諸外国から移住した人々の居住区となっている。諸外国の居住区は北南アメリカ区、ヨーロッパ区、東南アジア区、アフリカ区、中東区の5つである。
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経済
基本的には資本主義経済に則った経済体制が築かれている。
資源に関しては地政学上、日本列島にはほとんどない為、基本的には資源のリサイクル体制が構築されている。紙資源に関しては貴重資源の為、紙幣、書籍、書類などあらゆる情報が電子媒体のデータとして扱われている。電力は23基の地下原子力発電所とアメリカの移民船に搭載されていた超科学の産物である5機の重重力炉と原子力空母による発電によって全てがまかなわれている。農産物は各地に建設された農産物生産工場や移民船を利用して生産がされている。兵器産業に関してはジェット機等は生産は可能だが燃料の関係上、電池で稼動する回転翼機やレシプロ機等が好まれ多く生産、使用されている。食料自給率は農産物生産工場によって160%を達成している。
・首都東京の様子
首都東京は6つの区が入り乱れる状況となっており様々な国家の文化も入り乱れカオスな状況となっている。また、人口の増加によって超高層ビルが21世紀の頃よりも多く建設されている。TJRという鉄道会社が存在し地下鉄や路線バス、タクシー、モノレールを運用している。湾岸地域はほぼ全て防衛関連施設が立地しており民間人は入ることはできない。しかし僅かに一般人が入る事ができる港や砂浜に行くと東京湾にはアメリカから移住してきた多くの脱出船や軍の艦船が係留されている風景を見ることができる。国家の最高意思決定機関である評議会は旧国会議事堂があった跡に評議会のビルは建設されている(評議会ビルのデザインは旧EU本部のデザインに類似している)。ちなみに旧千代田区の範囲には政府機関のビルが集中している(21世紀時代に建設されていた建物は殆ど残っていない。皇居も現在は巨大な神社となっており巫女様や神職の人々が生活している)政治的中立地域の為、どこの区にも属していない。
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科学技術
現在の科学技術のレベルはアメリカが存続しかつ最盛期の時代から考えれば遥かに劣っているものの一時は第一次世界大戦期レベルまで下がった科学技術は21世紀初頭のレベルまで回復している。国内にはバスや電車、モノレールによる交通機関が確立され自動車や航空機などは燃料をなるべく使わない蓄電池が多く使用されている。現在の残存国家の中では世界一の科学技術国家である。
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軍事
関東国際連合共和国には3つの軍事組織が存在しそれらが防衛の任を負っている。
・戦略自衛隊
旧日本国の時代から存在する組織であり地上軍、航空軍、海上軍の三軍を有している。最大戦力は地上軍と航空軍であり地上軍に関しては国連軍の戦力を大きく超えている。航空軍の戦力は国連軍と同等の規模。
・地上軍
・戦闘車両 :5600両
・野砲及びロケット砲:3000基
・ミサイル車両 :2500基
・輸送車両 :約5000両
・BC兵器 :多数
・航空軍
・レシプロ機 :530機
・ヘリコプター :約600機
・ジェット航空機 :120機
・早期警戒機 :30機
・海上軍
・ミサイル駆逐艦 :5隻
・通常潜水艦 :1隻
・機銃艇 :10隻
・国際連合軍(国連軍)
主体は旧アメリカ軍であるが領土を失いアメリカに合流した多くの国々の戦力が集まっており国連軍となっている。国連軍とは言ってはいるが実質は関東国際連合共和国内の三つの軍派閥の一つでしかない。陸軍、空軍、海軍を有している。最大戦力は海軍と空軍であり海軍に関しては戦略自衛隊の戦力を大きく超えている。空軍の戦力は戦略自衛隊と同等の規模。海軍の規模は非常に大きいが国連軍のミサイル駆逐艦やミサイル巡洋艦、原子力空母は全てアメリカの最盛期の時期に建造されたものでありレールガンや高出力レーザー兵器の他、現在の技術では再現不能の設備が搭載がされているため戦力温存と研究の為に専用ドックに入れられており稼動はしていない。特に原子力空母、重力炉搭載空母に関しても戦力温存と研究用に保存されている他、既存の原子力技術では出す事ができない大出力電力を放出する為、発電所としても使われている。これらの戦力は準備をすれば使用できるにも関わらず国家の危機であった太平洋会戦にすら参加しなかった。その他の戦力は第二次世界大戦レベルの兵器を搭載した艦船となっている。しかし、それでも海軍は兵器の質では世界第一位の戦力を有している。
・陸軍
・戦闘車両 :1300両
・野砲及びロケット砲:530基
・ミサイル車両 :1000基
・輸送車両 :3500両
・BC兵器 :多数
・空軍
・レシプロ機 :320機
・ヘリコプター :700機
・ジェット航空機 :530機
・早期警戒機 :28機
・海軍
・ミサイル駆逐艦 :18隻 即時使用可能な戦力:3隻
・ミサイル巡洋艦 :39隻 即時使用可能な戦力:3隻
・駆逐艦 :22隻 即時使用可能な戦力:22隻
・フリゲート :30隻 即時使用可能な戦力:30隻
・巡洋艦 :11隻 即時使用可能な戦力:11隻
・戦艦 :10隻 即時使用可能な戦力:10隻
・レシプロ軽空母 :2隻 即時使用可能な戦力:2隻
・原子力空母 :28隻 即時使用可能な戦力:1隻
・重力炉搭載双胴空母:3隻 即時使用可能な戦力:0隻
・警視庁
旧日本国時代から続く組織で各居住区の治安維持を任としている。建国時は一時、解体が示唆されていたが巫女様と国連の交渉の結果、新たな治安組織の構築はハードルが高いという結果になり存続が決定、区を超えた治安組織となった。特殊災害対策課という特殊部隊が存在し規模は戦略自衛隊や国連軍に大きく劣るが呪術、霊術、魔術など世界各国の術を扱う事ができる為、国内でも重要な戦力の一つとなっている。
・特殊災害対策課
・パトロールカー:13,000台(白バイを含めた警視庁全体の保有数)
・小型警備車 :650両(警視庁全体の保有数)
・放水車 :500両(警視庁全体の保有数)
・特殊作戦車両 :15両
・ヘリコプター :20機
・輸送機 :1機
・各軍の防衛戦略
現在、軍は基本的に結界システムの防衛を第一目標としている。戦略自衛隊は結界システム外の日本列島各地からの特殊災害による侵攻の防衛を。国連軍は海上からの特殊災害の侵攻から防衛を。警視庁は結界システム内の治安及び防衛を行っている。しかし、この体制はこの三つの勢力の権力争いと勢力争いの構図によって必ずも厳守されていない。
・各軍の対立
戦略自衛隊、国連軍、警視庁の三大勢力は現在、勢力争いと権力争いが建国以来年続いている。戦略自衛隊と国連軍はどちらが関東国際連合共和国の正規軍であるか己の立場と権力を争い警視庁は国内の治安維持や特殊災害への対処を巡って両軍と対立している。この対立はもはや国民の周知しているところで街中の街灯モニターや一般家庭のテレビではよく「共和国の防衛は我々にお任せください!戦略自衛隊」「いえいえ、共和国の防衛は市民の皆様と共にある我々が必ずお守りします!国連軍」「私達は善良な市民の皆様の頼もしい味方です!困った時には110番!警視庁」といったようなテレビ広告が連続して流れる事がある。さらに特殊災害が結界システムを超えて入ってきた場合は警視庁の管轄のはずであるにもかかわらず国連軍や戦略自衛隊が介入しようとしてきたり国連軍の管轄空域に戦略自衛隊の航空軍が侵入、介入しようとすることや戦略自衛隊の管轄空域や地域に国連軍が侵入、介入しようとする事が良くある光景となっている。この状況は同じ一国としての状況としては異常事態なのであるが解決の糸口は見えていない。
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特殊災害
特殊災害とは超常現象的災害の略称である。特殊災害には危険度を表すフェーズがいくつか存在している。以下はそのまとめである。
・フェーズ1
フェーズ1は特殊災害の中で4番目に危険性がある段階である。2015年より以前では霊的なものは存在しないというのが常識であったがフェーズ1はまさに霊現象や怪奇現象といった現象及び災害のことである。未だに研究の途中であるが科学的な事は殆ど分かっていない。これらの災害に対しては通常兵器は一切通用しない為、魔術や呪術、霊術、エクソシズムなどに精通する人物と能力を持った人物にしか現状は解決できない。ゲートの出現以降、その危険度は2015年以前のものを遥かにこえフェーズ1の中でも一番危険なものは一般人の目にも見えるようになり人間を殺傷するようになるという危険性をはらんでいる。
・フェーズ2
フェーズ2は3番目に危険とされる段階で魔物や妖怪と呼ばれる存在である。様々な種類が存在し知性を持つ存在も僅かに確認されているが全てに共通して人類に敵対的である。
・フェーズ3
フェーズ3は2番目に危険とされるもので実体を持つ生命体群である。例としてはチュパカブラやイエティー、ワームなどUMAの名と特徴を持つ約500種類以上の種類が確認されている。日本列島に最も多く生息しているのはユーラシア地域中心に生息している脊髄に取り付いて死体や生きている人間に寄生し体を操る寄生生物型スカイフィッシュ亜種と呼ばれる鳥の翼を持った虫のようなタイプが最も多く生息している。この寄生型は取り付いた人間の理性や五感を全て操る事ができ他の健康な人間を襲い寄生された人の口から卵を出し捕まえた人間の口に入れることによって仲間を増やそうとする。また、生殖本能が刺激され寄生された人物が健康な女性をレイプすることがあり。子を身ごもってしまうとその子は両手や足が個体差はあるものの何らかの鳥の特徴を持って生まれてくる事になる。これらが抗体保持者が発生してしまう原因である。寄生された人間は完全に脳をコントロールされて寄生型と融合しまうため助ける事は不可能になる。これらは一人でも残しておくとバイオハザードへと発展する為、細心の注意が必要となっている。
・フェーズ4
フェーズ4は4段階のフェーズのうち最も危険な存在でいわゆる超能力者である。これらに分類される超能力者は関東国際連合共和国では現在確認されていないが世界においては現在までに238人が確認されている。これらの能力者は強力な念動力によってあらゆる物を破壊しようとする精神障害を負っているもの達で目に付いた生物や物を文字どうり念動力によって殺害、破壊しようとする。これらの念動力は念じただけでビルを破壊する。人を発火させる。人を破裂させる。など想像絶する力を持ており非常に危険な存在である。念動力によって体の構成が変わっているようであり寿命の概念や病気や怪我は一切ないと考えられている。こうなった固体は人間の姿を保っている者は少ない。現在までに倒された個体の数は228体である。いずれの倒された個体も殆どはアメリカ健在時に倒されたとされる。
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各国との比較
・琉球社会主義人民共和国
特殊災害発生後、世界の混乱が大きくなるにつれて当時のアメリカは各国に駐留していた米軍を全て引き上げた。これを好機とみた中国軍は安全地帯の確保を目指して沖縄へと侵攻し制圧。琉球人民共和国を誕生させた。その後、中国本土が陥落すると中国共産党は琉球へと退避し政権を樹立。琉球は実質、中国と同じ国家である。現在は世界一の産油国でありかつ東南アジア地域のゴムや鉱山地帯を部分的に支配する資源大国である。現在の人口は約8千万人である。軍は琉球人民解放軍を有している。民族の大半は中華系。科学技術は関東国際連合共和国よりも50年から60年は遅れている。
・オーストラリア聖教国
世界一、エクソシストの戦力を有する国家である。科学技術製品の大半は生活品のみであり全てが輸入品。魔術による文明圏を構築しており船舶も魔道帆船を使用するなど異質な文明を有している。人口は700万人程である。外交、貿易関係にある国は関東国際連合共和国とだけである。オーストラリア共栄軍を有している。
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結界システム
結界システムは幅五百メートル、縦千メートルの幾何学模様が画かれた黒色のモノリス状の壁を東京都を中心に神奈川県、山梨県東部、埼玉県、茨城県南部、千葉県を綺麗な円で囲んだように城壁のように並べて配置し建設された対特殊災害用の防壁であり物理的、霊的、術的に特殊災害の結界内への侵入を防いでいる。ただし、完全に防ぐ事はできず、度々、結果以内に特殊災害が侵入することがある。