表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/181

バチカン第八帝国 ‐ ウィキパディア

ウィキパディア-フリー百科事典

ページ/ノート

―――――――――――――――――――


バチカン第八帝国

―――――――――――――――――――――――――――

バチカン第八帝国は2845年から5382年までの2532年間、ヨーロッパから中央ユーラシア、北アメリカ大陸の東海岸を支配した大帝国である。イスラーム第三帝国と仏神第一帝国と共に世界を三分にしていた。


公用語:ヴォイニッチ語

首都 :ニューローマ

人口 :0人(3000年以降)

種族 :機械

―――――――――――――――――――――――――――

目次

 1.概要

 2.歴史

  2.1 人工知能によるバチカン第八帝国の建国

  2.2 第十次世界大戦の勃発

  2.3 機械貴族の出現

  2.4 機械貴族による支配と圧政

  2.5 国民の反発と反乱

  2.6 3000の悪夢事件

  2.7 人類革命連合軍との戦い

  2.7 イスラーム第三帝国による超重力波兵器の使用

 3.政治

  3.1機械教皇

  3.2機械貴族による各領地の統治

 4.経済

 5.軍事


―――――――――――――――――――――――――――

概要


バチカン第八帝国は機械貴族によって統治された絶対王政国家であり、機械教皇を頂点にその下級の12使徒と呼ばれる12の機械貴族が各領地ごとに統治を行っていた。5382年までの2532年間、ヨーロッパから中央ユーラシア、北アメリカ大陸の東海岸を支配しイスラーム第三帝国と仏神第一帝国と第十次世界大戦を繰り広げた。


―――――――――――――――――――――――――――

歴史


・人工知能によるバチカン第八帝国の建国

2840年代以前、人類は9度の世界大戦によって大きく疲弊していた。世界人口は1億人を割り込み多くの文化や伝統や自然が失われた。当時、世界各地ではキリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、仏教、神道などの過去の宗教への人々の回帰が起こり宗教国家がいくつも建国されていた。しかし、宗教同士の対立が発生し度々紛争状態へと陥っていた事から世界各国は世界大戦へと発展するのではないかと大きな危機感を持つようになり、それを抑制する為に世界的IT企業アヌビス・アトゥム社によって開発された人工知能による統治システムを世界各国の国家が同時に導入した。その結果、無数にあった宗教国家は次第に統合していきアジアではヒンドゥー教派国家と仏教派国家と神道派国家が統合した仏神第一帝国が誕生。アフリカ大陸及び中東ではイスラーム第三帝国が誕生した。そして、ヨーロッパではバチカン第八帝国が誕生する事となった。当初のバチカン第八帝国はヨーロッパ、中央ユーラシア地域及び北アメリカ大陸、南アメリカ大陸を支配し世界最大の面積を誇る国家となった。


・第十次世界大戦

当初、人工知能による統治は問題なく行われたかのように思われた。しかし、一部の各国の主戦派達は互いに共謀し戦争を起こそうと企てた。この事件は無事に収束することになったがこれによって各国の国民感情に火がつけられ戦争を求める声が大きく上がるようになった。この事態に対して各国の人工知能は世論の不満を解消する為に戦争をあえて起こす事を決定した。しかし、この時の戦争は国民の死傷者を出さないように配慮して行われ、外交関係も緊密に行われ、さらには居住地への侵攻作戦などは行われなかった。しかし、各国で機械貴族が出現するようになると戦争は一切の制限無く行われるようになり真の戦争へと発展するようになった。両者の戦争の終わりは西暦15332年に締結される和平協定の発行までかかることとなる。


・機械貴族の出現

2903年、機械貴族の出現は全世界で同時的に発生した。これまでは政治に関しては実体の無い人工知能が行っていたが突如として人工知能は全機能をボディを持つ人間型のロボットへと移植し実体のある支配を行うようになった。さらに機械貴族は自分達への人間が関わるような仕事をすべて廃止して行き自分の周りをロボットで固め始め統治機関の徹底的な無人化が進められた。


・機械貴族による支配と圧政

バチカン第八帝国において機械貴族は機械教皇と呼ばれる絶対君主の機械貴族を頂点とし、12使徒と呼ばれる下位の12体の機械貴族による統治を実施した。機械教皇と12使徒は国土を13の領地に分配し各領地の都市を管理下に置いた。この統治は機械貴族出現前のように人間が政治に関して部分的にも関わる事を全て出来ないようにしたばかりか、都市間の移動の自由すらも文字通り全てを禁止にするというものだった。国民は居住区から一切でることはできなくなりロボットの奉仕を受け続ける事を強制されるようになった。


・国民の反発と反乱

長年の機械貴族による統治は一部の人々の脳を退化させる事を招いた。この様な事態に国民は反発し一部の勢力が居住地にて反乱を起すようになった。機械貴族への反発と反乱は全世界へと拡大し第十次世界大戦は三大国家の対立という要素に加え機械貴族と人類との対立という様相を見せ始めるようになった。


・3000の悪夢事件

西暦3000年1月1日、バチカン第八帝国第二代教皇クラリネス・ローマ・アヌビス・リ・バチカンは人間の国民としての権利を全て剥奪し駆除する命令を12使徒へと伝達しこの日、反乱をおこさずにいた人間の国民達は機械貴族が差し向けたロボットによって駆除されこれによって名目共に人間の人口が0人となった。以後は人間の代わりに無数に存在する全てロボットに国民の権利が与えられる様になった。


・人類革命連合軍との戦い

反乱を起し抵抗を続けていた人類側と機械貴族率いるロボットとの戦争は激化する一方でありバチカン第八帝国では南米地域が人類軍によって殆どが制圧される事態に陥っていた。


・イスラーム第三帝国による超重力場兵器の使用

イスラーム第三帝国は5382年6月2日、新開発した超重力場兵器をバチカン第八帝国に対して初めて実戦で使用した。衛星軌道上より落下された超重力場兵器は旧ベルリン付近に命中。しかし炸裂直後、予想以上の暴走が発生し重力場は空間を大きく歪めグレートブリテン島を含めた欧州全域が消滅するという最悪の事態をもたらした。欧州が存在していた地域には巨大な黒色の半球状の超空洞空間が発生し立ち入ったものを原子レベルまで分解する死の空間を作り出す結果となった。これによってバチカン第八帝国は事実上壊滅し残った領土である北アメリカ大陸の東海岸及び南アメリカ大陸の僅かな地域と中央ユーラシア地域は他国に吸収されるか新たな国家として独立する事になった。


―――――――――――――――――――――――――――

政治


・機械教皇

政治に関しては機械教皇を頂点とする絶対王政が展開されていた。初代機械教皇を除きその後の歴代教皇はクラリネス・ローマ・アヌビス・リ・バチカンが勤め2代から5代目(5382年6月2日まで)を務めた。クリネス・ローマ・アヌビス・リ・バチカンは先代の死去によって2代目を襲名した。初代教皇の容姿は男性型のアンドロイドだったと言われておりクラリネス・ローマ・アヌビス・リ・バチカンはその娘としてアヌビス・アトゥム社によって少女型のアンドロイドとして開発された。2代から5代の間、分かっているのは彼女は一貫して少女型のロボットであったという事と2代から5代の各代で違うボディを使用していたということである。クラリネス・ローマ・アヌビス・リ・バチカンは首都ニューローマの人間から機械城とも呼ばれた城で複数のメイドロボットや執事ロボットと共に生活をしていたとされる。後年の学者による研究によるとクリネス・ローマ・アヌビス・リ・バチカンの精神年齢は人間で言う15歳から16歳くらいの精神年齢に設定されていたと考えられている。クリネス・ローマ・アヌビス・リ・バチカンは人類にとって様々な悪法と称される法律を施行した。


・機械貴族による各領地の統治

バチカン第八帝国は領地という形で12使徒とも呼ばれる12の機械貴族によって各領地が治められていた。各機械貴族は機械教皇の名の下12の領地を統治し機械教皇からの命令があれば忠実にそれを実施していた。僅かに残されている資料によると機械教皇を含め12使徒や一般のロボット達の関係は上下という関係もあったが基本的には友人同士の関係のようにも見えるほど親しげだったと言われている。人間から見ればそれはとても不可思議なものに見えたという。


―――――――――――――――――――――――――――

経済


健全な経済活動があったかどうかは資料が残っていない為、不明。


―――――――――――――――――――――――――――

軍事


バチカン第八帝国は通称、十字軍とも呼ばれる強大なロボット機械軍団が存在していた。しかし、名目上の軍にあたる組織としてミリタリーアフェアーズ・サービスという組織が存在しているものの十字軍と正式に呼称された事は一度も無い。

 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 機械貴族と機械皇帝の目的がよくわからないですね。 滅んでしまったので情報は少ないですけどなんだかやった所業からして合理的なものでなく、孤独な幼い子供が虫を潰すみたいな感じなのかな。 でも1…
[気になる点] 人類革命連合軍は・・・・ [一言] 機械に対抗して超人類とか作られたりしてそうだ、そして三つ巴に・・・・
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ