日本再出現事件 - ウィキパディア
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日本再出現事件
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日本再出現事件とは2036年5月3日に突如として2019年7月7日に原因不明の消滅をしたはずの日本列島が再び出現した事件の事である。
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目次
1.概要
1.1事件発生時の状況
1.2韓国海軍壊滅事件
1.3日本列島周辺での国籍不明艦船の出現と攻撃
1.4アメリカ・ロシア・中国・オーストラリアによる掃討作戦
1.5調査の難航
1.6アメリカ、日本、台湾による日本列島上陸
3.世界各国の被害
4.被害後の対応
5.日本列島の状況
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概要
現在、アメリカ合衆国の保護国となっている日本国は日本列島消滅事件までの2019年まではれっきとした独立国であり先進国であったが2019年7月7日に発生した原因不明の日本列島が消滅するという事件によって残された日本の領土は全てアメリカの管理下になった。そんな中の2036年5月3日に突如として日本列島が本来あった海域に日本列島が再出現した。
・事件発生時の状況
2036年4月、日本列島が存在した海域に史上最大規模の勢力の台風が接近した。台風は数日で熱帯低気圧に変わる予想だったが2週間が過ぎても消える事は無くさらには日本列島があった海域に勢力を落とす事なく留まり続けた。この状況に隣国である韓国の海洋調査船が調査に向かったが連絡は途絶えた。5月3日、韓国は台風が3週間でようやく終息した事を受けて海軍を派遣。そこで日本列島が再出現している事が判明した。
・韓国海軍壊滅事件
韓国は日本列島が出現したという報を受け、アメリカより委託され韓国の委任統治領となっていた対馬より海軍の艦隊を派遣した。しかし艦隊は日本列島に接近する事はなく途中で正体不明の敵からの攻撃を受け壊滅した。
・日本列島周辺での国籍不明艦船の出現と攻撃
5月3日に日本列島が出現して以降、日本列島周辺海域を中心にアジア太平洋地域で正体不明の国籍不明の艦船が出現するようになった。これらの艦船は全てその形状から日本国が消滅事件前に過去を含めて保有していた海上自衛隊の艦船に類似している事から再出現した日本列島となんらかの関係があると見られている。特徴としてはこれらの不明艦は潜水行動が可能で色を全て黒で統一しており艦橋付近の窓ガラスからは赤い光が点灯されている。人が乗船している形跡はない。これらの艦船は一切の交信に応じる事は無く非常に攻撃的で民間船や軍艦、民間航空機、軍用機を問わずに未知のエネルギー兵器による攻撃手段によって攻撃している。これらの攻撃は非常に強力であり現在の各国の兵器では太刀打ちが出来ないと考えられている。
・アメリカ・ロシア・中国・オーストラリアによる掃討作戦
未知の国籍不明艦の出現によって極東から東南アジアの海上交通網は事実上崩壊した。この事態にアメリカ、ロシア、中国、オーストラリアの海軍は海軍の大艦隊を派遣し国籍不明艦の殲滅を行うことを計画した。作戦は2037年5月20日に実行されたが国籍不明艦3隻に対してアメリカ、ロシア、中国、オーストラリアの艦隊は事実上壊滅し以後の作戦は行われていない。この時の未知の国籍不明艦の形状は『ちくご型護衛艦』『ふたみ型海洋観測艦』『うらが型掃海母艦』であったといわれる。アメリカ、ロシア、中国、オーストラリアの艦隊は事実上壊滅したのに対して3隻の国籍不明艦へはまったく損傷を与えられなかった。
・調査の難航
再出現した日本列島の調査は非常に困難であった。海上からの船舶は未知の国籍不明艦によって撃沈され航空機も同様だった。国籍不明艦の撃沈も現状では不可能であり人工衛星からの調査なども行われたが衛星からの調査にも限界があり詳細は分からなかった。しかし、衛星からの調査は日本列島全域が森で覆われているという事実を世界に示す事となった。
・アメリカ、日本、台湾による日本列島上陸
台湾海軍に寄与されていた旧海上自衛隊のましゅう型補給艦など、僅かに解体されずに残されていた元々日本に所属していた艦船への国籍不明艦による攻撃が行われないという事が判明した。これは2045年に判明した事で、台湾海軍の保有する『ましゅう型補給艦』が国籍不明艦に捕捉された際に国籍不明艦が僅か300m圏内の近距離にいたにもかかわらず国籍不明艦は『ましゅう型補給艦』に対して攻撃を行わなかった。さらにその様な事例が続々に報告されるようになり台湾はアメリカとアメリカの管理下の日本に対して協力を打診。調査団を三国共同で編成し『ましゅう型補給艦』に乗せて日本列島へと上陸する計画を打ち出した。計画は成功し『ましゅう型補給艦』は日本列島に接近すると『こんごう型護衛艦』など8隻の国籍不明艦に途中、交代、交代で曳航される行為を受けながら東京湾の港に接岸し調査団の上陸に成功した。
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世界各国の被害
国籍不明艦によって極東アジアでは海上交通網が破壊された事もあって韓国や中国の経済に大きなダメージを与えた。また、国籍不明艦との戦闘によって韓国、アメリカ、台湾、ロシア、中国、オーストラリアなど世界各国の船舶が撃沈され死傷者は1万人をこえる。
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被害後の対応
被害発生後、各国は日本列島や極東アジアの海域の空路、海路の交通を行わなくなった。
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日本列島の状況
再出現した日本列島は都市部を含めて全域が鬱蒼とした森林地帯に飲み込まれている。これは衛星写真や東京に派遣された調査団の報告からも一致している。さらに東京へと上陸した調査団によると東京の建造物は全て廃墟であり放置されて少なくとも100年から200年は経過しているように見えると報告した。東京都心の西部には直径3キロにも及ぶ黒い未知の物質でできた謎のドーム状構造物が多数確認されておりこれは衛星写真からも東京、名古屋、大阪、札幌の周辺で多数が確認されている。これらの構造物周辺には多数の重機や軍用車両と思われる車両が放置されており建設時期は不明だが日本人が建設した可能性が指摘され現在、東京に駐留している調査団はこの構造物の調査を進めている。しかし現状、内部の調査は出来ていない。また、日本列島内の生命体に関しては日本人と思われる住人は確認されていない。しかし、調査団は日本語を話す人間と獣を掛け合わせたような人間と同等の知性を持った知的生命体が各地に多数生息し一部の廃墟で生活し一定規模の集落を作り生活している事を確認している。また、この知的生物は謎のドーム状構造物を神聖視している事が分かっている。その他にも生命体に関しては日本列島には凶暴性が非常に高い未知の生命体が多数生息している事が判明しており日本列島は事実上全域が非常に危険な地域となっている。さらに、調査が難航する理由について日本列島は全域で強力な電波障害が発生している理由が挙げられる。この電波障害によって外部への連絡は船を出さなければならない。さらに航空機は列島に持ち込んだものでさえも地上から高度100メートルを超えると正体不明の黒い戦闘機に撃墜される事が分かっている。さらに、連絡の為に船を日本から出港させようとした場合、その船は日本への到着から3ヶ月以内の場合は国籍不明艦船に進路を妨害され出港ができない状況となっている。現在までに調査団は台湾海軍の協力の下、500人近くの人員が東京に派遣されている。