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賢者になれるらしいです(仮)  作者: 散歩道
プロローグ~幼少期~
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第1話 「森の我家で」

ふと、目が醒めると知らない天井だった。


(月並みのセリフを言ってまたものの、ここはどこだ?


辺りを見渡そうとするも、身体がうまく動かせない事に気づく。


(か、身体が‥‥‥。

まさか、事故の影響で何年も眠っていたのか?)


闇雲に身体を動かそうともがくと、

目の前を、小さな手が横切った。


(は?え?マジかーーー!

まさかの赤ん坊からやり直しか‥‥。

しかし、部屋の様子からするとどうみても、現代と言うよりは中世のがしっくりくるなぁ。)


部屋の様子は、木造で粗末な作りのテーブルにランプが置いてある程。

お世辞にも、お金持ちと言うより、マタギ小屋をイメージし易い作りの部屋のだった。


「おぉ、やっと目がさめた様じゃのぉ。

3日も目をさまさんから、どうしようかと思っておった所じゃよ。」


(ん?年の頃はどうみても80過ぎ位に見える爺さんだな。

と言う事は、俺の親は死んだか捨て子だった事になるか。

まぁ、前世のじーさん達は物心ついた頃には亡くなってたからピンとこないが、成り行きまかせだなぁ。)


思いとは裏腹に口から出るのは当然の様にアーだったりウーと言う赤ん坊なら当然の泣き声しか出なかった。


「ほうほぅ。どうやら両親を捜しておるのかのぉ。

すまんが、ワシが見つけた時にはお主しかおらんかったようじゃ。

と話しかけても赤ん坊には無理じゃな。

じゃが、残り少ない余生の暇つぶしに付き合うと思いって我慢しとくれ。

名前も何も身元のわかる物は無かったから、今日から、お主の名前はサイラスじゃ。

ジジイと二人じゃが、しょっちゅうやかましいのが来るで退屈はせんと思うがな。」



こうして、サイラスと名付けられ周りから賢者様と呼ばれる年齢不詳の爺さんとの生活が始まるのでした。

次は3年程時間が飛ぶ予定です。

主人公が、成長しすこゆヤンチャになる予定です。

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