第9話「俺とメイの修行の始まり」
日ごとにPVが増え見、読んで頂けている方々に満足していただけているか不安になりつつもメイの魔法修行?の始まりとなります。
さて、魔法を発動できるのは良いとして先ずはあれからだな。
「メイは、魔法を使うときどうやってる?」
「ひゃっ、ひゃぃ」
あぁ、全くもって先が思いやられるわ。
「先ずは、初歩的なトコからいこうか。
まず、魔力の練り方はわかるかい?」
「魔力を練る?パンを作るみたいに何か混ぜるのでしょうか?」
うん。これは、本格的にダメダメだな。
魔法師団って何を教えてるんだかイマイチ理解できないが。
俺のやってきた方法に慣らしていくしか無いなぁ。
頭を抱えて悩んでるメイも可愛いが、このままじゃ日が暮れても前に進まないや。
「良いかいメイ。心臓はわかるかい?」
「えっと、確かこの辺りにある物の事でしょうか?」
「そうそう。魔物で言うなれば魔石のある場所だ。
まずはその辺りに意識を集中しよう。
立ったままだと危ないからそこの椅子に座って。」
そうして、椅子に座り目を閉じて意識を集中させて行く。
「なにかモヤモヤとした物があるように感じます。」
うん。感覚は悪くは無いようだ。
「じゃぁ、そのまま魔力を動かしてみようか」
「え?コレって動かせるものなんですか?」
「むしろ逆だよ。なんで動かせないと思ったの?」
「身体の中にあるので触る事が出来ません。」
「半分正解半分不正解。
良いかい、血は誰の身体にも流れているよね?
魔力も極一部を除いてみんな多かれ少なかれ持っているよね?
メイの中にある魔力も俺の中にある魔力も同じ魔力だ。
先ずは少しずつ少しずつ魔力を心臓から血の流れに乗せて全身に巡らせるんイメージだ。
焦らずゆっくりだ。」
言うが早いかなすが早いか徐々に彼女の額からそして全身から汗が噴き出してくる。
時間にして1分程だろうか。彼女が大きく息を切らせて目をあける。
「サイラスさま少しだけ、本当に少しだけですが動かせた気がします。」
「そうだよ、出来ないと思ってしまうと本当に出来なくなってしまう。
魔法に大切なものはイメージする力だ。
先ずは時間がかかって良いから全身に行き渡る様に練習だ。
それが出来たら徐々に早くそして思い通りに動かせる様にするんだよ。」
「一体どの位で出来るものなのでしょうか?」
「そうだなー。メイのなら半年位かなー。
あ、それとそれが出来るまでは魔法は禁止ね。」
「え?禁止ですか?半年も魔法を使わないなんて、前より下手になりそうです」
「大丈夫。俺がきっと魔法師団が泣き出すくらいに仕上げてああげるよ。
ちなみに、約束を破ったら修行はそこでお終いね。」
サラリと、キツイことを言う様だけど一度に二つの事を出来る奴何てまずいない。
一つずつ確実に身につけなきゃ付け焼き刃にしかならないし。
「わ、わかりましたわ。1日も早くできる様に頑張ります。」
「うん。ダメだよ。目標は半年で出来る様になる事だからユックリ確実にだよ。
ほんの少しだけでも立てないくらい辛いでしょ。
ベットまで運ぶから今日はユックリ休むと良い。」
「はい、スミマセン。明日からもがんばります。」
そして、彼女を運ぶのはお姫様抱っこだ。
疲れ切ってマトモに動けないから顔を真っ赤にしながらうつむいているが
役得だ。
ご褒美も無いんじゃやってられないしね。
まぁ、普通の人なら二、三年かかる様な事を半年で詰め込むんだかなりの強行軍になるがしょうがない。
明日からも早いだろうから俺も今日は早めに寝よう。
いつまでじいちゃんと一緒ってわけにも行かないから横屋でも作ろうかなっと。
~~~メイside~~~
「お父様、お母様、そしてお兄様。私はなんとか賢者様に魔法の修行をつけて頂け事となりました。
ですが、その前にお孫様であるサイラス様に半年間という期限付きですが
魔法の初歩?と思われる修行を見て頂くことになりました。
ほんの短い時間ですら立てなくなる程のものでした。
その上、教えて頂く半年間の間魔法自体は禁止と言われ、
もし約束が守られなかった場合そこで魔法の修行自体が終わってしまうとの事でした。
使えない事には特に問題は無いと思うのですが、
果たして半年後に再び魔法を使えと言われても忘れてしまいそうで
同じように魔法が使えなくなってはしまわないかと怖いのです。」
サイラスに言われた事を守り努力して行こうという気持ちはある反面
半年で魔法師団より魔法がうまく使えるようになると言われ
今の自分からは全く想像の出来ない自分の未来が幼い王女からすれば
とてつもない恐怖なのは火を見るからに明らかである。
同じような修行を、サイラスはお爺さんから一ヶ月という短期間でやれと言われ。
本人自身には恐怖と言うより、賢者である自身の身内に言われた事が不可能とはどうしても思えなく立てない程の疲労は自分が未熟であるが為
そして、自分を育ててくれているお爺さんの喜ぶ顔が見たいが一身で
言った本人すら無理であろうと思った一ヶ月と言う短い期間でクリアーし
その後、多少の期間は開きつつはあるが魔法の使えない段階から
二年と言う短期間で上級の半ば頃までの魔法を取得そして使いこなすまでに至る。
先ほどの話では出なかったが、実際にやろうと思えば中級クラスまでの詠唱の完全破棄についで上級魔法の一部の詠唱省略まで出来るのが現状のサイラスである。
魔法の知識を除けばその腕前は祖父である賢者に勝てると言わないものの
その実力を脅かす域まで来ている事に本人は気がついておらず
賢者自身、血は繫がらないものの本当の孫のように思っている為
成長していく事が嬉しいと言う気持ちに負け乞われるがままに
教えているだけなのであった。
~~~~ザックside~~~
「おいおい、アレで本当に10歳か?
前に見たときは魔法も使えねぇタダの無邪気なガキだったじゃねぇか。
それが、今や近接戦闘もこなし、魔法の腕前も超一流。
本人が気がついてないだけで、本気でやりあったら
いくら俺でもマジでやべぇなありゃ。
まだ、闘気に目覚めてないだけ俺に分があるが、
アレで本当に賢者めざしてんのか?
俺からすれば、一人の中に超一流の戦士と魔法使いが同居してるようなもんだぞ。
アレが、爺さんの下で修行している間はまだ良いが、
外の世界を見て聞いて、色々な事柄を吸収し始めたら
Sランクなんて枠じゃ収まりきらないハズだ。
アイツが俺たちの味方で居る内はまだ良い。
人間何が原因で敵に転ぶかは解らねぇが
あいつに何かあれば爺さんは必ずアイツの味方になるはずだ。
その時に、俺がアイツの敵になる様なら立ち向かっては駄目だ
自分の身内側を体を張ってでも止めねぇと。
どうにかして、和解にもっていけるように今のうちから肝に銘じておかねぇとな。」
ザックとしては、10歳と幼い面影を残しつつ腕前はすでに超一流
単独でSランクに届きそうなAランクの実力はすでにあると確信している。
ただ、足りないのはこの森では出来ない本当の意味での命のやり取り、
そして、対魔物や動物だけでは無く対人相手の戦闘経験が圧倒的に足りないと言う事。
それは、先の裏切り者の騎士団の奴等を気絶もしくは戦闘不能に留め
命を奪うと言う気持ちの欠片すら持ち合わせいなかった事。
本来それは、自分の命だけでは無くPTメンバーのみならず自分の近しいもの
そして故郷などすべてを危険に晒す行為だと言うこと。
学園に入って学べる事で全てが解決出来る訳では無いが、学園に通っていても冒険者ギルドのクエストやダンジョンへの挑戦は出来る。
その時に同行し、鍛えてやろうと心に決めるザックであった。
こうしてそれぞれの思いを胸に、新しい日々が始まるのであった・・・・。
本日帰宅が遅くなりそうな為本日更新はこちらのみになります。
追記:若干短めだった為追記させて頂きました。
会話になかなか入り込めないメイの心境等
現段階の事となる為後々はどうなるか・・・。




