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気まぐれな神様

気まぐれな神様 (下)

作者:わたりんご
夏休み、高校生の三咲七海は友人達とともに、中学時代の同級生が演奏するコンサートを見に行くことになる。
演奏終了後、同級生達とファミレスへ食事に行くことになるが、コンサートを無断欠席したメンバーの笹岡美智子の話になり、彼女の自宅まで様子を見に行くことにする。
しかし、笹岡美智子が一人暮らしをしているマンションの部屋で、彼女の全裸死体を発見することに。死因はシアン化合物による毒殺。死体の手にはトランプのジョーカーが一枚握られていた。
後日、警察の捜査によって調べられたマンション玄関に設置されていた防犯カメラの映像が、ただでさえ不可解なこの状況に追い討ちを掛けることになる。
被害者である笹岡美智子は、事件当日に外出をした以降、帰宅していなかった。ずっと録画されていた映像のどこにも彼女が帰宅したシーンがなかったのだ。さらに、マンションの裏口は使用できなかった状況にあったということが判明。よって、防犯カメラが設置されている玄関以外の経路が断たれたことになる。
犯人はどのようにして犯行に及んだのか。なぜ、防犯カメラに映ってなかったのか。なぜ、被害者はトランプのカードを握っていたのか。なぜ、全裸だったのか。トランプのカードが示すものとは何なのか。自殺なのか。他殺なのか。犯人の目的は何なのか。
挙げ出したらキリがない謎に頭を悩ませていると、新たな死体が見つかることになる。
次なる犠牲者は同じマンションの住民、福田康子だった。彼女はマンション近くの倉庫で全裸、そしてジョーカーを持って殺されていた。彼女の場合、笹岡美智子とは逆の、防犯カメラに外出した記録がないという問題があった。
そんな事件に巻き込まれてもまるで動こうとしない、探偵役としては失格なぐらいやる気のない主人公は、またも友人に引っ張り出され、新たな事件現場に遭遇することになる。
七海は、この夏唯一の楽しみとしていたアイスの特売を連続する殺人事件によって潰されたこと、そして被害者との約束を思い出し、ようやくその重い腰を上げることにする。
(下)
2013/10/17 19:23
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