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私って、嫌われてる?

※続きです。


 私が狙った森川翔太。

 藤島沙耶香さんを通じて、私に対する思いを知らされてショック!

 嗚呼、これが現実なんだ。

 後日…、


 私は行き着けのスナックで、森川の友達に伺ってみた。


 友達とは、彼の所属する課にいる親しい職場仲間の事である。


 その1人・南雅也さんが水割りのグラスを傾けながら、私の知りたくなかった事を話し聞かせた。


「森川のヤツ、篠崎さんに告白されて凄くショック受けていたね」


「ショック受けていた?」


「あんなうるさくて、魅力もねー女から告白されちゃうなんて。なーんてね」


 ガーン!


 今の説明に、私の方もショックを受けた。


 南さんの説明は嘘ではないと思う。


 私とは親しい間柄なので、森川翔太の事については色々と教えてくれるのだから


 森川を私に紹介してくれたのは南さんとその恋人・藤島沙耶香さんだったし。


 非情なる現実を知らされて、私はショックを隠しきれない。


「じゃあ私って、嫌われているって事?」


「ズバリ、言っちゃえばね」


「どう、嫌われているんだろう?」


「一言で言えば、最初から眼中に無かった存在ってヤツ?」


「お呼びじゃないって事?」


「まあ、そう言えるかもね。篠崎さんは、森川の好みじゃないみたいだし」


「…」

 

 私ももう、何も返す言葉が出ない。


 南さんが申し訳なさそうに言う。


「相手が悪かったねぇ。他のヤツを紹介すれば良かった」


「森川さんじゃダメなワケね?」


「変にプライド高いし、トップ志向だから。恋人として選ばれるには、それなりの条件があるんだ」


「なーに、それなりの条件って?」


 南さんは指を1本づつ立てながら答えた。


「お嬢様、美人、スタイル良し、性格良し…この4つかな?」


 オトコの、女選びの希望条件ってヤツである。


 私に言わせたら、それって贅沢でワガママだと思う。


「最悪。どれも、私にはあてはまらない条件だよねぇ」


 実家は平凡な家庭だし…、美人じゃないし…、スタイル悪いし…、


 森川翔太の恋人条件には全く入らない私なのだ。


 藤島さんが私の肩を軽く叩きながらアドバイスした。


「だったら、森川君の事は諦めなさい? 他に探す方がベストかもよ」


 他に探せって?


 まるで、就活やっているみたいな言い方。


 藤島さん、私の事を心配してくれているかもしれないけどね。


 でも…、納得行かない。


「簡単に言わないでくれるぅ? まーたオトコ探しをしなくちゃならないじゃなーい?」


「それぐらいは、努力しなくちゃダメ。でないと、彼氏なんてゲット出来ないよ」


 藤島さんに強く説教されちゃった私。


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