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第1話 とっても、とっても大きいね。とっても、とっても、綺麗だね。

 不思議な大きな種。毎日、朝早くに起きて、がんばってお仕事をする小さなロボットチルドレンのだんご。


 小さなロボットチルドレンは、一人では生きていけないのです。だから、みんなでなかよく助けあって生きていかなくてはいけないのです。


 子供は大人のまねをしながら、大きくなります。

 少し大きくなって、いやだといったり、なまいきなことをいうのは、大人のまねをしなくなるということなのです。

 つまり、心の中に自分が生まれたのです。


 とっても、とっても大きいね。とっても、とっても、綺麗だね。


 朝の早い時間。小さなロボットチルドレンのだんごは大きなあくびをして、小さなベットの上で、まだ眠たい大きな瞳をこすりながら、目を覚ましました。

 窓の外からは朝のお日さまの光が小さな家の中に差し込んでいます。

 朝です。新しい一日が今日もやってきたのです。

 だんごはきらきらと輝いている美しいお日さまの光を見ながら、そんなことを思って、にっこりと嬉しそうな顔で笑いました。

 ぱしゃぱしゃと冷たい水で顔を洗って、しっかりと歯磨きをして、朝ごはんのおにぎりをぱくぱくと食べてから、深緑色のコートを着て、小さな荷物袋を背負って、お仕事道具のスコップとじょうろを持って、だんごは小さなお家を出ていきました。

 とっても穏やかな日でした。

 お日さまがぽかぽかとあったかくて、大地の上に吹いている風が気持ちよくて、緑のいい匂いがしました。

 小さなロボットチルドレンのだんごのお仕事は『森を育てること』でした。

 でも、だんごは今、小さなロボットチルドレンのみんなとは違う、『すこしだけ不思議なお仕事』をしていました。

 ある日、だんごは『不思議な大きな種』を見つけました。

 両手で持てるくらいにとっても大きな種でした。

 だんごはとってもびっくりして、すぐに『小さなロボットチルドレンの村』にいるみんなに不思議な大きな種を持って行って、見せました。

 するとみんなびっくりして、それから「育ててみなよ。こんなに大きな種なんだから、きっとびっくりするくらいに大きな木が育つよ」と言われて、だんごはこの不思議な大きな種を育てることにしました。(とってもわくわくしました)

 不思議な大きな種をスコップで掘った土の中に植えて、じょうろで水をあげると、しばらくして、そこからは大きな大きな緑色の双葉の芽が生えました。あまりの大きさにだんごはとってもびっくりして、小さなロボットチルドレンのみんなも同じようにとってもびっくりしていました。

 だんごは毎日、水をあげて、大切に大切に大きな緑色の双葉の芽を育てました。

 すると大きな緑色の双葉の芽はすくすくと育って、あっという間に、不思議な双葉の芽は大きな緑色の子供の木になりました。(子供の木と言っても、とっても、とっても大きくて、このあたりで、ううん。きっと世界でも一番大きな木だとだんごは思いました)

 そんなある日、だんごは夢を見ました。

 それは大きな緑色の子供の木がもっともっと大きくなって、空までとどくような大きな、大きな大人の木になった夢でした。

 だんごはそんな大きな大きな大人の木の白い雲よりも高いてっぺんのところにいて、そこから広い世界を眺めていました。

 そんなとっても、とっても不思議な夢でした。

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