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お客様は神様かよっ!

作者: 沖田 楽十

 私は、とある飲食店いんしょくてんのバイトだ。

 本日も、注文を受けて、厨房ちゅうぼうつたえる。料理が出来たら、それをお客様に提供ていきょうする。食事が終わったお客様の支払いに対応する等ーーそれが、私のお仕事。



「マズイ….」


「ッ……」



 お金を支払しはらってくれる……そう、理解りかいしつつも、こうっ…ほかのお客様にも聞こえるぐらいの声で、この店の評判ひょうばんがるような事はくちにしないで欲しい…。

 せめて、店を出てからにしてよ…と、思いつつも、文句もんくを無理矢理()む。



「10点のあじ


「ッッ……」



 何処どこ評論家ひょうろんかだゴルァ!?


 如何どうして、この店に来る大半の常連客は、こんなに一言多い…というか、店を出るまで本音を隠せないのだろう?

 以前、店長にその事を相談したらーー『お客様は神様だから、目を瞑ろう』ですって!

 いやいや。いくら、神だとしてもよ?言っていい場面と悪い場面の区別が付くのでは?と思ったが、結局反論する事が出来なかった。


 それに……そんなに文句の一言でも言いたいのなら、店に来ないで別の外食産業に行けばイイでしょ!?なんで、常連客にまでなってるのよ!もう、アナタも、アナタも、アナタの顔も、混んでる時に活躍するウェイティングリストで名前を覚えちゃいましたよ!


 余りに腹が立った私は、とうとうお客の皮を被った一人の人間に言い返した。


「なんで、そんなにこの店を低評価した事を口にしながら、いつもこの店に来るのよ!?」って。


 そしたら、なんだかんだこの店が好きだから、来てる…。そう言ってる顔に、嘘は感じられない。

 ……悔しいかな…。その本音に、今迄の腹立つ行為を、見逃したくなってしまう…。


いやいやっ!でも…… 『お客様は神様だから、目を瞑ろう』と言った、店長の言葉を思い出す。


……仕方ない。なんだかんだ常連客なのも事実だし、許してあげる。でも、あくまでも、常連客だから、ちゃんと此方にもそれなりの利益があるから、許してあげるのであって……まぁ、悪意は無かったら、目を瞑ってあげる、ってだけだから!

其処の処、勘違いしないでよね!?…解った?お客様。

とあるゲームを遊んでて、浮かびました(`・ω・´)❤️

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