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~ i ~
この作品中では、前向きな詩だと思います。
~ i ~
自分。
この世界にたったひとりの自分。
それがもしこの世界から消えてなくなったら、
みんなどう思うのだろう。
悲しむだろうか。
悔やむだろうか。
それとも僕を、笑うだろうか。
僕は僕であり、他人ではない。
だから他人は他人であり、僕ではない。
僕は他人を見ることができる。
その人がどんな人なのか、感じることができる。
けれど何を考えているのかは、決してわからない。
他人は僕を見ることができる。
僕がどんな人なのか、感じることができる。
けれど何を考えているのかは、決してわからない。
僕は僕を見ることができない。
僕がどんな人なのか、感じることができない。
何を考えているのかも、時々わからない。
けれど、僕は僕として、生きていくことしかできない。