ぬいぐるみのカーニバル
「アリー、忘れ物はない?もう二度とここには戻ってこれないわよ?」
「大丈夫よ、ママ!早く行きましょ、パパ!」
そんな事を言いながら早く新しい新天地へと行きたくてウズウズしてるアリーが両親を急かすも、父親は苦笑いをしている。
「早速忘れ物があったようだぞ?」
ボロボロになった大きい縫い包み達を渡しながらそう言った。しかし、それは処分するものとアリーの中では決めていたようだった。
「もうそれまた持ち出してくる!私は卒業して立派なレディーとなるの!そんなモノいらないわ!」
「立派なレディーといってもこの前オネショしたばかりだろう。そんなんじゃ立派なレディーとは言えないぞ?」
笑いながら事実を突きつけた父親は照れてるアリーにポカポカと叩かれながら車へとゆっくり向かっていった。
「はやくしなさーい!遅れるわ!」
母親の声を聞いた二人はやり取りを止め車へと向かい荷物を積んで新天地へと向かった。
(・・・あーあ・・・捨てられちゃった)
(ずっと一緒に居たのにね、残念ね)
(これからどうする?)
(これからどうしよ?)
夕暮れ時になってから本来動かないはずのモノたちが動き始めた。
(ところでなんでボクたち会話できてるの?)
(どうしてワタシたち意識があるの?)
そんなことを言いながら2体の縫い包みたちは唸っていたが一向に考えがまとまらず考えることを止めたが、ふとカレンダーをみたらカーニバルの時期が迫っていた。
(カーニバルが始まるから神様がアリーの願い聞き届けてくれたのかな?)
(けど、それはアリーがもっと小さい時の願いのはずよ?)
やっぱり考えがまとまらなかった。
(取り敢えずここに居てはゴミとして燃やされてしまうわ。どこか森の中へ行きましょう)
(そうだね、きっとなんとかなるよね!)
2体はボロボロになっても誰かが拾って綺麗にしてくれるとそんな希望を持ちつつ、しかし誰にも見つからないよう森を目指した。
見つからないように移動をしようとした2体は案の定人間に見つかってしまうも、捨てられたように思われたのかスルーされた。人間に見られても捨てられたと思われれば良いんだということで、捨てられたと見せかけてつつ移動したらかなりの時間を費やす羽目になった。
やっとの思いで鬱蒼とした森へ来たが、そこは様々なモノが大量に不法投棄されている一種のゴミ捨て場だった。
(お?まーた新入りが来たぞおいババア!客だ、相手しろ!おいジジイ、暇なんだろ!説明してやれ!)
(あらまぁ、いらっしゃい。さぁ、此方へおいで。何もお出しできないけどねぇ。)
(・・・またか。自分でやれば良いものを。)
あたり一面に沢山の壊れたモノ、生地が破られたぬいぐるみ・・・等など様々な縫い包みやモノが置かれたあった。
沢山のぬいぐるみ達を代表をするかのように3体のぬいぐるみ達が出迎えた。
(きみたちは?)
不思議に思いながらそういう疑問が先に芽生えた。なんで僕たちと同じように意識を持ってる縫い包みがいるのだろうと。
(・・・ここは破棄された意識あるモノ達が自然と集う場所、一種の墓場だ。奥にはもう意識が無くなったモノが山のようにある。そしてここは奥に行く為の入り口に過ぎん。)
(そうねぇ、こうして雨風に晒されて時が経ち、朽ち果てるのを待つだけの場所ね。もう動かなくなったらみんな自然と奥へ行って、大自然に返るのを待つだけになるわ。)
ジジイ、ババアと呼ばれた縫い包みがアリーの縫い包みにそんな風に説明した。しかし、2体は諦めきれない希望を持っていた。そう、また誰かに拾って貰い、綺麗にされて、また抱かれてくれるという夢を持って。
(そんな夢は捨てろ)
最初に声をかけてきたボスと思しき縫い包みが2体に鋭い言葉を突き刺す。
(なんで声に出して無くてもわかったの?)
聞いてもないのになぜ分かったのか2体には不思議でならなかった。
(俺はここを取り仕切って長いが、皆が皆、そういう雰囲気を持ってやってくる。そうして恨んで奥に行って息絶えるんだ。丁度あんな風にな。)
腕が示す先はヨロヨロと歩きながら森の奥を目指す1体の縫い包みだった。
糸は解れ、綿は布の間からはみだし、何処が顔なのか、腕なのか、胴体なのかさっぱりわからないようなモノがゆっくりと1歩ずつ森の奥へ向っていった。
(あいつもお前らと同じような希望を持ってここに着たが、あんなふうになったようだな。ハッ、ざまぁねぇや。色々俺様に提案して色々仕掛けてきやがったようだが本当にざまぁねぇな。)
最後の姿、成れの果ての姿の縫い包みに顔を向けながら毒を吐きまくった。
(つまりボクたちも将来はあんなふうになるってこと・・・?誰かここに来て回収して新しく生まれ変えてくれないの・・・?もう、誰とも会えないの・・・?遊んでくれないの・・・?)
(私たちは未練がましいオバケってこと・・・?)
2体は悲壮感を漂わせながらも否定して欲しいのに、誰しもが否定せずただ黙ってぼーっと佇むほかなかった。
(・・・諦めろ)
(人生何事も諦めが感じんよねぇ。バァバもそろそろなのよ?ほら、このとーり。ねっ?)
笑えない静寂があたりを包んだ。
(なんで、僕たち意識が芽生えたの?こういう思いをするなら意識なんて芽生えなければよかったのに!)
(そうよ!どうして!カーニバルが近いから何かしらの!・・・何かしらの・・・何か・・・)
2体の疑問が、感情が、訴えが何なのかを教えてくれるモノたちは居なかったがそこに声をかけるモノが居た。
(だったら、試してみたら良いんじゃないかな。君は僕たちよりも大切にされてきたし、ボクが成し得なかったことをやって欲しい。やってくれないかな?)
奥を目指して歩いていた縫い包みが歩みを止めて2体に向けて言った。
(ボクは今日を過ぎたらもう動かなくなる。なんかわからないけど、確実にわかるんだ。今までお話してきたぬいぐるみ達もそうだった。だから君たちに最後の希望を託したいんだ。ボクの希望、聞いてくれるかな?)
(ハッ、負け犬の遠吠えか?お前の望みを聞き入れる奴らいねーだろ?今も昔もそうだったじゃねーか。)
険呑とした雰囲気が漂うも2体は墓場に来てまだ1日も経ってない新人。ならばその希望を、夢を、望みを叶えたいと思ってしまうのも当然だった。何よりもまたアリーに会いたい。何処へ行ったのかわからないけどもう一度願いが叶うのであればまた会いたい。その話を聞きたかった。
(犬は黙って!)
(駄犬は黙って!)
2体はタイミングよく言い放ちボスを黙らせた。消えるモノの話を聞きたかったからだ。
(い、犬!?俺は犬の縫い包みだが中綿はインドの高級品、手掛けたデザイナーはフランスの超一流職人!それに先輩に向かってなんだ!そんな50ユーロもしないような低品質のあ、おいやめろジジイ!離せババア!・・・ォィ!)
駄犬が消えたところで改めて明日には消えるモノが尋ねた。
(えーっと・・・ボクの夢を聞いてくれるっていうことでいいのかな?)
(うん。何もすることがないなら、なにかしたいなって。それにこの場所には沢山色々なモノがあるし、なにか出来るかも!)
(ええ、そうよ!面白そうだもの!なによりアリーに会えるのであれば!)
2体は意気揚々と明日には動かなくなるモノが動かなくなるまで相談しあった。
(うん、確かにここには沢山色々なモノがある。モノが溢れてる。)
(そうね幸い私たちは人間をモチーフにした縫い包み。手先も使えるしコレなら行けるけど・・・)
(けどどっちかが残らなきゃならない、材料が足りない。)
辺りを見渡しつつ離れ離れになるのは2度と御免被りたいと思い合う2体だったが、そこに犬小屋へ押し込めてきたジィジとバァバが帰ってきた。
(材料なら沢山あるわよ?あの奥に行けばね。継ぎ接ぎになってしまうけど、二人が離れ離れになってサヨナラするよりはマシよね?)
(あぁ、お前らどっちか・・・いや、お前ら2体を大きくすることだって可能だ。なにせここは破棄された意識あるモノ達が自然と集う場所、一種の墓場だからな。そう、自然と集まってくるのさ。色々とな。)
新たな希望がまた見えた。
「ほら、アリー泣かないの。立派なレディーはどこいったの?」
やはり今までの思い出の品と別れるのは辛く道中からずっとベソをかいていた。
「な゛い゛て゛な゛い゛も゛ん゛!今も立派なレディーだもん! 」
鼻をかみながら必死に否定しようとしてる小さいレディーが泣いてるのは一目瞭然だった。
小さいときから朝から晩までずっと一緒にいた思い出の縫い包みだった。親に怒られても、褒められてもいつでもどこでも一緒の思い出の品。一緒に新天地へと行きたかったが引っ越すときに業者の人には「これだけ大きいと別輸送になりますし、何より飛行機の予算が大幅に・・・」と子供ながら大人の話を聞いて思慮深く行動してしまった結果だった。
「向こうに着いたら好きなものを好きなだけ買っていいぞ?な?」
ご機嫌を取ろうにも父親は的外れな事しか言えず、アニーの不貞腐らせベソ泣きモードを更に加速させる原因でしかなかった。
物心ついたときから一緒に居たあの2体が良かったのだ。別なものなんて何一つ、この世に1つとしてなかった。そうしているうちにアニーは泣き疲れて寝てしまった。
「ほら、パパ、アニーは泣きつかれて寝てしまったわ。そっとしておきましょう?」
「そうだな、今更家に戻ってまた空港に向った所で予定の便には間に合わないのは確実だし、何よりあの家に入った業者が既に処分してるだろう。アニーには申し訳ないことをしてしまった。」
両親は出会いと別れを繰り返しながら人間はこうやって成長していくんだよと、車窓から見える夜景を見ながらアニーの成長を願いつつ目を瞑った。
(おーらい、おーらい!えぇ、その場所でいいわよー!そして今度はコッチお願いねー!)(ならここはこんな風に切ってコッチを大きくしちゃいましょう!)(なんで俺様が馬車馬のように運ばなきゃ・・・くそったれが。)(・・・駄犬だからだろう。)(ほらボス!早く早く!まだまだ持ってくるのあるんだから!)
ワイワイと言いながら2体を大きくする準備が行われていた。
(本気でやるんですかぁ?どーせ無駄なんじゃないですかぁ?こんな広い世界で出会えるわけないじゃないですかぁ。)
実際問題広い世界で出会えるわけがないと思わずにはいられないが、2体にはきっと会えるという何かしらの確信があった。
(うぅん、なんかわからないけど絶対会えるっていう確信がある。それに、ここに自然と意識あるモノが自然と集まってくる所ならその逆だって行けるはず、ありえるはず。)
(えぇ、そのとおりよ。なぜなら私たちは常にドル圏だったもの。なのにあの駄犬はユーロと言ったわ。もうその意味はおわかりね?)
なぜ意識を持ち自然と集まってくるのかは分からないが、動く原動力は持ち主がまた会いたいという気持ちを持ってるからじゃないのか?と動かなくなる直前まで話して今はもう動いてないモノがそう結論付けていた。人間と同じ時間軸が流れるこの場所で天体の運行を観測し、この場所に来て何年と計算していたようだった。
忘れ去られてしまってはゴミになる。忘れられなければまだ動ける、ここはそういう場所だった。
(にしてはずいぶんとあの駄犬長生きしてるわね・・・?)
不穏なことを口にしながらもみんなと一緒に作業を進めていくのであった。そうカーニバルに間に合うように。
針も、糸も、生地も、ハサミも、綿も、ボタンも、ビーズもなんでもある。なんなら衣装だってある。
着々と2体の夢である抱かれたい、綺麗になりたいという願いが叶えられるようにみんなが協力しあって仕上げられていく。その最中に動かなくなってしまうモノも出てきてしまうが、このまま使われないのであれば使った方がいいという取り決めで動かなくなったモノたちは解かれて、再構築されるためのモノになっていった。
(おぉー!みてみて!かっこいい!)
今までとは比べ物にならないぐらいかっこよく仕上がっていた。なんなら大人でも抱きかかえられないぐらいの大きさになっていた。
(素敵!とてもおしゃれ!アリー、喜んでくれるかな!?)
一方では一国の姫君のような装いになっていたが、過剰になってしまったと終わってから他のモノたちは思っていた。
(お前ら・・・・そんな大きくなってアリーとやらは気づけるのか?カーニバルって言ったって・・・おい、一体何処のカーニバルに行くんだよ・・・)
(そうねぇ、そんな大きい状態では、ねぇ。)
(・・・・あぁ。)
同じ感想を持っていても2体はとある国に居ると確信していた。
(大丈夫、仮面つけてのカーニバルになるから!バレないよ!)
(そう!この状態なら中に人がいると思われてもおかしくない構造よ!何よりみんな仮面つけてのカーニバルになるもの!絶対大丈夫!)
アリーたちはイタリアに居ると、どうやら2体は思っているようだった。さらに言えば既にカーニバルは始まっているような時期だった。
(こうしちゃいられない!行かないと間に合わなくなっちゃう!)
早く行きたいと急かすも相方に静止された。
(ここまで一体誰のお陰で得られたと思ってるの?お礼言わないと。)
軽くたしなめつつお礼を言うように促した。
(うん、そうだったね。駄犬さん、ジィジ、バァバそしてみんな・・・ありがとう!いってきます!)
(また戻ってきてしまうかもしれないけど、アリーと一緒にまた過ごせるように行ってきますね!)
2体は元気よく挨拶をして奥へと歩いていった。
(行ったな。この先どうなることやら)
(そうさね、何事も見届けたいと思ったけど、残念なことにワタシはもう明日で終わりだね。)
(・・・俺もだ。)
そんな会話を聞きながら見送ったモノたちは今まで終の墓場だった所から、新たにモノを送り出せたという達成感を胸にそれぞれの場所にまた戻っていった。
(まったく、最後まで駄犬扱いとはひでぇ新人だったな。どうやらジジイとババアと同じ持ち主だったのか俺も明日で終わりだ)
気づいたときにはすでに3体でつるんでいたモノたち。口は悪いが仲は良かったそんな関係だった。
(達者でな)
誰かがそうつぶやき、夜のしじまに包まれた。
辺りは夜の帳が下りて本格的なイベントが開催されていた。衣装を貸し出すもの、仮面を売るもの、出見世等など人々が様々な場所でお祭り騒ぎを楽しんでいた。
(みて!みんなから注目されてる!)
(ほら、縫い包みってバレたらどうするの!?そんなにキョロキョロしちゃだめ!)
言い合いしながら喧騒の中を2体は彷徨っていた。
中には小さい子供に抱きつかれたり、引っ張られたりと大人気だがそこは仮面を被ってのカーニバルにつき、顔はばれる心配はなかった。ただ中身が飛び出さないかだけが気がかりなようだったが、使われたモノはどれも素材が良いため心配はなかった。内側から外さない限りは。
「お姫様と王子様が手ふってくれたー!」
そんな声を聞きながら2体はアリーを探していた。
(見つからないね)
あきらめムードが漂ってたとき、アリーに似た姿を見かけた
(居たわ!)
(え、どこ?)
(こっちよ!)
ゆっくりと、しかし追いつけるようにアリーを捉えていた。出会えるのは直ぐだった。
「ほら、お祭りだぞ?楽しもうじゃないかアリー」
「そうよ?楽しみましょう?」
あれから新天地に来ても全然気分は晴れなかったアリーに対し両親は頭を悩ませていた。
「ううん、ママ、パパ、ちゃんと楽しんでる!心配しないで!」
何処かから元気な感じを漂わせながらも両親に心配させまいと気丈に振る舞っていたが、前日も隠れて泣いているのは両親は分かっており隠しきれるようなものではなかったがそんなときだった。
「あれ?」
そう言いながら人混みを駆け抜けた。
「ちょっとまってアリー、アリー!」
「あ、パパと一緒に行動するって約束したでしょう!待ちなさい!」
アリーには両親の声は聞こえてなかった。その目線の先には見覚えのある物を頭につけた巨人のパフォーマンスをする人が居たからだ。
(よし、アリーに追いついた!脅かそう!)
(えぇ!脅かしましょう!)
2体はアリーを驚かそうとした。
「え・・・うっ、うっあぁあああん!おかーさぁあん!」
どうやら別人を驚かせてしまったようだった。
(あ、逃げる?逃げちゃう!?)
(不味いわね、飴とお花を渡して逃げましょう!)
後ろから迫っていた本物のアリーに気づくこと無く、2体は別な子に謝罪として一輪花とアメを渡しその場から少しパフォーマンスをしながら立ち去った。
しばらくしてから人通りから離れた場所に2体は休んでいたところに声がかかった
「まって!おじさんたち!」
((アリー!))
やっと2体とアリーは出会えた瞬間だった。
「どうしてそれ持ってるの?それは世界にたった1つしか無いものなの!大切なモノなの!!教えて!!!ってなに?手紙・・・?」
恐る恐る開封して読んだ。
(まず初めに僕たちは声が出せないんだ。だから手紙として君に伝えるね。君がコレを大切思う気持ちはよく分かった。たった1つしか無いモノって見破るぐらいだからね。だからこの大切なモノを2つ君に渡そう。そして他にも3つほど渡しておくよ。これからも大切にしてね?親友のアリーへ。)
ハッと顔をあげると巨人の男がは既におらず、その場所には巨人の男が身にまとったであろう品々が落ちていた。その中にはアリーが大切にしてた2体のぬいぐるみと、仲睦まじそうな老人と老婆、そして犬の縫い包みが落ちてた。
「なんで私の名前わかってたんだろう・・・?不思議な人だけど・・・よかった!また会えた!」
その時遠くから呼ぶ声が聞こえた。
「アリー!アリー!!」
「こら!勝手に行っちゃだめって行ったでしょ!」
怒りながらもアリーが手にしてたモノに疑問を持った両親が居た
「全く・・・アリー、なんでパパとママの言う事破ったの!帰ったらお説教ね!」
「まぁママ、それはちょっと置いといてアリー?ところでその縫い包みアリーのものだよね?なんでここにあるの?」
そう言われてもアリーにはわからなかった。答えを知ってるのはその縫い包み5体のみ。アリーが言えるとしたらただ1つ。
「きっとこの子達も寂しくて友達引き連れてアリーに会いに来たんだよ!」
この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
本物の初投稿です。
もう酔った勢いと将来に対するヤケクソ感で書き殴りました。
ぶっちゃけぬいぐるみ達が共謀して海上で飛行機にバードストライクみたいなことをやって墜落させたり、原発や火力発電所などのエネルギー集積所を襲ったり、データセンターで故障発生させてインフラに多大なる損害を与えたりと人類に牙を向いて人類を破滅させようかな~どうしようかな~と思ってたのですが、冬の童話祭2023年の定義を読んでたら一部分に「童話の定義とは「幼年、児童に向けた内容の読み物」としております。残酷描写等に関しましては児童が読むことを前提に考えていただけますと幸いです。」と書かれてあったので急遽優しめにしました。
内容はぶっちゃけ2次元だし別にこういう事あってもよくね?って思いで書いた次第です。なので魔法っぽい内容や、設定がシッチャカメッチャカすぎて草っていう部分もありますけどそこは2次元ですし何でもありということなので気にしないで下さい。
誤字脱字も受け付けてません。報告有ってもスルーするか、気が向いた時に治す程度です。
ぶっちゃけ黒歴史を久々に作りたかった気分だったので作っただけなんです、許してくださいお願いしますなんでもしますから()