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アキレウス


やぁ、こんにちは語り手だ

何はともあれ(パイル)を全て使わせることができたうえに神威開放(アルティマ)によりHPを半分以下に迄削ることができた、此れは喜んでも仕方ない状況ではあるがしかしまさかルドラがルドラバーストへと変化を遂げるとは。

まさに一難去ってまた一難だ。

さてアラヤとユエはルドラバーストに勝てるのか。

はてさて向かうは勝利かそれとも………敗北か




「なんだ、あれは」

勝機を感じてたアラヤはルドラの想像し得ない変貌に表情を凍りつかせた。

無理もないアラヤが知っているルドラの情報の中にこの変貌の事はなく知らなかったのだから。

「アラヤ君、もしかしてあれって二人の場合の補正じゃ…」

ユエが深刻な声でアラヤに語りかけるとアラヤは顔をユエの方を向けた。

ユエは声と同じ様に深刻な表情をしていた。

(確かに二人以上で挑んだプレイヤーは全員(パイル)でやられていてその先は未知数であったが、まさかこれがそうなのか)

ユエの言葉に納得したアラヤだったが更にアラヤとユエに驚愕な事態が起きた。


変貌を遂げたルドラ改めルドラバーストは両手に携えたどす黒い斧剣をバトンの様に回転させ自由自在に振り回すとどす黒く染まった二対の斧剣が()()()()()()()()()()()()()()()()

武器の変化それはまさしくアラヤやユエ、プレイヤー達が使用すると同じもの属性付与(エンチャント)である。

「う…そ」

「エンチャントだと!」

ルドラバーストの変貌からの更なる変化に驚愕するユエとアラヤ。


属性付与(エンチャント)はあくまでプレイヤーだけが使用できる天性の固有スキルであり幾ら知能あるボス級モンスターと云えど使うのは有り得ない。

広大なジェネティクノーツのフィールドだもしかしたらなかには属性付与(エンチャント)を使用できるモンスターは居るのかも知れないが少なくともアラヤやユエは今まで属性付与(エンチャント)を使用できるモンスターに出会った事もましてや聞いたこともなかった。


自分達が優位にたったと確信してからのルドラの変貌まさに天国から地獄、青天の霹靂である。

しもルドラバーストは只変貌し属性付与(エンチャント)を使用できる様になった訳ではない、元々のアラヤとユエが戦っていたルドラの時よりステータスが軒並み上昇しているのだ。


(どうすればいい、どうやったら勝てるんだよ!こんなの無理に…)

どう戦えばいいのか、どうやったら勝てるか頭の中で解決策も出ずぐるぐる回る思考を巡らすアラヤは不安に駆られユエを見た。

ユエは恐怖ゆえか困惑ゆえか不安ゆえかそれともその全てかそれ以外かルドラバーストを只無言でジーと見ていた。

その表情からは今ユエが抱いてる感情は分からない。

「ユ…エ?」

そんなユエを見た時不思議とアラヤは玉座の間の入り口前でのユエに言われた事を思いだした。


「大丈夫だよアラヤ君、私達二人なら乗り越えられないものはないよ」

「一人じゃ抱えきれないような不安も恐怖も焦燥も苦しみも悲しみも絶望も二人でなら乗り越えられるだから信じていこう」


ユエの言葉を励ましを激励を鼓舞を優しさを思い出したアラヤは小さく息を吐いた。

(ふぅ。落ち着くんだ今さら慌てても仕方ないだろう。

今此処に居るのは俺一人か、いや違うだろう今此処に居るのは俺とユエの二人だ。

それにまだ戦いは終わってはいない、そう何も終わってはいないんだ。なら結果はまだ決まってはいない!)

アラヤのぐるぐる巡る思考はユエの言葉と言う一筋の暖かな光が差しこむと霧を晴らすようになくなり逆に勇気が揺るがぬ意志が心の底から湧いてくる様な気持ちになった。


「ユエ。敵は強い。正直言って(パイル)を全部使わせることができHPは半分以下になっただが俺達の情報にない変貌をし一転して俺達の不利な状況になった。」

ルドラバーストを見据えながら悲観な言葉を紡ぐアラヤにユエは視線を向けた。

一件絶望したのか諦めたのかそうとれる言葉に不快に眉をそめるか自分も同じだと同調するかどちらかの表情が出ても可笑しくないのにユエはどちらでもなく真剣な顔をアラヤに向けアラヤの言葉を反論するでも同意を示すことなく聞いていた。

それはまるでアラヤは絶望した訳でも諦めた訳でもなくまだその先に何かがあると信じている様だ。


「一人なら膝を屈し絶望に身を焦がし諦めていただろう」


「だけど俺達は一人じゃない」


「ユエ。俺達二人でなら例え相手がどんなに強かろうが絶望的な状況だろうがきっと乗り越えられるって俺は信じてる」

ユエはアラヤの根拠なき言葉に目を見開くと否定せず自分も同感だと頷き。

「そうだねアラヤ君。私達二人ならきっとこんな絶望いや、これ以上の絶望だってきっと乗り越えられるよ」

ユエのその表情はまるで太陽に激しく乞われ輝く光を眩しいと分かっていても愛おしく見詰める笑みであった。


「いくぞユエ!」

「うんアラヤ君!」

アラヤとユエはお互いの顔からルドラバーストに強い眼差しを移すと勢いよく駆け出した。

「グオォォォォ!」

ルドラバーストもアラヤとユエに先程迄の怒りの咆哮ではなくまるで二人に答える様な意思を感じさせる咆哮すると駆け出した。

アラヤとユエVSルドラバーストの激しい攻防が始まった。


ルドラバーストは両手の斧剣をクロスさせると右上、左上、左右から振り下ろしたり、左下、右下、左右から振り上げたり左右から水平に斬り込んだり振り回したりまるで自分の体の一部のように変幻自在に斧剣で切ろうと、斧剣で押し潰そうと、斧剣で殴ろうと仕掛けてくる。


ルドラバーストに対しアラヤは片手剣で攻撃を流し避け凄まじい攻撃を掻い潜りながら袈裟懸けに逆袈裟懸けに左袈裟懸けに逆袈裟懸けに水平に唐竹割りに斬り込んでいく。

ユエもアラヤを援護しながらルドラバーストに走りながら五本同時に矢を射ったり溜めて射ったり時にはルドラの攻撃を避け空中で上下逆さまの状態で射ったりまるで舞を踊ってるみたいに次々と緩急や間を取りながらアラヤの攻撃に合わせルドラバーストの隙を狙い矢の残矢数を省みず次々と射っていく。


アラヤもユエもお互いがルドラバーストの注意をしいている間に攻撃を行う。

アラヤもユエも全て単独で攻撃するわけではない同時攻撃を行ったりお互いがお互いにその場でできる最善の行動を相手の名前を呼ぶ声で時には目を合わせただけで瞬時に理解し合わせ取っている。

本当にこのグランドクエストが初めてかと即席とは思えないコンビネーションを仕掛けていく。

恐らくは二人の技量もあるが……此れはお互いがお互いを一ミリも疑わない完璧な迄の信頼を抱いているからこそ出来る芸当だろう。


アラヤもユエもルドラバーストも属性付与(エンチャント)を戦況に合わせ素早く(イグニース)(アクア)(アニマ)(エクレール)(テラ)(デネブラエ)(リヒト)切り替え

ながら戦っていく。

アラヤやユエだけではなく根源が数列のシステムにしかないルドラバーストさえも分かっていた一瞬でも判断を謝れば其処が己の終わり終点だと。


一瞬も気を抜けない激しい攻防が続いていく、ルドラバーストのHPは確実に減っていくがアラヤもユエも只では無傷ではすんでいない(パイル)程ではないがルドラからルドラバーストになりステータスが上がった上に属性付与(エンチャント)を使用するルドラバーストの一撃一撃が重く威力がある為避け流し受けたとしても余波や衝撃が重くHPがイエローゲージを過ぎレッドゲージ近くまで減少していく。

アラヤもユエも回復石でHPの回復を図りたいがそんな暇を許されないぐらいルドラバーストは激しい攻撃を繰りだしていく。



ルドラバーストのHPが高いため確実に減少しているとはいってもレッドゲージ迄はまだある。

(ルドラバーストのHPは確実に減っているがまだイエローゲージ、此方も回復ができず体力はイエローゲージだがレッドゲージ一歩手前このままではマズイな)

アラヤはルドラバーストの攻撃を躱し、片手剣で流しながら思考を巡らす。

ユエの方も今持てる全力を尽くし精一杯とゆう表情で余裕は感じられない。


(こうなったら使うべきか、だが)

ルドラバーストの攻撃を捌きながらアラヤは苦悩な表情を浮かべる。

ルドラバーストの攻撃が当たったからでも活路が見いだせないからではない。

逆にこの状況を打破する活路はある、あるが故に苦悩していた。

その活路…いやその力を使うことはアラヤにとって自分には相応しくないと忌避するものであるからだ。


アラヤはこの力を手に入れた時のことを初めて使用した時のことを鮮明に記憶している。

手に入れた当初は力を、比類なき力を手にしたとアラヤは喜んだ。

しかし実際に使用して見るとその力は現実の自分とは正に正反対の有り様、畏怖堂々に正面から強敵に打ち勝つ()()を表した力だったのだからだ。


もし此れがユエの様な必殺の威力を持つ攻撃であったのらアラヤも此処まで苦悩する事はなかっただろう。


だからこそ使用した時アラヤは思ったいや思ってしまった。所詮ゲームのシステムとは云え自分が母親を死なせてしまった自分が一体どの面下げて使えるのだろうと。

別にゲームだから気にしすぎだと言うものも要るだろう、だが人が抱き苦悩、悲観、トラウマはそれを飛び越え平然と侵食していくのだ。

だからアラヤは最初の一回以外今まで一回も使用した事はなかった。


二度と使用しないそう決意していたアラヤ

(だけど!)

アラヤはルドラバーストの左上段から迫る斧剣を流し上手く弾くと一旦バックステップで下がり

「ユエ頼む!」

アラヤは今この時でさえ自分に相応しくないと思ってているし使用する資格があるとも思っていない。

それなのにも関わらず決意を想いを変えてまで守りたい人の為に使用する事を覚悟を決めたアラヤはルドラバーストの斧剣を躱すユエを見て言った。

ユエは内容のないアラヤの頼むと言う言葉に迷うことも疑うこともせず

「分かった!」

アラヤを信じ返事をした。

ユエの微塵も自分を疑う様子がない返事にアラヤは内心

(フッフ…)

嬉しくて笑みが溢れると急にグランドクエストを受ける前にルビィに言われた事が頭に浮かんだ。

『ユエの事守ってやんなよ』


(ああ。絶対に護ってみせる!)

「ユエ!」

アラヤはユエの名前を呼び合図するとユエはルドラバーストの斧剣を躱しながら(イグニース)属性付与(エンチャント)を限界まで溜めた矢を二本同時にルドラバーストの斧剣に射ち、ルドラバーストの斧剣とぶつかった事で起きた爆風を利用しアラヤの方に下がった。


「アラヤ君援護は任せて!」

アラヤは作戦処か自分が今から何をするかさえも言ってないにも関わらずまるで今からアラヤが何をするか分かっている様にユエは弓に矢をつがえながら言った。


アラヤはユエに頷くと此方に駆けているルドラバーストを見据えながら()()()()()()



「システム起動勇名轟く不屈の勇姿、祖は不死の加護を受けし駿足の(ムクロ)


アラヤの体を光が包むと同時にアラヤの前に円を作るように六つのそれぞれ片手剣、双剣、槍、弓、鎚、篭手が描かれた丸いステンドグラスみたいな紋章が表れた。

アラヤはその内の片手剣の紋章に触れ唱えた。

永劫無双(アキレウス)神威開放(アルティマ)!」


唱えた瞬間アラヤの体を包んだ光が緑の風に変化しまるで鎧のようにアラヤを覆い右手に握っていた黒の片手剣が消え変わりに剣身が鮮やかなエメラルドのような緑色で柄がまるで夜空の様に漆黒で鍔の中央に虹色の宝石が入った片手剣【イーリアス】を握っていた。

《10》

神威開放(アルティマ)を使用した瞬間アラヤの頭上にカウントが表示されると同時にアラヤはルドラバースト目掛け高速の速さで駆け出した。

その姿は正に夜空を切り裂く一筋の流星の様だ。

《9》

ルドラバーストは迫るアラヤに対し両手に持つ|(イグニース)属性付与(エンチャント)した赤い斧剣を左右上段からアラヤを叩き潰すように振り下ろそうとするが

「ハァァァァ!」

アラヤはルドラバーストの斧剣よりも速くルドラバーストに迫ると床を蹴るとルドラバーストの懐に入り【イーリアス】を振りかぶり右上から左下に斬る。

《8》

速さは力にも影響する正にその通りアラヤの高速の剣撃を受けたルドラバーストは斧剣を振り下ろしていた体制から後ろに除ける。

アラヤはその隙を逃さずそのまま下から上へ水平に唐竹割りに連続して様々な斬撃を高速で放ちルドラバーストを斬っていく。


アラヤは本人は否定するだろうがその姿はまるで悪に立ち向かう英雄そのものであった。


アラヤの高速の剣撃を受けるルドラバーストのHPはイエローゲージからレッドゲージになりどんどん減少していく。

《7》

ルドラバーストもアラヤの高速の剣撃を受けながらも只ではすまさないと属性付与(エンチャント)(アニマ)にしてAGI (俊敏)を上げて対抗しようとしたが正に焼け石に水アラヤは高速の速さでルドラバーストの攻撃を悠々に避け剣撃を繰り出していく。

《6》

だが流石はグランドクエスト最後の砦にして通常のボス級モンスターを越えるルドラバースト。瞬時にAGI(俊敏)では無理だと悟ると属性付与(エンチャント)(テラ)に変えてDEF(防御力)を上げ左右の斧剣を体の前で交差させ防御姿勢を取った。

《5》

(ツッ此処に来て防御力を上げてきた!なんて判断の速さだ!HPはレッドゲージとはいえこのまま押しきれるか!)

それでもアラヤは構わず高速の剣撃を繰りだしていく。

《4》

《3》

《2》

《1》

その間にもカウントは減っていき残り一秒となった。

(後少し!)

「ハァァァァ!!」

此れが神威開放(アルティマ)最後の剣撃になると察したアラヤは床を勢いよく蹴りルドラバースト目掛け【イーリアス】を引きルドラバーストに渾身の突きを放った。

しかし神威開放(アルティマ)最後のクロスせれてる斧剣ごと打ち砕かんとする渾身の突きを放ったものの無情にもルドラバーストのHPは減少したがまだ少し残ってしまった。


《0》

カウントがゼロになり最後に空中で突きを放った体制のままアラヤの神威開放(アルティマ)が終了し体を纏っていた緑の風が消え失せ右手に握っていたイーリアスも元の黒い片手剣に元の状態に戻った。

(クッソ!足りなかった!)

悔しがるアラヤだが此れで終わりではなかった。

「グオォォ!」

そう空中で突きを放った状態の無防備なアラヤを見逃すルドラバーストではない。

ルドラバーストは無防備なアラヤ目掛け雄叫びをあげながら獲物を確実に仕止めると言った気迫で属性付与(エンチャント)(イグニース)に変え赤い左右の斧剣をアラヤ目掛け同時に力強く振り下ろす。

「ツッ!」

(やられる!)

アラヤは自分に迫る二対の斧剣に己の終わりを確信した瞬間二対の閃光がアラヤの後方からはしるとアラヤに集中し斧剣を振り下ろしていたルドラバーストを貫いた。


どうやら後方からユエがアラヤに宣言した通り何時でも援護できるように(リヒト)をエンチャントした二本の矢を溜めた状態で居てアラヤの神威開放(アルティマ)が切れると同時にルドラバーストに向け射ったみたいだ。


ユエの矢でルドラバーストのHPはゼロになると光の粒子になり消滅し始めた。

床に無事着地したアラヤは消え行くルドラバーストを見ていたら消え行くルドラバーストが口角を上げ笑った様に見えた。

「えっ?」

その笑みはまるで巌流島にて宮本武蔵を待つ佐々木小次郎みたいに好敵手に羨望し相対を望む武士或いは戦士みたい出来るった。

『これで一勝一敗決着はこの次に…』

驚き思わず目を見開くアラヤに突然誰のかも分からない男の声が聞こえたと同時ルドラバーストは完全に消滅した。

(なんだったんだ今のは…)

誰かは分からない声に不思議がるアラヤであるが何故かアラヤは心の内では目の前で消えたルドラバーストが言った様に聞こえた気がしていた。

(……いやまさかな)

それこそ瞬きほどの一瞬の出来事でアラヤはそれを見間違いで気のせいだと自分を納得させると溜め息を吐いた。

「はぁ、とりあえず勝利だな」

アラヤがそう呟いたら

ドン!

アラヤの背中にいきなり衝撃がはしり驚いたアラヤが顔を後ろに向けると其処には後ろからアラヤに抱きつくユエがいた。

「はっ!?えっ、ちょっ…」

突然のことに訳も分からず慌てふためくアラヤはユエに離れる様に言おとしたら

「アラヤ君やったよ!私達の勝ちだよ!」

ユエが百点を取った子供のように心底嬉しそうに言うのでアラヤは何も言えずなんだか気恥ずかしくなり右手の人差し指で頬を掻きながら

「あ、ああそうだな」

ユエに照れ臭そうに返事した後内心今までの緊張や疲れを吐き出すかのように再度溜め息をついた。

(はぁ。まぁ、なにはともわれ疲れたな…)



グランドクエスト最終クエスト【墓守の王】

クリア

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