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~第2幕~

 関東の反社会勢力で権威を持った大野会は一晩にして壊滅した。



 その情報は数日して神奈川県警マル暴の元に渡る。



 そもそも当初は大野会組織一同の集団失踪もしくは集団消失だった。



 真実が判明したのは大野会傘下組織の死体が発見されてからである。



 鼓膜を破壊されて脳震盪を激しく起こした事が死因となった遺体。



「超音波か何かか」



 明神翔こと明神巡査部長は、最前線に立つ責任者として、次々と発見されてゆく遺体の確認にあたった。どの遺体もれっきとした共通点がある。



 それは同様の殺害方法。そしてそれを隠蔽しようとしない体質の犯罪。



 当初は敵対組織からの抗争激化かと思われた。



 しかし大野会と鎬を削る敵対組織すら大野会の動向をマル暴越しに確認してくるときている。その線はどうにも考えられなかった。



「おそらく内輪揉めか。綾間、大野会傘下組織でここ数カ月、きな臭い動き等は何もなかったのか?」

「傘下組織は約80にも及びます。1つ1つ精査するには時間がかかりますよ」

「そうか……」

「でも、私からみて妙な出来事がありました」

「何だ?」

「大野会傘下でもかなりの規模を持った白崎組組長がここ数カ月で行方不明になっています。噂ですが、組織の金を粉飾して手元に置いたのではないかと」

「それで大元の組織壊滅を図ったと?」

「だとしてもこのやり方は幼稚すぎますよ……」

「だよな……」




 警察が大野会連続虐殺の裏で鬼道院と創は東京の歌舞伎町へ繰り出していた。彼らは大きなクラブで連日連夜騒ぎ明かしていた――

∀・)明神翔と綾間登場の巻でした!次号!

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