ep28
うおおおお!閲覧ありがとうございます!昨日のPV数の自己記録更新しました!これからもよろしくお願いします!!
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「ここは……?」
静枝は妖魔たちを倒した後、いきなり白い光に包まれて意識を失った。目を覚ますと、そこは学園のグラウンドであった。
「おはようございます、静枝さん。どうやら生き残ることができたみたいですね」
「あ……沢井先生。皆さんはどうしてますか?」
「ここにいる生徒たちは無事です。ですが……」
「帰って来ていない生徒は何人ですか?」
「ざっと見る限り、半分ほど帰って来ていないですね……」
「そう、ですか」
あぁ、私は……
「どうにか、あの子たちがいる場所へいけないのでしょうか……」
静枝の声に嗚咽が混じる。
「僕らの技術ではおそらく………」
「武立龍美と四条院魅月に依頼を…!」
「今からだと早くとも日は跨ぐことになりますね……」
沢井も唇をグッと噛み締める。
「なんで、こんなことに……うぅぅぅ……!」
静枝はあふれでる感情を抑えきれなくなってきている。
「くそっ!」
沢井はやりどころのない悔しさと怒りにまみれる。
「はぁ……」
菫もいつの間に目を覚ましたのか、深いため息を吐いていた。
※
「む!」
教師陣と同じくグラウンドで眠っていた桃崋は目を覚ますと飛び起きた。
「あ、杏ちん!」
辺りを見渡すと、近くで寝ている杏奈を見つける。
「起きろ~!」
桃崋は杏奈に駆け寄ると、頬をペチペチと叩いた。
「ん……桃ちゃん?」
「おはよう!杏ちんも無事でよかった!」
「おはよう、桃ちゃんは大丈夫だった?」
「うん!」
杏奈も起き上がり、辺りを見渡す。
「あれ、源助くんたちは?」
「あ、ほんとだ。そういえばいないね」
そこで二人は他の三人がいないことに気づく。
「まあ、げんげんたちなら大丈夫でしょ。特にあの三人なら一人でも楽勝楽勝!」
「そうだよね」
大丈夫、だよね。
自身に言い聞かせるように大丈夫だと杏奈は呟き続けた。
「あれ、こたっちゃんいないじゃん」
まあこたっちゃんは大丈夫だろ。たぶん。
孝雄もまた親友がいないことに言い様のない不安に駆られていた。
※
「「やるじゃないか!人間のくせに!」くせに!」
エーテル兄妹と源助の戦いはほぼ拮抗、やや源助が優勢であった。
「……」
《浄光》
けたたましい光の珠が源助の両手から放たれる。
「「くだらない」ない!」
《星降りの捧樹》
エーテル兄妹が詠唱すると、天から隕石が降り注ぎ、それと共にどこからか凄まじい速度で天魔樹の根が源助へ襲いかかる。
光の珠は隕石と相殺され、天魔樹の根は源助が身体を回転させると弾け飛んだ。
「このままでは埒があきませんね……。やはりこの際身体のことなど考慮にいれずに終わらせましょうか」
「「へぇ!?」ぇ!?」
なんと源助の口から放たれたのは女性の声であった。
「「も、もしかして」て?」
「憐れなる悪神の子らよ。おとなしくしていれば、一瞬で終わらせると約束します」
「「馬鹿だね。そいつを死なせるつもりかい?」そうなの?」
「私の親愛なるゲンスケならば、必ず耐えきるでしょう」
「「ならやってみなよ!」みなよ!」
エーテル兄妹はより一層、天高く飛ぶ。
「「こっちだって一瞬で終わらせてやるよ」やるよ!」
エーテル兄妹の像がブレる。
《天謝呪災》
エーテル兄妹の身体は太陽と、また雷と、雨と、風と、天が与えるであろう何もかもと化した。
「「これで終わりさ!」おしまい!」
源助へと突進する光景はまるで、天そのものが彼に襲いかかるように思われた。
「あぁ!」
源助(?)は艶かしい動きで天を仰ぐ。
《光よ!》
空が割れる。
そこから優しく全てを照らしながら光が差し込まれる。やがてその光は手のような形をとり、エーテル兄妹を包み込む。
「「ガアアアア!」アアア!」
包み込まれたエーテル兄妹は少しずつ崩れていく。
「悪しき神の子らにも等しく救済を……」
源助(?)は祈るように手を合わす。
「「ちくしょう…!こんなところで!」兄さま」
既に下半身は完全に消え去っている。
「ずっと一緒だよね?」
「……あぁ、いつだって僕ら兄妹は一緒だろ?」
「うん────」
エーテル兄妹は跡形もなく、光の彼方へ消えた。
※
「クソクソクソクソ!完全に誤算だった!!あの女自らがやってくるなんて!」
「……これからどうするつもりかしら?」
「もはや、平井源助を殺るのは一筋縄じゃいかなくなった」
「私の質問に答えなさい」
「少し黙っててくれるか?思考の邪魔だ」
「こんな餓鬼に任せるんじゃなかったわ」
「獣風情がギャアギャアと喚くなよ」
「おやめなさい」
「姉さま!いつお帰りになったのですか!?」
「先程ですよ。『ルシィ』、今回の作戦残念でしたね」
「申し訳ありません。姉さま……」
「アポロもディーネも、よく頑張りました。幼きあの子らにはとても荷が重い相手でしたから。それでも、怖じ気づかずに……うぅ」
「丁度いいですわ。貴女様にも伺いましょう。これからどうするのですか?」
「ぐすっ、そうですね。まずはあの子たちの弔いを。そのあとは少し喪に服しましょう」
「はぁ」
「焦りはよくありませんよ、玉藻さん。これでも着実に我らの計画は進んでいるのですから」
前書きにも書いた通り、昨日のPV数が自己記録更新しました!たくさん読んで貰えて嬉しいです!また評価、ブクマ、ありがとうございます!!とても励みになります!!これからもどうぞこの作品をよろしくお願いします!!




