6.双子の姉妹
<ラス>(スライム) Lv10000
体力1000000000
魔力9999999999
スタミナ1000000000
攻撃力1000000000
防御力1000000000
敏捷1000000000
運100
<スキル>
全属性魔法
杖術
遠距離攻撃超強化
軍師
物理耐性
魔法耐性
全状態異常耐性
人化
<称号>
魔核の配下
2人目。勝手が分かり、ちょっとだけ慣れてきた。スキルは、悪い効果がある物もあったので、選ばなきゃいけない事も分かった。基本的なステータスは Lvが10000とムイに比べ、かなり低めだ。まぁ、これは俺がレベルアップでどの位上がるか見たいからだ。そして、人化。まだ、ムイの人化を見ていないのは、双子揃って人化→かんどうのさいかい!みたいなことをしたいのだ。
「よし、ムイ、ラス、人化だ!!」
双子揃ったことだし、もういいだろう。俺はこの時をずっと望んでいたのだ!姉のムイにだけ人化した時の容姿を設定し、妹のラスには容姿を設定しなかった。ただ、設定する時備考の欄に「ムイの双子の妹。」とだけ設定しておいた。
光が満ち、スライムだった体が人型へ変わる。
「出来ました。マイマスター。」
「出来たよ〜。」
うぉ。凄い!ムイは俺が設定したからともかく、ラスも超絶美少女じゃないか!だが、瓜二つとまではいかないようだ。ムイは、クールで有能な秘書の様な感じがするが、ラスは、天然ホヤホヤGirlって感じがする。
まぁ、俺がそんなことを考えていると、
「あら、ラス。」
「ヤッホー、姉ちゃん。」
…って、それだけぇー!!かんどうのさいかいはどうした 、かんどうのさいかいは!
…まぁいいんだけどね、うん。
「あら、人が来ます。」
「どうしよー」
冷静に対処しようとするムイと危機感の無いラス。この2人本当に双子?…って、そんな場合じゃなかった。俺は見えないが、二人はいると気配で感じているようだった。
また、冒険者か?多いなー。と、思い指示を出す。
「すぐに追い払ってくれ。ああ、ラス、傷付けずに追い払うんだぞ。」
「OK〜」
するとラスは走りだす。と、次の瞬間、ラスは闇魔法の悪魔の重圧を広範囲に放出する。ちょちょちょと待て!それはAランクの闇魔法で、かなりの高威力じゃなかったっけ?空間魔法で転移させるだけでいいのに!
「ラス、その魔法はやめろ!」
「ん?はーい」
全然悪気が無かった。しかし、この森は魔物が出る。しかし、たいして強い魔物はいないため素材集めの絶好の狩場となっている。つまり何が言いたいのかというと、この森に来る大半の人は弱い冒険者だということ。だから、ラスのAランク闇魔法をくらうと気絶どころか、死んでしまうことも考えられる。
「マスター、大丈夫です。今来た人は少し体力があるらしく、くらうとすぐに村へ逃げ帰って行きました。」
良かった〜。今来た人が少し強くて本当に良かったよ〜。とはいえ、あまりここに居過ぎると騒ぎになりそうだ。もうそろそろ移動することも考えないとな。まぁ、いざとなったらムイかラスに運んで貰えばいいんだけどね。でもやっぱり、足で歩きたいよね。元人間だからかな。とりあえず、次の配下を作ろうか。次は、四天王とかがいいかな。え?ムイとラス?ああ、その2人は四天王の上だから。上から順に作っていかないとね。
ムイとラスが嫉妬してしまうよ。さて、どうしたものか。
「ムイ、四天王を作ろうと思うんだが、どんな感じがいい?」
一応、聞いてみる。それで、私達以外に配下を作らないでください!!と言われたら、作るのをやめよう。
「そうですね、四天王はやはり個性的な戦いをするものにした方がいいですかね…。まぁ、マスターが作りたい配下を作ればよろしいかと。」
うん。杞憂だったね。それにしても個性かぁー。個性………!よし!決めた!ありがとうなっ、ムイ!
そうして俺は、配下を作り始めた。