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4.転生と、初めての配下!

目を開ける。

すると、知らない景色が広がっていた。


薄暗い洞窟らしい。しかし、天井は崩落して光は一応ある。近くにはチロチロ流れる清流と苔の生えた岩のみ。


「なんだここ?」


見覚えのない景色に困惑する。たしか俺は、ダンジョンにいたはずだ。


「そこで死んで…ってこれって転生!?」


毎度ながら、俺もこの世界に毒されてきたようで自分がそんな思考していてももう変だと思わなくなってきた。


話を戻そう。さて、ここはどこなのか。全く見覚えのない景色が広がっているので、学園やダンジョンの近くではなさそうだ。


「とりあえず、[ステータス]」


<???> (?)Lv1(固定)


体力1

魔力111

スタミナ1

攻撃力1

防御力1

敏捷1

運1


<スキル>

鑑定、ステータス、配下作成


<称号>

1に愛された魔核

種の原点



んん?なんかスキルと称号を獲得してるんだけど…てか1に愛された魔核?魔核ってなんだよ。


俺はそこで自分の違和感に気づいた。


って、ちょと待って。俺の体!!

手がねぇ!足もねぇ!どうなっているんだ?

近くの小川で恐る恐る自分の体を見る。


………っっってなんだこれええ!!

丸い。それは、部分的な丸さではなく、全てが、全てが丸だった。

俗に言う、球だ。球体だ。


…驚きのあまり、声もでず固まっていたが、なんとなく現状を理解した。


この物体。見たことがある。あのダンジョンでゴブリンなどが落としていった物。


素材の一種。魔核だ。


俺は魔核。

ファンタジー世界でよくある転生で、魔核になってしまった!ってか、無機物に転生とかどーなってんの?この世界。


まぁ、そんな愚痴を言っていないでとりあえず、この体で出来ることを探そう。


歩くことは可能だ。そう、コロコロと回転しながら…って、これ歩くんじゃなくて転がっているだけだな。と、とりあえず移動は可能だ。


そういえば、新しいスキルを獲得したんだったな。[配下作成]か、ということは文字通り配下の作成ができるのか…


「[配下作成]」


すると、大きなパネルが出てきた。そこには見覚えのある、ステータス、体力、スタミナ、魔力………などの横に小さな四角が出来ていた。


そうか、このパネルで色々な項目を設定するのか。すると、いきなり、微量の倦怠感に襲われる。ステータスを見ると魔力が減っていた。…1、2、3。なるほど1秒につき魔力が1減るのか。そういえば、パネルの右上の方にも秒数みたいな物があったな…。なるほど、わざわざステータスを開かなくてもいいわけだ。


まずは種族だ。何があるんだ?スライム、ゴブリン、バット…って全部魔物やないかーい。


って自分に突っ込んでいる場合ではない。時間は刻一刻と減っていく。


「うーん、スライムでいいか?」


急いで設定したので、少し容姿は雑になってしまったが、画面上に緑色のスライムが現れた。


俺はパネル上の<次>のボタンを押す。


ええっと次は、…ステータス!?そこも設定できるのか!上限は10桁か…多いな。クラス内に600

0で喜んでいる奴も居たがこれを見たら泣きそうだな…。俺は完了して<次>のボタンを押す。


おおっ、スキルもだ!まぁ、知らないスキルもあるが、これはかなり強力だ。とりあえず必須と思われるスキルを片っ端からつけていった。<次>!


『完成。』パネル上にそう文字が出る。最後に、名前をつけて…っと



<ムイ> (スライム)Lv99999


体力9999999999

魔力9999999999

スタミナ9999999999

攻撃力9999999999

防御力987654321

敏捷9999999999

運999


<スキル>

身体強化、全属性魔法、剣術、拳術、物理耐性、魔法耐性、千里眼、状態異常耐性


<称号>

魔核の秘書


えらいことになった。カンスト確認をしようと限界までやったら、とんでもないことになった。まぁいいか。ステータスが高くて困ることもない。

あ、防御力がカンストしていないのはご愛嬌ということで。


そこで、俺は致命的の事に気がついた。


…作ってはみたけど、どうやって動くの?

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