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2.初めてのダンジョン

1週間に一度の更新が限界かなぁ

「えーっと、なんだここ?」


眼下に広がるのはさっきとはうって変わって都会の街並み。それも、中世の街並みを思い出させるような見事な城と石畳。


「そうだな…あんたの所でいう、いわゆる異世界だな」


「異世界…」


そう言って、俺は上を見上げる。


確かにこのすぐ上にドラゴンみたいなものが飛んでいたり、そのドラゴンがギャースギャース鳴いていたり、ドラゴンが1人の人間にやられそうになっていたりとかしているが………異世界というかドラゴン世界だった。や、まだドラゴンしか見ていないだけだけど…


「ほら、さっさと来い。お前が一番最後だぞ」


そうやって背中を押される。さっき俺が城だと言っていたのは学校だった。


キーンコーンカーンコーン


うわぁ、鐘だ。THE鐘って感じの鐘だ。今日から俺はこんな所に、住むのかー。そう感じ、おれは決意した。


「異世界かどうかはともかく、楽しみだ。」



***



入学式を終わらせて、俺たち1年は校長室へ向かっていた。入学式と言っても現代ではない分随分と早い。校長の話(あの爺さん本当に校長だったよ)とクラス割り振りの発表などだけだった。


ガチャ


「校長先生、1年全員来ました。」


校長の隣の秘書らしき人が報告する。

この校長室も現代と違い、とんでもなく広い。何しろ、ここにはソファやベッドなど生活感溢れる家具などが所狭しと並べてあった。


(恐らくここで校長は寝泊まりしているのだろう…)なんて思っている俺に大ニュースが飛んできた。


「君達には、これからダンジョンへ行ってもらう」


(ダンジョン?いかにも異世界だな?)


「ダンジョンとは、魔物が沢山いるいわゆる魔物の巣。ダンジョン内では魔物の他に罠も有りますので気を付けてください。」


秘書らしき人が補足する。


「普通のダンジョンなら戦闘経験がある2.3年にやらせるのだがな…」


「え!僕たちまだ1年ですよ!」


みんな 口々に言う。なんか、皆この世界に順応するの早くね…?と言うかみんな日本から来たのか?皆日本語を喋っているが、髪や目がピンクや黄色などとカラフルに染まっている事を見ると、少なくとも地球にはいなかった。だか、髪や目が俺と同じ黒の人もいる。そいつらもなんか異世界上級者感が漂っている。


そして、本題。ダンジョンか……ダンジョンとかゲームの中くらいでしか見たこと無いけど、この世界にもあるのかー。うん、流石異世界。


とは言え、俺も本格的な戦闘などした事はないので不安ではある。


「大丈夫だ。この学校の伝統だ。それにスライムとゴブリンしかそのダンジョンにはいない。」


そう言うと、校長は、


「[付与]、[鑑定]、[ステータス]」


と唱えた。


「お前らに[鑑定]と、[ステータス]のスキルを与えた。[鑑定]のスキルは、相手の情報を見ることができ、[ステータス]のスキルは、逆に自分の情報を見ることができるのだ」


皆が驚く。なるほど、その能力を[付与]したわけか…これが魔法か…。


「まぁ、見て分かる通りお前らのステータスはこの世界でありえないくらいの物になっているから、大丈夫だ」


そう言うと皆ステータスを開き始めた。


「凄ぇ、レベル95だ!」

「魔力638ぃぃー!」


皆凄い力を持っているようだ。さてと、俺はどんな力だ?


「ステータス」


<羽賀 在人>(人)Lv1(Max)


体力 1

魔力 111

スタミナ11

攻撃力1

防御力1

敏捷1

運1


<スキル>

鑑定

ステータス


<称号>

1に愛された男


「それじゃあ、ダンジョンへ行くわよ!」

「「「「おぉぉー!」」」」


…ちょと待ってなんかおかしくね俺のステータス!!

書き溜めします

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