女の子と暗殺者
プロローグ
静かな街森の中に一軒小屋があり小屋の前で男が一人薪を割っていた。男はただもくもくと薪を割っていると後ろから息が荒い声で声をかけてきた。
「あなたが黒蜘蛛さんですか?」
振り返ればればそこには女の子一人立っていて、体中が傷だらけであちこちに血が付いていて明らかに何かに追われているようだった。外見は10代ぐらいで髪は白くケガをしていたが爽やかな顔をした女の子が立っていた。
「…違うな、人違いだ。」
と男は答えると女の子は息を整えて言葉を返した。
「やはりあなたが黒蜘蛛さんですね。」
男はため息して振り返り薪割の続き始めた。すると先ほどとは違い幼い声ではなくどこかの統率者のようなはっきりとした口調の声で喋りその声は森中に響いた。
「私は名はアネット、アネット=エマーソンこれからギリス王国にいかなければならない、しかしギリス王国にたどり着くには私一人の力ではたどり着くことができない!だからあなたの力を貸してほしい!」
男は言葉を返す
「なぜ?そこまでしてギリスに行きたいのか?」
アネットは言葉を返す
「私はギリスに行き王座に即位し女王にならなければならない!」