相合い傘
最初に…更新遅すぎてすぃません!少しバタバタしていたのですが、今後はまた以前のように更新して行きたいので、お願いします♪
さて、今回は初の雪ちゃん視点の上に、love storys初の告白です!是非読んで下さいまし。
得意か苦手かでわけるなら苦手。
好きか嫌いかでわけるなら…好き。
相合い傘 side雪
それはもう3年も前の中学の時。
1年で同じクラスになり、すぐに親友になった伊織が紹介してくれた秋山実君。
伊織の幼なじみな彼。
正直に言うと凄く苦手だった…と言うより、怖かった。
遅刻とかサボりとか…そういう事で先生に怒られるのも全然平気で、そういう態度がなんだか怖かった。
そんな彼の印象が変わったのは中学1年の梅雨の時。
その日は毎日降り続く雨に飽きてきた…そんな日。
伊織が用事だからって珍しく一人で帰っている時に見ちゃったの。
実君が捨てネコに自分のビニール傘をかけてやってる所を。
「実君…。よかったら傘に…。」
濡れてる彼を見て思わずそう口をついた。
「あれ…?雪ちゃんじゃん。もしかして…見てた?俺、カッコ悪っ。」
実君はキョトンとこちらを見た。
ネコに傘をあげた事をカッコ悪い事と思っているなら…
「そんな事ないよ!カッコ悪くなんかない!」
言った後で凄く恥ずかしい気がしてきた。
頬っぺたが赤くなる。
そんな私の様子に実君は鼻で笑う。
「雪ちゃんにそう言って貰えると嬉しいねぇ。」
そんな事言うからますます赤くなったんだ。
何を話して帰ったかは覚えてない。
ただ…気になり出したのは間違いなくその時で…。
彼の何が怖かったの?
何が苦手だった…?
彼を想う時間が日に日に長くなって、彼を探す回数が日に日に増えて、彼への気持ちは日に日に大きくなって行く。
それから3年。
言い出す勇気も無いまま…膨らましつづけて大きくなった、この気持ち。
ただ…好きだと言う純粋な気持ち。
「あっ、雨か…。」
下駄箱で靴を履いてから、一人呟く。
今日は傘を持ってきていないんだ…。
「どおしようかな…。」
濡れて帰るか…止むまで待つか…。
「あれ?雪ちゃんじゃん!どおした?もしかして、傘無いの?」
聞き間違えるはずがない。
「実君…。今まで部活だったの?」
後ろに立っている実君の方へ勢いよく振り返る。
「うん、そう。雪ちゃんも?って…俺の質問は無視!?傘無いなら一緒に帰ろうよ♪送って行くし。」
「えっ…良いの!?」
ウソみたい…。3年間、どれだけ想ったって2人きりなんて一瞬だけで…昔はずっと伊織も一緒にいたし、高校に入ってからは定君達も加わって6人が多くて…私と実君が2人で喋る事なんて、数えるくらい。
「あっ…うん!ありがとう。」
そうだ…3年前の雨の日以来かもしれない。
実君はもう覚えてないだろうけど…。
「にしても…雪ちゃんと2人なんて、我ながら珍しいよな!そう言えば昔もこんなことあったっけ?その時は雪ちゃんの傘だったけど。」
実君が屈託ない笑顔を見せて言う。
その言葉だけで、私は舞い上がってしまうんだ。
実君が覚えててくれた…それだけで充分だ。
…充分?ううん。
全然満足なんてしてない。
なんて欲張りな恋心なんだろう…。
3年も我慢し続けたせいかな?
ただ…知って欲しい。私の気持ちを…。
気が付いたら、頬を涙が伝っていた。
「ちょ…雪ちゃん!?何で泣くの?うわぁ…俺、何かした?」
実君が慌てて私の涙を手で拭った。
暖かい手の温もりが、私の冷たい涙を吸っていった。
「好き…なの。こんな事言って、迷惑なのは知ってる!でも…ずっと実君が好きだった。」
始まりは3年前の雨の日。
2人で肩を濡らしながら入った傘の下。
ただ…楽しかった。
3年ぶりの雨の日。
一緒にいるとただ切なくて…。
新しい2人の始まりの日になれって…ただそれだけを考えてた。
告白…いかがでしたか?
返事は?って事で返事編はまた別の機会に書きます!返事編は実君視点で書きたいな…。
ポツポツupしてますが、一応ストーリー制を持って書いてるのでご安心下さい!
ご意見ご感想など大歓迎中です★




