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久々の登校

今日は学校登校

いくら体を鍛えようとしても俺は学生だ。

学校に行かないと卒業できない。

それに5ヶ月ぶりの登校。

クラスの皆はきっと心配しているだろう。

こう見えて俺の人間関係は結構広い。

入院中も学校の友達が見舞いに来てくれた。


「今日から学校かぁ」


久しぶりの学校にわくわくしていた。

志乃舞への復讐を忘れたわけではないが、学校に行く時は復讐のことは忘れよう。


今の俺は高校2年で、中学からエスカレーター式で高校に来ているから、志乃舞を知っている人が大勢いる。

しかも、志乃舞は中学の文化祭で美少女コンテストに出場し、見事1位を獲得した。

そのためか、文化祭後、志乃舞ファンが出てきてファンクラブまでができるほどの有名人になった。

まぁ、それだけ志乃舞についての情報が手に入りやすい。


俺は一応幼馴染として遊んでいたが、志乃舞はプライベートのことは一切話していない。

昔、俺が志乃舞に一人でいるとき何をしているか聞いたときがあったが、志乃舞はのらりくらりと俺の質問をかわしながら、別の話題に振っていった。

それだけ、志乃舞については秘密が多いのだ。

だが、ファンクラブの連中はストーカーまがいのことをしてまで、志乃舞に関する情報を多く所持している。

俺はその情報を貰うために学校に行くようなものである。

そうこう考えていくうちに教室の前に立っていた。


(久しぶりに皆に会えるなぁ)


と思って教室の扉に手をかけ、扉を開けて。


「おはよう」


と声を出したら、唖然とする先生に驚く生徒。

もうとっくに1時間目は始まっていた。

その状況を見て、すぐさま先生に謝ろうとすると。


「来ても大丈夫なのか?」


先生は心配そうな顔で俺に言った。


「ええ。もうこの通り体は絶好調ですよ」


「そうか、まぁ、最初は君が事故に遭ったというのを聞いた時は心配したよ」


「ご心配おかけました」


先生は高校入った時の担任で、卒業まで俺たちの担任を受け持つ先生でもあったので、生徒一人一人を大事にしている。


「遅刻は見逃してあげるから早く席に着きなさい」


「はい」


そう言われ、俺は自分の席に移動していすに座り、授業を受けた。


(どうりで校門から教室まで生徒が一人もいないわけだ)


そして、授業が再開され5か月も学校に行ってなかったから、授業の内容が頭に入ってこなかった。

突然、俺の隣の席の子が手を挙げた。


「先生、今日は退院した奴を祝いませんか?」


「昴、お前は何を言っている」


俺の隣に座っている男は俺の親友の1人、藤宮 昴。

昴は小学校の時からの友達で小学校時代は良く悪さをしていた。


「先生、せっかく退院してきたのに祝いもないのは可哀想だよ。しかも先生、プレゼントを持ってることも承知済みだよ」


「なっ!お前」


さすがは昴だ。

昴は皆が知らない情報をいっぱい知ってる。


「はぁ~、そこまで言われたら授業はできないね」


俺は次の言葉を期待してしまった。


「授業はここまでにして、退院祝いに派手にやろう」


その言葉に皆が歓喜の声を出して喜んでいた。

そして、教室で俺の退院祝いのパーティーが行われた。

パーティーはジュースにお菓子だけだけどそれなりに盛り上がってきた。

そして先生が俺にプレゼントしてきたものは10㌔のダンベルだった。

俺は素直に喜んだ。

先生は体育教師であったのでさんざん悩んだ挙句ダンベルになったようだ。


「先生、ありがとうございます」


「悩んだ挙句それになったが、喜んでくれてうれしいよ」


後々、トレーニング機器を買おうと思ったが、ダンベルを貰えたのは非常に嬉しい。


「昴、お前知ってて言っただろ?」


「ああ。そうでもしないと先生動いてくれないからな」


(さすが昴は何でも知っている。)


と思ったところで志乃舞についても知っているんじゃないかと思い昴に聞いてみた。


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