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復讐の決意


目が覚めると周りが真っ白な風景


壁も天井もベットまでも白で統一されている


「ここは……どこだ?俺は……確か……」


記憶が飛んでいるせいで肝心の部分が思い出せない。思い出そうとしていても、頭が痛く思い出さない


「ここにいても意味がない。外に出ないと」


体を起こそうとすると、右肩に激痛が走る。


右肩を触ると冷たさを感じた。


「なんだこれは!義手じゃないか」


右腕すべてが機械で覆われた義手となっていた


その時、扉が開くと白衣を着た男と二人の男女がいた。


俺は白衣の男に見覚えなかったが、二人の男女には見覚えがあった。


俺は二人の顔を見ると徐々に記憶がよみがえって来た。


海香の両親たちであった。しかし二人の顔は喜びと同時に悲しい顔をしていた。


「目を覚ましてくれたか。よかった……よかった…」


どうやらここは病院のようだ。俺は海香を連れて公園に行った帰りに車にひかれた後、近くにいた人が救急車を呼んでくれたようだ。


俺は車にひかれたとき海香も一緒だったことを思い出し、おじさんに聞いた。


「おじさん、海香はどこにいるんですか?大丈夫ですか」


俺は自分の心配より海香のことを心配した。


(自分がいるにもかかわらず海香にひどい目に遭わせてしまった)


後悔の念を心の中で感じていた。それに俺はおじさんおばさんになんて言ってお詫びをすればいいかわからなかった。

おじさんはいつまでも悲しい顔している。


そして口が開く。


「海香は別の部屋で治療を受けている。しかし今日が山場になるかも知らない」


俺はその言葉を聞き、痛みを感じつつも部屋を飛び出し、おじさんに教えてもらった部屋の前に来た。


扉の上には特別室と書いており、扉を開けると海香は呼吸器をつけられて、いまだ意識不明の状態が続いていた。


海香の体には、幸い傷がないのにほっとした時、すべての記憶を思い出しことができた。


そして、爆発的に怒りが出てきた。海香をこのようにした自分自身の後悔もあるが、それよりも車を乗っていた人物


そう、志乃舞がなぜあのようなことをしたのかわからなかった。


そして俺は決意する。


「俺はあいつを許さない。必ずこの手で復讐してやる」


そう言って、その場から出て行った。


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