イレギュラーな存在
更新遅くなって申し訳ない。これから忙しくなるので、更新が遅くなります。すいません
計画は順調だった。
私たちは連絡を取り合い、計画の準備を行なった。この計画が成功すれば3人で結婚することができる。私たちはそれだけに希望を持って取り組んだ。
しかし、ここでちょっと予想外な展開が起きた。
志乃舞一家の急な引っ越し。遠くに離れてしまうのかと思っていたが、案外近くだったので、計画に支障が出ることはない。そう考え、着実に計画を進めた。
そして、計画実行の日。朱刀を呼び出して、外に出たいと強請る。朱刀は嬉しそうに外に連れ出してくれた。もうここまでくれば、計画成就は確実だった。志乃舞が乗った車が見事朱刀に当たった。私たちは3人で暮らすことに執着していた。朱刀は案の定病院に搬送されたが、私たちが思っていたように、右手の切断は免れないほどの重傷を負っていた。これで、確実に私たちは3人で新婚生活を送ることができると歓喜して涙を流した。
「やったね、海香。ついに成功したよ。これで私たち遺書に暮らすことが可能になったよ」
「そうだね志乃舞。もう朱刀は絶対私たちと一緒にいないといけないことになるからね」
「そうそう。次ぎ合う時が楽しみだよ」
「うんそうだね。じゃあ、第二段階として私が怪我したふりするから、少し寝るね」
「うん。じゃあ、またあとでね」
そう言って志乃舞は外に出て、私はけがをしたかのようにして病院の特別治療室に行った。
ほどなく朱刀がやってきた。朱刀は私の姿を見て、すごく悲しそうな顔をしていた。まぁ、そんな顔をしている朱刀もかわいい反面、罪悪感が出てきた。だけど、仕方がない。それもこれもすべて朱刀のためだから。そう朱刀の夢をかなえるためにやっているから………
「なのになのになのになのになのになのにどうしてこうなったの?私たちの計画が最終段階に入ったっていうのにどうして朱刀の隣に女がいるの」
話は現在に戻り、ショッピングモールで朱刀と対峙していた。
「えっと、海香ってそんな性格だったっけ?」
ポカンと現状を理解していない朱刀がいる。そして、その隣で朱刀の腕にちゃっかり胸を押しつけ、私の方を見てニヤニヤしている愛空という女がいた。こんなの計算に入っていなかった。どこで計算が狂ったのか分からない。隣では、志乃舞が殺気に満ちた目で愛空を見ていた。いまにも、殺しそうな顔で……
「そんなこといったって、私は朱刀と結婚するためにここにいるの。それに昨日は私たちはホテルで一夜を共にした仲だから。そんなこと言われる筋合いはないわ。どうしてもというなら、私たちがあんなことやこんなことをしたことを話してあげようか?」
いかにも挑発的に言っている女。この女はそうそうに排除しないと朱刀のためにならない。いや、私たちの思い通りに事が進まない。そこである一計を考えた。だけど、ここでやるとギャラリーができてしまう。ここは何としても場所を変えないといけない。
「愛空さんちょっとここで言い合ってもらちが明かないし、ギャラリーができて、迷惑になるから場所を移さない?」
あくまで冷静に怒りをあらわにするわけにはいけない。ここで冷静にならないと私自信何をするかわからない。
「私は別にかまわないけど、朱刀はどうする?」
よりにもよって、朱刀に話しかける。もうそれだけでもイライラする。しかもさっきより胸を腕に押し付けている。しかし、朱刀はそんなのお構いなしにジッと私たちを見ていた。その目には怒りや殺気などないただただ冷たい目。こんな姿を見る朱刀は初めてだ。
「そうだね。何もかも話してもらうよ。志乃舞。海香……」
そして、私たち4人は場所を移した。誰にもばれない場所に。私たちは朱刀を手に入れるために何としてもイレギュラーな存在である愛空を排除しなければならない。もうこれは女の戦争といってもおかしくない。ただ私の頭の中には……
「排除」
の二文字しかなかった。
回想は海香目線であるため話がややこしくなるかもしれませんが、理解してくれたら嬉しいです。




