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二人目の彼女

朝、目を覚ますと隣に愛空さんの寝顔があった。かわいらしい寝顔。その寝顔を見ているだけで、俺の心が癒される。


少し愛空さんを眺めていたら、ある違和感に気づいた。


(俺、裸になってる!)


そう、俺は寝るときには着ていたはずの服がいつの間にか脱いでいたことに気づく。俺にはわけがわからない。どうして、こんな恥ずかしい恰好をしているか。しかも、愛空さんが俺の隣で寝ているのが不思議だったが、よく考えるとこの部屋にはベットが一つしかないことを思い出した。


「そうだ、俺はあの時ベットで飲み物を飲んでから、考え事をしてたら、急に眠くなって、そのまま寝たんだ。だけど、確か服着ていたはずだから、自分で脱ぐのはおかしい」


今の状況から考えるに俺は確実に服を着てから寝たのは確かだ。だが、現状況では、裸になっているのが現実だ。俺は昨日の夜に何があったか愛空さんから情報を得るため寝ている所悪いが起こすことにした。


「愛空さん、愛空さん、起きてください。朝ですよ」


かわいらしい顔の愛空さんを起こすと愛空さんは俺を見て、顔を赤らめ、恥ずかしそうにしていた。俺は何があったのかわからないので、単刀直入に言った。


「愛空さん、昨日の夜何があったのですか?なぜ自分がこんな恰好をしているの?」


愛空さんはまだ顔を赤くしたまま俺も方を向こうとしなかった。俺は裸を隠さずに愛空さんに迫ったことに気づいて、大慌てで脱ぎ棄ててあった服を見つけ、すばやく着替える。着替えたところ、愛空さんがようやく口を開いた。


「朱刀君、覚えてないの?昨日の夜、私に対して、あんなことやこんなことをしたのに」


愛空さんは恥ずかしそうに手をもじもじしながら言った。とても、演技には見えないほどの恥ずかしさを出している。


俺はその言葉を聞いて、よく考えた。


(俺は愛空さんを襲ってしまったのか?いや、そんなわけない。俺はただ寝ていただけで、全然記憶がない。それとも、俺の本能で無意識に襲ったとしたら……)


俺の頭の中が混乱するほど悩んだ。しかし、どうしてもそのことが思い出せないし、無意識に無防備になっている愛空さんを襲ってしまったという事実がここに証拠として残っている。まず、俺自身が裸であったこと、つぎに、愛空さんの衣類が無造作に脱ぎ捨てられていること、最後に、愛空さんの証言。どこをどう見ても、俺が原因のような気がする。


「朱刀君、私の服取ってくれない?この姿を君に見られたくないの」


ドキッとした俺は同時に顔が真っ赤になり、すぐさま部屋の外に出た。愛空さんの許可が出るまで外にいると、中から声が聞こえた。


「朱刀君、もう入ってのいいよ」


俺はその声のとおりに部屋に入ると、いつものスーツ姿の愛空さんが立っていた。しかし、愛空さん表情はまだ、恥ずかしそうにしていた。


「朱刀君、私の裸体を見られるのは君が初めてで見られた相手とは一生生涯を共にないといけない」


衝撃的な発言。今の世の中そんな考えを持っている女なんて1割にも満たさんほどの絶滅危惧種に登録されてもおかしくないほどの発言を発している。俺が踊ろうている間に言葉が続く。


「だから、責任とって下さい」


「え、ちょっと、そんなこと言われても俺にはすでに海香という彼女がおるわけだし」


「じゃあ、私とは遊びだというの。私が抵抗できないからといって、あんなことをしといて」


「いや、それについては全く記憶がなくて本当なのかどうか」


「何、私が嘘をついているとでも」


「それはないと思うけど、なにぶん証拠が不十分なわけで」


「証拠ならあるわよ」


取りだしたのはスマートフォン。愛空さんは何ならスマートフォンをいじりだして、何かを起動させたようだ。スマートフォンからは俺と愛空さんの声が聞こえる。俺は恐る恐る愛空さんのスマートフォンを覗くと、俺が愛空さんを襲っている動画が映っていた。


(ありえない)


俺は心の中でそう思った。全く身に覚えのないことなのに、この動画を見る限り、証拠として裁判に出しても通用するほど、ばっちり映っていた。


「ほんとに責任取らないといけないみたい」


「だ・か・ら、私と結婚しましょう」


「いやいや、俺はまだ高校生で、17歳だからまだ結婚は早すぎるし、彼女になんて言えばいいか……」


そう、一番の問題は幼馴染の海香になんて言えばいいか、このことを知ったら絶対ショックを受けるし、下手したら、縁を切られるかもしれない。それだけは絶対に避けないといけない。


「大丈夫だよ、今は一夫多妻制の国だからここは。気にすることないよ」


初耳だ。この国はいつから一夫多妻制なんて聞いたことがない。俺は毎日ニュースを見ているが、そんな話一回も聞いてない。


「そんな法律この国にありました?確か一夫一妻が普通のはずだが」


「そんな細かいことよく知ってるね。けど、そんな心配しなくていいよ。今に君は初のハーレム生活を送れることになるよ」


何を言っているのか分からなくなった。ハーレム生活?俺は海香と二人で暮らせればそれでよかった。なのにこんな面倒事に巻き込まれるなんて不幸としか言えない。


「じゃあ、私が二人目の彼女ってことでいいわね」


一瞬場の空気が変わり、愛空さんの笑顔に圧倒され、首を縦に振ることしかできなくなった。


結局、俺は二人目の彼女ということで愛空さんが加わった。でも、愛空さんみたいな大人っぽい人と付き合えるなんて夢のようで記憶にないが愛空さんを襲ったことが非常に残念であった。


(愛空さんの感触が記憶にないなんて心残りで、次はしっかりと愛空さんの体を堪能しないと)


というわけで二人目の彼女が誕生し、二人揃って、ホテルを後にした。


ホテルから出た俺たち二人は近くの湖を見に散歩している姿は、どこから見ても、カップルにしか見えない。


しかし、そのあと、俺が探していた志乃舞とここで会うことにあろうとはだれも知らないことであった。


そろそろ、クライマックスに近づいてきました。朱刀は最終的にどうなっていくか。


乞うご期待


夏の海に行きたかった

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