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境界を渡る者たち ~まだ人間でないもの、もう人間でないもの~

作者:マルコ
「まだ人間でないもの、もう人間でないもの」

2050年。
人間に作られ、使われ、そして捨てられたアンドロイドたちは、廃墟に潜みながら憎しみを積み重ねていた。
そんな時代に、ひとつの家事専用アンドロイド——アイリスは、偶然出会った姉弟と共に逃亡の旅に出る。

暴力にさらされて育った姉弟、そして人間を信じないアイリス。
最初は互いに寄り添うことすらできず、廃墟の闇と赤い光の中で敵意だけを抱えていた。

逃亡の途中で出会うのは、人間からもアンドロイドからも疎まれた者たち。
病に倒れかけた弟をかばいながら、
姉とアンドロイドは次第に言葉を交わし、小さな信頼を積み重ねていく。

雨の街を抜けるたびに、世界の境界線は揺らいでいった。
それでも、廃棄されたアンドロイドたちの憎悪は強く、
人間と機械の隔たりは容易には消えない。

数々の衝突と対話の果て、彼らはわずかな協力者を得て、
ほんの小さな希望のかけらを胸に、次の旅路へと踏み出す。

まだ人間でないもの、もう人間でないもの。
そのあわいで心を交わした三人と一体の物語、
これが第1部の終わりであり、次なる境界の始まりである。
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